地上22階、高さ100m「東京消防庁新本部庁舎」の基本計画が公開！鉄塔を含む高さは185m程度で2028年度着工予定 : 超高層マンション・超高層ビル

イメージ[出典：東京消防庁]

　大手町にある東京消防庁本部庁舎の建替え「東京消防庁新本部庁舎」の基本計画が東京消防庁より公開されました。建設予定地は現本部庁舎の北側の気象庁跡地で、地上22階、高さ100m（鉄塔を含む高さは185m）、延床面積約6万3000㎡規模で、低層部には商業施設も入る計画となっています。この記事では同新庁舎の概要や現況、地図等を載せています。

フロア構成[出典：東京消防庁]

　「東京消防庁新本部庁舎」は大手町にある「東京消防庁本部庁舎」の建替えで、敷地の北側にある気象庁跡地で計画されています。新庁舎の規模は地上22階、地下3階、高さ100m程度、鉄塔を含む高さは185m程度、敷地面積は最大5,300㎡程度、延床面積は約6万3000㎡で2028年度着工、2032年度竣工予定となっています。建設関連費は約800億円の予定です。23年度に実施された基本計画策定支援業務は、山下PMCが担当し、その前段の基本構想策定支援業務と本部庁舎解体工事計画策定支援業務は三菱地所設計が担当しています。

　低層階には「丸の内消防署」の他に都民に開かれた施設として飲食店や物販施設、救命講習会場など防災施設や情報施設が計画されており、中高層部には事務室が配置されます。また、地下は駐車場の他に資機材庫、文書庫等の配置が検討されています。

建設予定地[出典：東京消防庁]

　計画地は現本部庁舎に北側に位置する気象庁跡地の一部が予定されています。

　この辺りの最寄り駅は東京メトロ東西線「竹橋」駅で、東京メトロ・都営線の各「大手町」駅も徒歩圏となっています。JR「東京」駅やJR「神田」駅からは少々距離があります。

　2019年12月14日にヘリから撮影した「東京消防庁本部庁舎」です。その左が気象庁の敷地でそちら側に「東京消防庁新本部庁舎」(地上22階、高さ100m程度)が建設予定となっています。

　同じ頃に撮影した「東京消防庁本部庁舎」です。大手町最前列に位置するビルの一つでした。

名称：東京消防庁新本部庁舎
所在地：東京都千代田区大手町１丁目7番28の一部
交通：東京メトロ「竹橋」駅
　　　東京メトロ各線「大手町」駅
　　　都営三田線「大手町」駅
用途：消防署、防災施設、事務所、商業施設
階数：地上22階、地下3階
高さ：100m程度（鉄塔を含む高さ 185m程度）
構造：未定（免震構造）
基礎工法：未定（支持層20mと想定）
敷地面積：最大5,300㎡程度
建築面積：－
延床面積：約63,000㎡
建築主：東京消防庁
設計者：－
施工者：－
工期：2028年度着工～2032年度竣工予定
建設関連費：約800億円

▼東京消防庁（2024年3月29日）
新本部庁舎整備に関する情報

▼建設通信新聞（2024年4月2日）
延べ6.3万㎡、28年度着工/建設関連費は約800億/東京消防庁の新本部庁舎基本計画