東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業

 建設工事が再開した「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」(地上51階、最高高さ249.72m)の建設地です。2024年1月27日に撮影しました。2023年9月19日に鉄骨が落下する事故が発生した建物で、2024年1月16日から工事が再開しています。この記事では同再開発の概要や建設状況、地図等を載せています。




東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 外観イメージ
B地区 外観イメージ[出典:東京建物]

 「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」は東京駅前の外堀通りと八重洲通りに接道する超高層オフィスビルで、規模は地上51階、塔屋1階、地下4階、最高高さ249.72m、敷地面積1万604.25屐建築面積8,388.50屐延床面積22万5063.24屬箸覆辰討い泙后7築主は東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合(参加組合員:東京建物、都市再生機構)、設計者は大林組、施工者は大林・大成建設共同企業体(代表:大林組)で2025年度の竣工予定です。



東京駅前八重洲一丁目東A地区・B地区地区第一種市街地再開発事業 外観イメージ
A地区・B地区 外観イメージ[出典:東京建物]

 東京駅側から見た完成予想図です。外堀通りに八重洲通りが接続する角地はA地区として、地上10階、地下2階、高さ45m、最高高さ52m、敷地面積1,281.82屐建築面積1,240屐延床面積1万2250峙模のビルが建設されます。建築主は東京駅前八重洲一丁目東A地区市街地再開発組合(参加組合員:東京建物)、設計者は大成建設で2024年2月1日着工、2026年2月28日の竣工予定です。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 外観完成予想CG
外観完成予想CG[出典:公式HP]

 北東側から撮影。鉄骨の落下が事故があったのは左下の低層部で、梁を支える土台の「支保工」が鉄骨の重量計算にミスのため強度不足となり、事故に至った可能性があると報道されています。
※ 出典:大林組が鉄骨の重量計算ミスか、土台への負担が過重に 東京・八重洲の鉄骨落下事故(産経新聞:2024年2月11日)



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 配置図
配置図[出典:東京都環境局]

 A地区は八重洲通りと外堀通りに面した東京駅前の角地で、B地区は八重洲通りと外堀通りに接道するL字型の敷地となっています。外堀通り沿いには複数の既存建物が残るため超高層ビル本体は路地に面した敷地北東側に配置されます。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 断面図
断面図[出典:東京都環境局]

 B地区のフロア構成は地下にバスターミナル東京八重洲、低層部にカンファレンス(大ホール)、医療施設(学校法人日本医科大学 八重洲健診センター)、屋内広場、店舗等、中高層部にオフィスフロアが配置されます。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 断面図
断面図[出典:東京都環境局]

 外堀通りに面した東京駅側の低層部には住宅(戸数不明)が配置されます。建築物環境計画書制度によると住宅等の面積は1,768.60屬箸覆辰討り、戸数的にはそれほど多くはならなさそうなため権利者住宅になるものと思われます。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 断面図
断面図[出典:東京都環境局]

 A地区は商業施設と業務施設が入るビルになります。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 フロア構成図
フロア構成図[出典:公式HP]

 フロア構成の詳細です。地下1階が八重洲地下街にも接続するバスターミナル、地上1階〜3階が商業施設、4階がオフィスロビー、3〜6階がカンファレンス・劇場・ホール、5〜6階が医療施設(学校法人日本医科大学 八重洲健診センター)、そして9〜50階がオフィスフロアとなります。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 アクセス概念図
アクセス概念図[出典:公式HP]

 八重洲地下街とは3カ所で接続します。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 外観完成予想CG
外観完成予想CG[出典:公式HP]

 低層部の完成予想図です。左の低層棟部に約800名収容可能な劇場が入ります。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 外観完成予想CG
外観完成予想CG[出典:公式HP]

 北東側から見た低層部です。こちらの1〜3階が商業施設となります。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 外観完成予想CG
外観完成予想CG[出典:公式HP]

 3階にはテラスが設置されることもわかります。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 外観ゲート完成予想CG
外観ゲート完成予想CG[出典:公式HP]

 外堀通りに面した場所に設置されるエントランスゲートの完成予想図です。両側の形だけ描かれている建物は再開発に参加していないビルで、左は金券ショップ、右は消費者金融が勢ぞろいしたビルとなっています。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 お祭り広場完成予想CG
お祭り広場完成予想CG[出典:公式HP]

 1階に配置される3層吹き抜けのお祭り広場の完成予想図です。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 大庇下広場完成予想CG
大庇下広場完成予想CG[出典:公式HP]

 その隣には4層吹き抜けの大庇下広場があり、そこに設置されるエスカレーターを上った先がオフィスロビーになります。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 オフィスロビー完成予想CG
オフィスロビー完成予想CG[出典:公式HP]

 4階に配置されるオフィスロビーの完成予想図です。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 劇場完成予想CG
劇場完成予想CG[出典:公式HP]

 3〜5階には約800名収容可能な東京駅前初の段床型の劇場が整備されます。また、6階にはカンファレンスホールが整備され、劇場と合わせて運営はぴあとコングレに決定しています。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 17階平面図
17階平面図[出典:公式HP]

 基準階Aバンク・17階平面図です。約760坪、幅76.40mの無柱空間で東京駅側がメインとなるオフィスフロアとなります。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 13th Floor 完成予想CG
13th Floor 完成予想CG[出典:公式HP]

 13階には共用フロアが用意され、ワーカーラウンジではフードメニューも用意され、カフェ利用も可能となります。また、シェアキッチンを活用したイベント利用も可能で、カジュアルなランチミーティングなどが実施可能な会議室も用意されます。

 完成予想図は公開されていませんが、41階にもミーティングにも利用可能な高層ラウンジが用意されます。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 外観完成予想CG
外観完成予想CG[出典:公式HP]

 北東側上空から見た「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の完成予想図です。八重洲エリアではここが最も高い超高層ビルになります。




東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 位置図
位置図[出典:東京都環境局]

 建設地は「東京」駅前の八重洲エリアで外堀通りと八重洲通りに接道する敷地となっており、直結する八重洲地下街経由で「東京」駅に接続します。他にも「日本橋」駅や「京橋」駅、「大手町」駅などが徒歩圏に点在しています。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 位置図
位置図[出典:公式HP]

 八重洲通りを挟んだ南側には「東京ミッドタウン八重洲」(地上45階、高さ238.2m)が開業しており、他にも外堀通り沿いでは「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」(地上43階、高さ223.42m)や「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」(地上44階、高さ218m)の既存建物の解体工事が始まっています。また、この図には描かれていませんが八重洲二丁目中地区の隣では「八重洲二丁目南特定街区」(地上39階、高さ約230m)も計画されています。これれら全て完成すると八重洲エリアにずらっと高さ200m超えの超高層ビルが並びます。



_東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 地下1階ネットワーク
地下1階ネットワーク[出典:公式HP]

 地下では八重洲地下街に3カ所で接続し、そしてバスターミナルも整備されます。このバスターミナルは京王電鉄バスが運営する「バスターミナル東京八重洲」の第2期エリアで2025年度開業予定となっています。




東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業

 2024年1月27日外堀通り沿いの北西側から撮影した「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」(地上51階、最高高さ249.72m)の完成予想図です。手前の金券ショップと消費者金融が勢ぞろいしたビルは再開発に参加していないのでこのまま残ります。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業

 少し移動してもう1枚。丸の内・大手町側の大名屋敷街だったことからまとまった土地となっていますが、八重洲側は商人街だったため土地が細かく分かれており今の虫食い状態に繋がっています。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業

 路地が交差する北東側から撮影。こちらの角地側が高さ約250mとなります。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業

 オフィスフロアの鉄骨がどんどん組まれ始めたところで建設工事がストップしましたが、今は工事が再開しています。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業

 劇場が入る八重洲通りに面した低層部側です。ここで鉄骨が落下する重大事故が発生して工事がストップしていました。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業

 八重洲通り側から撮影。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業

 八重洲通り側からもう1枚。この左側がA地区となっています。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業

 A地区には商業施設とオフィスが入る「東京駅前八重洲一丁目東A地区第一種市街地再開発事業」(地上10階、最高高さ52m)が建設されます。



東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業

 八重洲グランルーフから撮影。工事は再開していますが、事故前と比べて左端のタワークレーンがクライミングしたくらいで新たな鉄骨が組まれた様子は見当たりませんでした。









東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 建築計画のお知らせ

 B地区の建築計画のお知らせです。

■物件概要(B地区)■
計画名:東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業施設建築物等新築工事
所在地:東京都中央区八重洲一丁目201番地の一部、203番地の一部、205番地の一部、207番地の一部
交通:JR各線「東京」駅
   東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅
   東京メトロ銀座線「京橋」駅
用途:事務所、飲食店舗、劇場、カンファレンス、医療施設、共同住宅、自動車車庫
階数:地上51階、塔屋1階、地下4階
高さ:249.72m(最高高さ249.72m)
構造:鉄骨・一部鉄骨鉄筋コンクリート造
耐震性能:制震構造
基礎工法:杭基礎
敷地面積:10,604.25
建築面積:8,388.50
延床面積:225,063.24
建築主:東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合
参加組合員:東京建物、都市再生機構
設計者:大林組
施工者:大林・大成建設共同企業体(代表者:大林組)
工期:2021年10月1日着工〜2025年度竣工予定




▼公式HP:東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業
https://office.tatemono.com/yaesupj/

▼東京建物:ニュースリリース(2024年1月12日)
「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」建設工事の再開について

▼東京建物:ニュースリリース(2023年8月10日)
「東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業」劇場・カンファレンス施設 ぴあ株式会社・株式会社コングレによる運営が決定

▼東京建物:IRニュース(2023年7月27日)
「統合報告書2023」を公表しました
※ P.19 八重洲プロジェクトにおける社会価値の創出

▼東京建物:ニュースリリース(2023年1月12日)
「東京駅前八重洲一丁目東A地区市街地再開発事業」権利変換計画認可のお知らせ

▼東京建物:ニュースリリース(2019年1月18日)
「東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」B地区市街地再開発組合設立のお知らせ 権利者や地域の皆様と共に、八重洲の歴史と伝統を未来へ繋ぐ街づくりを目指して

▼京王電鉄バス(2022年3月15日)
9月17日(土)開業予定の(仮称)八重洲バスターミナルの名称を「バスターミナル東京八重洲」に決定

▼国土交通省:プレスリリース(2020年12月23日)
国際都市東京に新たな陸の玄関口が誕生
〜東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業を国土交通大臣が認定〜


▼東京都 都市整備局:報道発表(2019年1月10日)
東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合設立認可