完成イメージパース[出典：東京都]
大崎駅西口側で建設中の「大崎駅西口F南地区第一種市街地再開発事業」(地上37階、高さ143m)の完成予想図です。住友不動産による低層部にオフィスなどが入るタワーマンションで、南側にあるシンクパークタワーに歩行者デッキで接続することで大崎駅まで繋がります。この記事では同タワマンの概要や建設状況（2024年3月2日時点）、地図等を載せています。
大崎駅西口F南地区について
完成イメージパース
「大崎駅西口F南地区第一種市街地再開発事業」は大崎駅の西側（山手線外側）のタワーマンションで、規模は地上37階、地下3階、高さ143m、敷地面積5,054.42�屐�建築面積約3,030�屐�延床面積約5万3400�屐∩躙与�約460戸となっています。建築主は大崎駅西口F南地区市街地再開発組合（参加組合員：住友不動産）、設計者は日建設計、施工者は前田建設工業で2026年2月中旬の竣工予定です。
これは現地の電光掲示板に掲載されている最新の完成予想図で、1枚目と見比べると形状は変わりませんが低層部を中心にデザインが変更されています。
断面図[出典：住友不動産]
本組合設立時の断面図です。当時は地上35階で計画されており、そのときのフロア構成は地下1階〜地下3階が駐車場等、地上1階が店舗・保育所等、2階〜5階が事務所・公益施設、6階が機械室等、7階〜35階が約460戸の住宅フロアとなっていました。
最新の完成予想図と見比べた感じでは低層部のフロア構成に変更はなさそうです。また、建設地は傾斜地となっているため1階は坂の上に設定され、歩行者デッキと接続するフロアが1階扱いとなります。
配置図[出典：東京都]
建設地は大崎駅の西側で、大崎駅にペデストリアンデッキで直結する「シンクパークタワー」に歩行者デッキで接続します。また、周囲には歩道状空地や広場などが整備されます。
位置図
位置図[出典：住友不動産]
計画地は大崎駅西口側で「大崎駅西口地区地区計画区域」の「F南地区」に位置しています。北側のF北地区、東側のF東地区ではまだ再開発が行われていないため、将来的には視界を遮る建物が建設される可能性がありますが、西側は「品川区立芳水小学校」と「居木神社」があるため目の前に巨大な建物が建設され可能性は低いです。
GoogleEarthに加筆
大崎駅周辺には複数のタワーマンションがありますが、駅周辺はオフィスビルとなっているため、ここが改札まで一番近いタワーマンションになります。
建設状況
2024年3月2日に「シンクパークタワー」(地上30階、最高高さ140.5m)のデッキから撮影した「大崎駅西口F南地区第一種市街地再開発事業」(地上37階、高さ143m)の建設地です。
撮影時の作業工程は地下躯体工事と山留工事となっていました。
地上から撮影。この奥が傾斜地となっていることからそちらが1階レベルとなり、こちら側は地下1階となります。ただ、これは建築基準法上の話しで運用ではこちらが1階になるかと思います。
南側の高台から撮影。都心側には大崎の超高層ビル群が広がりますが、逆に西側には高い建物がないため開けた視界が広がります。
西側から撮影。
「居木神社」がある北西側から撮影。プレハブ事務所があるあたりに広場が整備されます。また、中央に見えている超高層ビルが歩行者デッキで接続する「シンクパークタワー」(地上30階、最高高さ140.5m)です。
地図
物件概要
建築計画のお知らせです。
■物件概要■
事業名：大崎駅西口F南地区第一種市街地再開発事業
所在地：東京都品川区大崎三丁目500番の一部
交通：JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン「大崎」駅
りんかい線「大崎」駅
東急池上線「大崎広小路」駅
用途：住宅、事務所、店舗、保育所等
総戸数：460戸
階数：地上37階、地下3階
高さ：143m
構造：鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法：直接基礎
敷地面積：5,054.42��
建築面積：3,030��
延床面積：53,400��
建築主：大崎駅西口F南地区市街地再開発組合
参加組合員：住友不動産
設計者：日建設計
施工者：前田建設工業
工期：2023年1月中旬着工〜2026年2月中旬竣工予定
出典
▼住友不動産：ニュースリリース（2021年3月15日）
「大崎駅西口F南地区第一種市街地再開発事業」組合設立認可
▼東京都：報道発表（2021年3月4日）
大崎駅西口F南地区市街地再開発組合の設立を認可
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