JR関内駅前の「横浜市旧市庁舎街区活用事業」(地上33階、高さ169m)の建設地です。撮影した2024年1月13日にはタワークレーンが1基設置されました。ここは移転した「横浜市市庁舎」跡地の再開発で、オフィスや商業施設、ライブビューイングアリーナ、ホテルなどで構成される複合施設になります。この記事では同再開発の概要や建設状況、地図等を載せています。
横浜市旧市庁舎街区活用事業について
街区全体イメージ[出典：鹿島建設]
「横浜市旧市庁舎街区活用事業」は馬車道駅前に移転した横浜市庁舎跡地の再開発で、規模は地上33階、地下1階、高さ169m、敷地面積1万6522.02�屐�建築面積1万439�屐�延床面積12万8567�屬箸覆辰討い泙后�
建築主は三井不動産を代表者とするグループで構成員は鹿島建設、京浜急行電鉄、第一生命保険、竹中工務店、ディー・エヌ・エー、東急、設計者と施工者は鹿島建設と竹中工務店で2022年7月着工、2025年12月31日竣工予、2026年春のグランドオープン予定となっています。タワー棟の右側の低層ビルは村野藤吾作品である行政棟で解体はせずに、星野リゾートが運営するホテル「OMO7横浜」として保存活用されます。
概要[出典：鹿島建設]
タワー棟のフロア構成は3〜5階がエデュテイメント施設、6〜8階が新産業創造施設・ウェルネスセンター、11〜33階がオフィス・大学で11階にスカイロビーが配置されます。エデュテインメント施設は約6,800�峙�模で遊びとテクノロジーを融合し、楽しみながら心と身体の成長をサポートする新しい体験型施設となり、新産業創造施設は横浜市最大級のビジネスイノベーションの場で、企業が注目するアイデアをより具体化するためのコワーキングルーム、イベントスペース、ミーティングルーム、小規模オフィスが整備されます。
タワー棟前にはライブビューイングアリーナや商業店舗となるくすのきテラスが配置され、低層の旧市庁舎行政棟は星野リゾートが運営するホテル「OMO7横浜」となり、商業店舗のみなとテラスも併設されます。
街区配置図[出典：鹿島建設]
敷地内には駅前広場となる「関内フロント」が整備され、横浜スタジアム側のみなと大通り沿いに整備される「みなとテラス」からは横浜スタジアム・横浜公園方面と繋がるデッキが新設されます。
また、西側(左側)で計画されている「(仮称)関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」(地上30階、高さ約170m)に接続するデッキも計画されています。
施設完成イメージ[出典：横浜市]
その「(仮称)関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」(地上32階、最高高さ約170m)の完成予想図(中央)です。左では「(仮称)関内駅前北口地区第一種市街地再開発事業」(地上24階、最高高さ約120m)も計画されており、将来的には関内駅前に3棟の超高層ビルが建ち並びます。
街区全体夜景イメージ[出典：京浜急行電鉄]
低層部の夜景イメージです。右側で花火が打ち上がっている場所は横浜スタジアムです。
旧市庁舎行政棟 外観イメージ[出典：京浜急行電鉄]
解体せずに保存活用される村野藤吾作品の旧市庁舎行政棟です。ここは星野リゾートによる客室数約280室のホテル「OMO7横浜」となります。
OMOブランドとしては初の横浜進出で、OMOの後ろの数字はサービスの幅を表しており「OMO7（おもせぶん）」はカフェ・レストラン等を備えた都市のランドマークとなるフルサービスホテルが予定されています。
ライブビューイングアリーナ外観[出典：京浜急行電鉄]
駅前広場とライブビューイングアリーナの完成予想図です。
ライブビューイングアリーナ外観[出典：鹿島建設]
約3,000�峙�模となるライブビューイングアリーナは日本初の常設型となり、スポーツ・飲食・大型スクリーンによるライブ配信を楽しむことができます。
スカイロビーイメージ[出典：鹿島建設]
11〜33階はオフィスフロアとなり、11階にはスカイロビーが設置されます。
オフィス高層バンク平面図[出典：鹿島建設]
オフィス基準階は1フロア2,000�崢供�天井高2,800mm、奥行き最大約18mの整形無柱空間となります。
タワー棟断面図[出典：三井不動産]
オフィスフロアは全て11階のスカイロビー経由となる計画で、以前の情報から変わりなければ12〜15階には大学が入ります。
現地に設置された都市景観形成行為のお知らせに掲載されている南側の立面図です。
北側の立面図です。低層部の少し飛び出た部分が11階のスカイロビーです。
配置図です。右上の黒い部分が横浜スタジアム方面へ繋がるデッキです。
位置図
位置図[出典：鹿島建設]
建設地はJR「関内」駅の目の前で、横浜市営地下鉄ブルーライ「関内」駅もすぐ近くにあります。少々距離はありますが、みななとみらい線「日本大通り」駅も徒歩圏です。
建設状況
2024年1月13日に北東側から撮影した「横浜市旧市庁舎街区活用事業」(地上33階、高さ169m)の建設地です。タワー棟の建設地にはタワークレーンが1基設置されていました。
北西側から撮影。こちら側がタワー棟となり、右奥のJR関内駅に近い側にライブビューイングアリーナや広場が建設されます。
JR関内駅側となる南西側から撮影。
南東側となるJR関内駅の南口前から撮影。
東側の村野藤吾作品である行政棟です。
行政棟は解体はせずに星野リゾートが運営するホテル「OMO7横浜」として保存活用されます。
同じ日に撮影した横浜ランドマークタワーの展望室からの眺めです。中央の白いビルが関内駅前から移転した新しい「横浜市市庁舎」(地上32階、高さ155.4m)です。
その屋上の背後に見えるタワークレーンがある場所が「横浜市旧市庁舎街区活用事業」の建設地です。
建設地にズームです。現地作業予定では地下躯体工事、コンクリート打設となっていました。
「ザ・タワー 横浜北仲」(地上58階、高さ199.95m)の46階〜51階に入る「オークウッドスイーツ横浜」の46階無料展望フロアから撮影。
ここが関内エリアでは最も高い建物となります。
地図
物件概要
都市景観形成行為のお知らせです。
建築計画のお知らせです。各面積には行政棟も含まれていると思われます。
■物件概要■
事業名：横浜市旧市庁舎街区活用事業
所在地：神奈川県横浜市中区港町一丁目一番地他
交通：JR根岸線・横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅 徒歩1分
みなとみらい線「日本大通」駅 徒歩7分
用途：オフィス・大学、新産業創造拠点、エデュテインメント施設、商業（タワー棟）
ホテル、商業（旧市庁舎行政棟）
ライブビューイング施設、商業（ライブビューイングアリーナ）
商業（くすのきテラス）
商業（みなとテラス）
観光案内所（ビジターフロント）
階数：地上33階、地下1階
高さ：169m
構造：S造・一部SRC造
敷地面積：16,522.02��
建築面積：10,439��
延床面積：128,567��
建築主：三井不動産（代表者）、鹿島建設、京浜急行電鉄、第一生命保険、竹中工務店、ディー・エヌ・エー、東急、星野リゾート
設計者：鹿島建設、竹中工務店
施工者：鹿島建設、竹中工務店
工期：2022年7月1日着工〜2025年12月31日年竣工予定
グランドオープン：2026年春予定
出典
▼三井不動産：ニュースリリース（2022年7月12日）
JR「関内」駅前に「横浜市旧市庁舎街区活用事業」着工
※代表して三井不動産のニュースリリースのリンクを掲載していますが、完成予想図等は画質が良かった他社から引用しています。
▼星野リゾート：ニュースリリース（2022年7月12日）
【OMO】神奈川県横浜市に「OMO（おも）by 星野リゾート」が初進出〜「OMO7横浜（おもせぶん） by 星野リゾート（仮称）」2026年春開業予定〜
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