麻布十番駅エリアの大規模再開発「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」の建設地です。2024年1月27日に撮影しました。左が北街区で地上42階、高さ164.37mのトライスター型のタワーマンションが建設され、右が南街区で地上31階、高さ120.75mのタワーマンションが建設されます。現地には建築計画のお知らせが設置され2025年1月に着工することが判明しています。この記事では同再開発の概要や既存建物解体状況、地図等を載せています。
三田小山町西地区について
完成予想図[出典：東京都環境局]
「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」は東京メトロ南北線「麻布十番」駅東側の大規模再開発で北街区と南街区に分かれています。北街区の規模は地上42階、塔屋2階、地下1階、高さ164.37m、敷地面積1万963.63�屐�建築面積5,836.61�屐�延床面積約10万6964.69�屐∩躙与�約740戸となっており、南街区の規模は地上31階、塔屋2階、地下1階、高さ120.75m、敷地面積9,473.10�屐�建築面積5,050.37�屐�延床面積約7万668.89�屐∩躙与�約670戸となっています。
両街区の建築主は三田小山町西地区市街地再開発組合（参加組合員：三井不動産レジデンシャル、日鉄興和不動産、三菱地所レジデンス、首都圏不燃建築公社）、設計者はアール・アイ・エー、特定業務代行者は戸田建設、大成建設で北街区は2025年1月6日着工、2029年2月28日竣工予定、南街区は2025年1月6日着工、2028年5月15日竣工予定となっています。
施設配置及び緑化計画[出典：東京都環境局]
北街区は住宅A棟とオフィス棟に分かれており、住宅A棟は地上42階、高さ164.37mのトライスター型のタワーマンションとなり、オフィス棟は地上8階、高さ約37m規模になります。南街区は住宅B棟、住宅C棟、公園に分かれており、住宅B棟は地上31階、高さ120.75mの板状のタワーマンションとなり、住宅C棟は地上16階、高さ約64mの中規模のマンションとなります。
両街区の周囲には広場などの緑地が整備され、北街区と南街区の間にある既存道路は区画道路1号として幅員9mの道路へ拡幅・再整備されます。
建物断面(北街区)[出典：東京都環境局]
北街区の住宅A棟はY字型となるトライスター型のタワーマンションとなり、住宅フロアは3階〜42階に配置されます。
オフィス棟(地上8階、高さ約37m)は1階に店舗が配置され、オフィスフロアは2階〜8階に配置されます。
建物断面(南街区)[出典：東京都環境局]
南街区の住宅B棟は板状のタワーマンションで1階〜2階に店舗、2階、3階に生活利便施設(保育所を検討)、そして4階〜31階に住宅フロアが配置されます。
住宅C棟は1階〜2階に店舗、3階〜16階に住宅フロアが配置されます。
位置図
計画地位置図[出典：東京都環境局]
計画地は東京メトロ南北線「麻布十番」駅の東側に位置しており、都営大江戸線「麻布十番」駅にも近い立地となっています。
2020年12月の同再開発方面の空撮です。赤い網掛けをした場所が「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」の計画地で、その右側には「パークコート麻布十番 ザ タワー」(地上36階、高さ129.06m)と「シティタワー麻布十番」(地上38階、高さ129.92m)といったタワーマンションが並んでおり、タワマン群と呼べる規模に成長することになります。
既存建物解体状況
2024年1月27日に北西側から撮影した「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業 南街区」(地上31階、高さ120.75m)の計画地です。既存建物の地上部の解体工事は終わっているようでした。
見た感じでは更地になっていますが、着工予定は約1年後の2025年1月6日のため、しばらくの間は埋蔵文化発掘調査が行われたりするのかもしれません。
この辺りは高低差のある土地となっていますが、建設地は麻布十番駅からフラットな道のりでアクセスできます。
敷地南側にある背後の特徴的な建物は地上7階建てマンションの「三田清風ガーデン」です。
南街区の中央あたりでは道路が整備中でした。配置図を見るとここに道路は予定されていないので、北街区と南街区の間に区画道路1号を整備するまでの、期間限定の仮設道路になるのかもしれません。
北東側から撮影した南街区です。奥側に地上16階、高さ約64mの住宅C棟が建設され、手前には公園が整備されます。
南西側から撮影した「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業 北街区」(地上42階、高さ164.37m)の計画地です。
東京タワーの左側のタワーマンションから順に「レジディアタワー麻布十番」(地上25階、高さ78.1m)、「パークコート麻布十番 ザ タワー」(地上36階、高さ129.06m)、「シティタワー麻布十番」(地上38階、高さ129.92m)となっています。また、左端には「麻布台ヒルズ森JPタワー」(地上64階、高さ325.49m)が見えています。
西側は首都高と古川があり護岸整備が行われています。
北街区の住宅A棟の建設地では既存建物の解体工事が終わっているようでしたが、オフィス棟の建設地では既存建物の解体工事がガツガツと行われています。
解体工事中の建物にズームです。
解体工事の工期は2024年7月31日までで、田中建設工業を施工者として行われています。
別角度からもう1枚。この辺りの解体はもうしばらく続くことになりそうです。
開いていたゲートから中を覗くと瓦礫の山が見えました。
敷地北側を通る道路から撮影。
敷地内の建物は全て解体に着手しています。
「麻布台ヒルズ森JPタワー」の33階にある一般開放されているスカイロビーから見た「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。
少し広角で撮影。奥は白金高輪駅周辺のタワマン群です。
さらに広角で撮影。白金高輪駅前のタワマン群を隠す程度の高さのタワーマンションが建設されることになります。
地図
物件概要(北街区)
北街区の建築計画のお知らせです。
■物件概要(北街区)■
事業名：三田小山町西地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物【北街区】
所在地：東京都港区三田一丁目1004番
交通：東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番」駅
用途：共同住宅、事務所、物販店舗、飲食店舗、駐車場、駐輪場
総戸数：約740戸
階数：地上42階、塔屋2階、地下1階（住宅A棟）
地上8階、地下1階（オフィス棟）
高さ：164.37m（住宅A棟）
約37m（オフィス棟）
構造：RC造、一部鉄骨造
基礎工法：直接基礎
敷地面積：10,964.63��
建築面積：5,836.61��
延床面積：106,964.69�屐紛般鎧楡漾�約9,300�屐⊂Χ隼楡漾�約2,100�屐�共同住宅：約92,900�屐�駐車場等：約2,700�屐�
建築主：三田小山町西地区市街地再開発組合
参加組合員：三井不動産レジデンシャル、日鉄興和不動産、三菱地所レジデンス、首都圏不燃建築公社
設計者：アール・アイ・エー
特定業務代行者：戸田建設、大成建設
工期：2025年1月6日着工〜2029年2月28日竣工予定
物件概要(南街区)
南街区の建築計画のお知らせです。
■物件概要(南街区)■
事業名：三田小山町西地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物【北街区】
所在地：東京都港区三田一丁目1005番
交通：東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番」駅
用途：共同住宅、保育園、飲食店舗、駐車場、駐輪場
総戸数：約670戸
駐車場台数：約200台
階数：地上31階、塔屋2階、地下1階（住宅B棟）
地上16階、地下1階（住宅C棟）
高さ：120.75m（住宅B棟）
約64m（住宅C棟）
構造：RC造、一部鉄骨造
基礎工法：直接基礎、杭基礎
敷地面積：9,473.10��
建築面積：5,050.37��
延床面積：70,668.89�屐幣Χ隼楡漾�約1,400�屐�共同住宅：約64,000�屐∪験萢�便施設：約700�屐�駐車場等：約4,600�屐�
建築主：三田小山町西地区市街地再開発組合
参加組合員：三井不動産レジデンシャル、日鉄興和不動産、三菱地所レジデンス、首都圏不燃建築公社
設計者：アール・アイ・エー
特定業務代行者：戸田建設、大成建設
工期：2025年1月6日着工〜2028年5月15日竣工予定
出典
▼三井不動産レジデンシャル：ニュースリリース（2023年1月19日）
「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」権利変換計画認可のお知らせ
〜約2.5ha、住宅・商業・オフィスのミクストユースプロジェクト〜
▼東京都都市整備局：市街地再開発事業
三田小山町西地区（組合施行）
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