日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区

 高さ日本4位となる超高層ビル「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区」(地上52階、高さ283.96m)の建設地です。2024年1月27日に撮影しました。低層部は商業施設やMICE、中層部はオフィスフロア、そして高さ200mを超える高層部にはホテル(ウォルドーフ・アストリア東京日本橋)が配置され、高さ約250m地点には賃貸住宅が配置されます。この記事では同再開発の概要や建設状況、地図等を載せています。




日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 外観イメージパース
外観イメージパース[出典:三井不動産]

 「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」は日本橋エリアで最も高い超高層ビルとなる超大規模再開発で、日本橋川沿いにA街区とB街区が配置され、その背後に超高層棟のC街区が配置されます。

 C街区の規模は地上52階、塔屋2階、地下5階、高さ283.96m、敷地面積は1万5564.16屐建築面積は1万2590.79屐延床面積は37万4003.62屐建築主は日本橋一丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員:三井不動産、野村不動産、野村ホールディングス)、設計者は日建設計、デザインアーキテクトはペリ クラーク ペリ アーキテクツ、施工者は日本橋一丁目中地区市街地再開発事業建設共同企業体(代表企業:清水建設)で2026年3月31日の竣工予定となっています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 敷地配置図/用途断面図
敷地配置図/用途断面図[出典:三井不動産]

 A街区とB街区は中央通りと昭和通りに挟まれた日本橋川沿いで、C街区はその南側に位置しており、ここの日本橋川に架かる橋が地名ではないブリッジの「日本橋」となっています。永代通りに面したD街区は既存の「日本橋一丁目三井ビル(コレド日本橋)」(地上20階、最高高さ120.818m)で建替えはありませんが、C街区と接続する地下通路とデッキが新設されます。これらA〜C街区のフロア構成は以下の予定となっています。

■A街区
3階〜4階:業務施設
1階〜2階:店舗

■B街区
4階〜7階:住宅(約50戸)
1階〜3階:店舗

■C街区
48階〜51階 :居住施設(122戸)
50階    :居住施設ロビー
40階〜47階 :ホテル(197室)
40階    :ホテルロビー、スパ
23階〜38階 :高層オフィスフロア(基準階面積:約1300坪)
22階    :高層スカイロビー
10階    :低層スカイロビー
11階〜20階 :低層オフィスフロア(基準階面積:約1900坪)
7階〜8階  :ビジネス支援施設
5階〜7階  :MICE
地下1階〜4階:商業施設

 ホテルは高さ200m以上に位置しており、ヒルトンが運営する最上級ラグジュアリーブランドの「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」(全197室)が進出します。同ホテルには3つのレストランとウォルドーフ・アストリアを象徴するラウンジ&バー「ピーコック・アレー」、屋内プール、スパ、フィットネスセンター、宴会場、チャペルが備えられる予定となっています。

 高さ約250mとなる48階〜51階の居住施設は建築物環境計画書制度によると総戸数122戸の賃貸住宅となっています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 日本橋川沿い低層部外観イメージ
日本橋川沿い低層部外観イメージ[出典:三井不動産]

 日本橋川沿いに配置されるA街区(右)とB街区(左)の完成予想図です。A街区は大林組を施工者として既存の「日本橋野村ビル 旧館」の保存改修が行われており、B街区は野村證券本社の別館と本館の跡地で、地上7階、地下2階、高さ31.62m、延床面積6,573.85屬療絞沺共同住宅、駐車場等で構成されるビルが建設されます。B街区の施工者は清水建設を代表企業とした共同企業体となっています。

 また、この完成予想図は首都高地下化後の図となっており、地下ルートの開通が2035年予定、高架橋撤去完了が2040年予定のため、竣工から10年以上経たないとこの景観にはなりません。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 MICEエリア屋外デッキイメージ
MICEエリア屋外デッキイメージ[出典:三井不動産]

 C街区にはMICE施設としては2つの大型ホール(最大収容人数:合計約3,000人)と、会議室、ビジネス交流機能の他に屋外デッキも整備されます。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 オフィスエリア屋外テラスイメージ
オフィスエリア屋外テラスイメージ[出典:三井不動産]

 C街区の高層スカイロビーのある22階部分と思われる場所には屋外テラスも整備されます。ただ、描かれている人物から判断してオフィス入居者専用の空間になりそうです。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 外観イメージパース
外観イメージパース[出典:日立製作所]

 「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」のC街区において、日立製作所と日立ビルシステムが定格速度分速480mの超高速エレベーターや、定格速度分速300m・積載質量4550kg(定員70人)の高速・大容量エレベーターなどエレベーター104台、エスカレーター35台の昇降機を一括受注したことが発表されています。これはその発表時に公開された完成予想図です。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 外観イメージパース
外観イメージパース[出典:三井不動産]

 同再開発のC街区の高さ283.96mは、完成時には日本で4番目、計画中・建設中も含めると日本で7番目の高さ超高層ビルになります。以下は計画中・建設中も含めた日本の超高層ビル高さランキングです。

1位:Torch Tower(トーチタワー)(建設中)
   地上62階、高さ約385m、2027年度末予定、東京都千代田区

2位:六本木五丁目西地区第一種市街地再開発事業 A-1街区(計画中)
   地上66階、高さ327m、2030年度竣工予定、東京都港区

3位:麻布台ヒルズ森JPタワー
   地上64階、高さ325.49m、2023年6月、東京都港区

4位:あべのハルカス
   地上60階、高さ300m、2014年3月、大阪府大阪市

5位:横浜ランドマークタワー
   地上70階、高さ296.33m、1993年7月、神奈川県横浜市

6位:六本木五丁目西地区第一種市街地再開発事業 B街区(計画中)
   地上70階、高さ288m、2030年度竣工予定、東京都港区

7位:日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区(建設中)
   地上52階、高さ283.96m、2025年12月予定、東京都中央区




日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 位置図
位置図[出典:三井不動産]

 建設地は日本橋川に架かる橋「日本橋」の目の前で、東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅とは地下通路により駅直結となり、都営浅草線「日本橋」駅とは新たに整備する新改札で駅直結となる予定です。

 首都高地下化に伴い日本橋川沿いでは複数の再開発が動き出しており、同再開発の東側では地上40階、高さ約205mのオフィスビルと地上51階、高さ約213mのタワーマンションで構成される「日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業」、西側では地上27階、高さ140mのオフィスビル「日本橋一丁目1・2番地区」、そして日本橋川を渡った先の北側では地上33階、高さ約179.5mの共同住宅も入るオフィスビル「日本橋室町一丁目地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。他にも日本橋川沿いの再開発があり、全て完了すると東京駅周辺の超高層ビル群と日本橋の超高層ビル群が繋がります。




日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区

 2024年1月27日に昭和通り沿いの南東側から撮影した「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区」(地上52階、高さ283.96m)の建設地です。こちらの昭和通り沿いに高さ約284mの超高層棟が配置されます。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区

 この昭和通りの地下に都営浅草線が通っています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 昭和通りに架かる歩道橋から撮影。右側がA街区とB街区となっています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区

 まずはC街区にズームです。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 B街区

 そしてB街区にズームです。左の壁がむき出しのビルが「日本橋野村ビル 旧館」の保存改修が行われているA街区です。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区

 日本橋に架かる江戸橋から撮影。ここには首都高の江戸橋入口のスロープがありましたが、首都高地下化に向けて撤去されたため見通しが良くなっています。ただ、日本橋川沿いでは地上7階、高さ31.62mのB街区のビルが建設されるため、こうして見えるのは今だけです。



日本橋川

 その日本橋川です。江戸橋入口のスロープが撤去されただけでかなり広く感じるため、首都高地下化が完了すると景色がガラッと変わりそうです。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区

 北側から撮影。ここからどんどん見上げる高さになっていきます。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区

 中央通り沿いの北西側から撮影。右後ろのビルはD街区の「日本橋一丁目三井ビル(コレド日本橋)」(地上20階、最高高さ120.818m)で、C街区とは新設するデッキと地下通路で接続します。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区

 南西側から撮影。こちら側は完成予想図から判断して高さ100m程度になります。









日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区 建築計画のお知らせ

 C街区の建築計画のお知らせです。

■物件概要(C街区)■
事業名:日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)
ホテル名:ウォルドーフ・アストリア東京日本橋
所在地:東京都中央区日本橋1丁目32番
交通:都営浅草線「日本橋」駅 直結予定
   東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅 地下歩道により直結
   東京メトロ半蔵門線「三越前」駅
用途:事務所、店舗、集会場、ホテル、共同住宅、駐車場等
総客室数:197室
総戸数:122戸(賃貸)
階数:地上52階、地下5階
高さ:283.96m
構造:S造、一部RC造 及び SRC造
基礎工法:杭基礎、直接基礎
敷地面積:15,564.16
建築面積:12,590.79
延床面積:374,003.62
建築主:日本橋一丁目中地区市街地再開発組合
参加組合員:三井不動産、野村不動産、野村ホールディングス
設計者:日建設計
施工者:日本橋一丁目中地区市街地再開発事業建設共同企業体(代表企業:清水建設)
工期:2021年12月6日着工〜2026年12月31日竣工予定




▼三井不動産:ニュースリリース(2021年12月7日)
日本橋川沿い再開発第一弾、新たなランドマークとなる日本橋エリア最高・最大級のミクストユース開発
「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」着工
ZEB/ZEH認証・DBJ Green Building認証の取得など、次世代の新たな街づくりが始動


▼三井不動産:ニュースリリース(2020年10月27日)
ヒルトンの最上級ラグジュアリーブランド
「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」が日本初進出
〜三井不動産とヒルトンがブランディング及びマネジメント契約を締結、2026年に開業予定〜


▼日立製作所:ニュースリリース(2022年8月9日)
日本橋エリア最大規模の複合開発プロジェクトである「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」向けの昇降機139台を一括受注