内神田の板状オフィスビル「(仮称)内神田一丁目計画」(地上26階、高さ128m)の建設地です。2024年1月27日に撮影しました。建設地は大手町の超高層ビル群の北側、内神田エリアの日本橋川(首都高)に面した場所で、日本橋川には大手町と繋がる人道橋も整備されます。この記事では同再開発の概要や建設状況、地図等を載せています。
(仮称)内神田一丁目計画について
外観イメージ[出典：三菱地所]
「(仮称)内神田一丁目計画」は大手町の北側となる内神田のオフィスビルで、規模は地上26階、塔屋2階、地下3階、高さ128m、敷地面積5,105.70�屐�建築面積約3,350�屐�延床面積約8万5400�屬箸覆辰討い泙后７�築主は三菱地所、設計者は三菱地所設計、施工者は大成建設で2025年11月末の竣工予定です。
断面図[出典：三菱地所]
フロア構成は地下に駐車場、1・3階に店舗、1階にオフィスエントランス、3階にオフィスロビー、2〜4階にビジネス・産業支援施設、そして5〜25階がオフィスフロアとなります。
配置図[出典：三菱地所]
「(仮称)内神田一丁目計画」の建設地は大手町と内神田の境目にある日本橋川に面した場所で、その日本橋川には大手町仲通りに繋がる人道橋が架けら、これにより大手町・丸の内・有楽町エリアを南北に貫く「仲通り」機能が神田エリアまで延伸されることになります。人道橋が繋がる場所には約1000�屬慮鯲�広場が整備され、日本橋川には防災船着場も配置されます。
1階オフィスエントランスホール[出典：三菱地所]
エントランスホールの完成予想図です。計画地は江戸時代に木材等の荷上場であった歴史的背景より、壁・天井の仕上げに木材パネルが利用されます。
また、2〜4階のビジネス・産業支援施設や、5〜25階のオフィスフロアに配置されるリフレッシュコーナーの露出天井仕上げには、MEC Industry社の新木質建材「MIデッキ」が使用されます。
人道橋イメージ[出典：三菱地所]
日本橋川に架けられる人道橋の完成イメージです。橋の頭上に薄っすらと線で描かれていますが、ここは首都高地下化の範囲外のため人道橋の頭上には首都高があります。
防災船着場イメージ[出典：三菱地所]
日本橋川に整備される防災船着場の完成イメージです。敷地の脇を流れる日本橋川にはかつて「鎌倉河岸」が存在し、江戸城築城の起点（荷上場）となって栄えてきた歴史があり、その荷上場の機能を復元すべく防災船着場が新設されることになりました。ビル内には観光案内所が設置され、舟運サービスとの連携も計画されているとのことです。
位置図
位置図[出典：三菱地所]
建設地は大手町と神田エリアの境目を通る首都高（日本橋川）沿いの北側で、東京メトロ各線・都営三田線「大手町」駅やJR「神田」駅など複数の駅が徒歩圏となっています。JR「東京」駅も徒歩圏となっていますがJRの駅としては「神田」駅の方が近いです。
建設状況
2024年1月27日に北西側から撮影した「(仮称)内神田一丁目計画」(地上26階、高さ128m)の建設地です。2基目のタワークレーンが設置されていました。
北東側から撮影。南側には大手町の超高層ビル群が建ち並ぶ立地となっています。
南東側となる鎌倉橋から撮影。
建設地は首都高と日本橋川の隣接地で、日本橋川には既に防災船着場の整備が進んでおり、人道橋が整備も進められていることがわかります。ここの首都高地下化の対象外かつあまり高さがないため、橋のすぐ上が首都高の高架となります。
地図
物件概要
建築計画のお知らせです。
■物件概要■
名称：(仮称)内神田一丁目計画
所在地：東京都千代田区内神田１丁目31番11、12、13、14、15
交通：東京メトロ各線・都営三田線「大手町」駅
JR各線「神田」駅
用途：事務所、店舗、ビジネス支援施設、駐車場等
階数：地上26階、塔屋2階、地下3階
高さ：128m
構造：鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法：直接基礎
敷地面積：5,105.70��
建築面積：約3,350��
延床面積：約85,400��
建築主：三菱地所
設計者：三菱地所設計
施工者：大成建設
工期：2022年7月1日着工〜2025年11月末日竣工予定
出典
▼三菱地所：ニュースリリース（2022年10月19日）
（仮称）内神田一丁目計画にて当社オフィスビル初ZEB Readyの認証取得
〜新築建物においてZEB・各種環境認証の取得を積極的に推進〜
▼三菱地所：ニュースリリース（2021年4月15日）
丸の内から大手町、神田エリアへのつながり・拡がりを実現
「（仮称）内神田一丁目計画」始動
〜人道橋の架橋による回遊性向上、船着場整備による水辺空間の賑わい創出を実現〜
- カテゴリ
- 千代田区
