船の科学館

 「船の科学館」の解体工事が2024年4月1日から五洋建設の施工で行われることが、現地に設置された解体工事のお知らせより判明しました。解体されるのは船の形をした本館や別館で、初代南極観測船「宗谷」の展示は引き続き行われます。2011年10月から本館での展示は休止していましたが、ついに建物も姿を消すことになりました。この記事では同館の概要や現況、地図等を載せています。




 「船の科学館」はゆりかもめ「東京国際クルーズターミナル(旧船の科学館)」駅前にある船の形をしている海事博物館で「クイーン・エリザベス2号」をモチーフにしています。同館は2011年10月から本館での展示を休止していましたが、2024年4月1日から五洋建設を施工者として解体工事が始まることになりました。営業していた頃は船の歴史や構造など船や海洋に関する展示が行われており、船の煙突に相当する部分は展望台となっていました。まだ詳細は発表されていませんが、候補地も含めてリニューアル計画が進められているとのことです。

 本館の規模は地上6階、地下1階、塔屋2階、高さ32.6m、最高高さ48.5m、展望塔の高さは70mで尖塔部を含む高さは90m、全長210m、幅26m、敷地面積約4万6000�屐�建築面積約4,990�屐�延床面積1万6869.07�屬箸覆辰討い泙后7�築主は財団法人 日本船舶振興会(現・公益財団法人 日本財団)、設計者は三橋建築設計事務所(現・三橋設計)、施工者は不動建設、運営は公益財団法人 日本海事科学振興財団、工期は1970年12月26日着工、1974年3月竣工、開業は海の記念日(現:海の日)である1974年7月20日でした。




船の科学館解体工事のお知らせ

 「船の科学館」の解体工事のお知らせです。事業主は日本海事科学振興財団、解体工事の施工者は五洋建設で、解体工期は2024年4月1日から2025年10月31日までとなっています。



船の科学館解体工事

 現地には五洋建設のマスコットキャラクター「Mr.PENTA」もいました。



船の科学館

 2023年12月28日に東京国際クルーズターミナルから撮影した「船の科学館」です。英国のクルーズ客船「クイーン・エリザベス2号」をモチーフにした船の形をした船や海洋に関する博物館となっていました。



船の科学館

 船の全長は210m、幅は26m、高さは32.6m(最高高さ48.5m)という規模となっています。



船の科学館

 船の煙突部分となる展望塔の展望室の高さは70mで、尖塔部含む最高高さは90mとなっています。



船の科学館

 背後にはフジテレビなどお台場の超高層ビル群が見えています。そのお台場の住所は港区台場となりますが、この「船の科学館」がある場所の住所は品川区東八潮となっています。また、右側に見えているゆりかもめの高架の向こう側にある広大な駐車場は江東区青海となっています。



船の科学館

 広角で撮影。右側に停泊している船は初代南極観測船「宗谷」で、本館や別館は解体されますが「宗谷」の展示は引き続き行われます。



船の科学館

 「船の科学館」の西側と北側にある「潮風公園」から撮影。



船の科学館

 北側の塀はかなりボロボロになっていました。



船の科学館

 廃墟感が漂うこの景色も見納めになりそうです。



船の科学館

 北東側から撮影。この右側にはプール跡地に建設された「日本財団パラアリーナ」があります。そちらは解体対象ではないため、この駐車場などはこのまま残ることになりそうです。



船の科学館

 南東側から撮影。



船の科学館

 手前の青い屋根の建物が別館でこちらは解体対象となっています。



船の科学館

 東側から撮影。この角度から見ると船といった感じはしません。



船の科学館

 同じ日にレインボーブリッジから撮影。足場の設置はいつになるのかわかりませんが、全景を見られるのはあとわずかなので今のうちに見納めしておくことをオススメします。




船の科学館の展望台

 「船の科学館」にあった展望台です。360度景色が眺められる2層の展望台となっていました。



船の科学館の展望台からの眺め

 これは2009年7月に撮影した展望台からの眺めです。



船の科学館の展望台からの眺め

 品川駅方面のタワマン群にズームです。



船の科学館の展望台からの眺め

 もうこの頃には芝浦アイランドのタワマンは完成していました。



船の科学館の展望台から見た東京タワー

 東京タワーにズームです。今なら麻布台ヒルズなど複数の超高層ビルがこの景色に加わっています。



船の科学館の展望台から見たガンダム

 そしてこの頃は潮風公園に実物大ガンダムがありました。



船の科学館の展望台から見たプール

 船の科学館にはプールもありました。



船の科学館の展望台から見たグランドニッコー東京台場

 「グランドニッコー東京 台場」(地上30階、tかあさ113.31m)にズームです。当初は「ホテル・グランパシフィック・メリディアン」としてオープンし、撮影時には「ホテル グランパシフィック LE DAIBA」となっており、現在は「グランドニッコー東京 台場」となっています。



船の科学館の展望台からの眺め

 「グランドニッコー東京 台場」の右奥に見えていた「THE TOKYO TOWERS」(地上58階、高さ193.5m)など勝どき方面にズームです。建設中のタワーマンションは「勝どきビュータワー」(地上55階、高さ193m)です。



船の科学館の展望台から見たフジテレビ

 「フジテレビ本社ビル」(地上25階、高さ123.45m)にズームです。フジテレビは1996年竣工でそれなりに古いビルになりつつあります。



船の科学館の展望台からの眺め

 東側です。駅前の広大な駐車場は今も駐車場のままです。



船の科学館の展望台からの眺め

 ズームです。



船の科学館の展望台から見た東京ビッグサイト

 東京ビッグサイトにズームです。



船の科学館の展望台からの眺め

 目の前にある「東京国際交流館」にズームです。



船の科学館の展望台からの眺め

 「日本科学未来館」などにズームです。



船の科学館の展望台から見た青函連絡船「羊蹄丸」

 現在、初代南極観測船「宗谷」がある場所には青函連絡船「羊蹄丸」が保存展示されていました。



船の科学館の展望台から見た初代南極観測船「宗谷」

 当時は初代南極観測船「宗谷」は本館側で展示されていました。もう今では見られない光景がいっぱいです。そしてこの展望台があった「船の科学館」ももうすぐ見られなくなります。









名称:船の科学館
所在地:東京都品川区東八潮3-1
交通:ゆりかもめ「東京国際クルーズターミナル」駅
用途:博物館
階数:地上6階、地下1階 + 塔屋2階 + 展望塔
高さ:32.6m(最高高さ48.5m)、全長210m、幅26m
展望塔:高さ70m(尖塔部含む高さは90m)
構造:鉄筋コンクリート造、鉄骨造
敷地面積:約46,000��
建築面積:約4,990��
延床面積:16,869.07��
建築主:財団法人 日本船舶振興会
設計者:三橋建築設計事務所(現・三橋設計)
施工者:不動建設
工期:1970年12月26日着工〜1974年3月竣工
開業:1974年7月20日(海の記念日・現:海の日)




▼公式HP:船の科学館
https://funenokagakukan.or.jp/