北品川駅エリアで計画されている大規模再開発「品川浦周辺地区(品川駅南地区)」において、2023年10月末に開催された準備組合総会にて事業協力者が選定されたことが発表されました。北地区、西地区、南地区の3地区に分かれており、事業協力者は合計13社(日鉄興和不動産、三菱地所、三菱地所レジデンス、旭化成不動産レジデンス、清水建設、大林組、京浜急行電鉄、住友不動産、中央日本土地建物、東急不動産、長谷工不動産、五洋建設、東京建物)、3地区合計約13.5haの超大規模再開発となります。この記事では同地区の概要や現況、地図等を載せています。
品川浦周辺地区について
対象区域[出典:東急不動産]
「品川浦周辺地区(品川駅南地区)」は複数の屋形船乗り場がある品川浦を中心に北地区、西地区、南地区の3つの地区に分かれた大規模再開発で、各地区ごとに準備組合が設立され、それぞれの地区の特色を生かした街づくりが予定されています。
品川浦と品川インターシティに挟まれたエリアが北地区の「品川浦周辺北地区市街地再開発事業」の計画地で、地区面積は約6.0ha、事業者は品川浦周辺北地区市街地再開発準備組合となっており、事業協力者として日鉄興和不動産、三菱地所、三菱地所レジデンス、旭化成不動産レジデンス、清水建設、大林組、京浜急行電鉄、住友不動産、中央日本土地建物、東急不動産、長谷工不動産が選定されています。
京浜急行電鉄本線「北品川」駅があるエリアが西地区の「品川浦周辺西地区市街地再開発事業」の計画地で、地区面積は約3.5ha、事業者は品川浦周辺西地区市街地再開発準備組合となっており、事業協力者として日鉄興和不動産、三菱地所、三菱地所レジデンス、旭化成不動産レジデンス、五洋建設、清水建設、京浜急行電鉄が選定されています。
品川浦の南側一帯が南地区の「品川浦周辺南地区市街地再開発事業」の計画地で、地区面積は約4.0ha、事業者は品川浦周辺南地区市街地再開発準備組合となっており、事業協力者として日鉄興和不動産、三菱地所、三菱地所レジデンス、旭化成不動産レジデンス、東京建物、五洋建設、大林組、東急不動産が選定されています。
出典元不明の未確認情報では、タワーマンションなども含む計14〜15棟の再開発ビルが計画されているとのことですが、規模など詳細はまだ不明です。
現況
北品川橋から撮影した「品川浦周辺北地区」方面です。背後に見えているタワーマンションや超高層ビルが「品川インターシティ」です。
品川浦の北側でマンションやオフィスビルが並んでいる辺りが北地区となっています。
東側にある天王洲橋から撮影した北地区方面です。屋形船が並んでいる場所が屋形船の船清で半分くらいが北地区に含まれています。これは船清がある場所に区の境界線があるためで、実際は船清全体が再開発に含まれるようになるのかもしれません。
北地区の西端にある「都営北品川アパート」です。
南地区の北西端あたりです。右に見えている橋が1枚目の写真を撮影した北品川橋です。
南地区は住宅が多いので主に住宅棟が建設されることになるのかもしれません。
東側の天王洲橋から撮影した南地区方面です。
南地区の東端です。エリア内には物流倉庫やオフィスビルもあります。
北側から撮影した西地区方面です。京急の電車が写っていますが、右側に進んだ先に京急本線「北品川」駅があります。現在の同駅は普通(各駅)しか停車しませんが、事業協力者に京浜急行電鉄が参画しているため、急行を停車させるなどエリアの価値を高めることもあるのかもしれません。
現時点ではどの地区も情報待ちとなりますが、品川駅周辺の超高層ビル群は高輪ゲートウェイ駅周辺と北品川駅周辺まで拡大することになりそうです。
地図
「品川浦周辺地区(品川駅南地区)」は品川浦を中心としたエリアの再開発で、品川駅直結の品川インターシティの超高層ビル群の南側に位置しており、エリア内には京急本線「北品川」駅があります。
ところで品川駅の南側にあるのに北品川駅となっているのは、北品川駅がある場所の住所が品川区北品川のためで、逆に品川駅があるのは港区港南のため品川駅の存在がややこしくしています。
物件概要
■物件概要(北地区)■
事業名:品川浦周辺北地区市街地再開発事業
所在地:東京都品川区北品川1丁目
交通:京急本線「北品川」駅
区域面積:約6.0ha
事業者:品川浦周辺北地区市街地再開発準備組合
事業協力者:日鉄興和不動産、三菱地所、三菱地所レジデンス、旭化成不動産レジデンス、清水建設、大林組、京浜急行電鉄、住友不動産、中央日本土地建物、東急不動産、長谷工不動産
■物件概要(西地区)■
事業名:品川浦周辺西地区市街地再開発事業
所在地:東京都品川区北品川1丁目
交通:京急本線「北品川」駅
区域面積:約3.5ha
事業者:品川浦周辺西地区市街地再開発準備組合
事業協力者:日鉄興和不動産、三菱地所、三菱地所レジデンス、旭化成不動産レジデンス、五洋建設、清水建設、京浜急行電鉄
■物件概要(南地区)■
事業名:品川浦周辺南地区市街地再開発事業
所在地:東京都品川区東品川1丁目、北品川1丁目
交通:京急本線「北品川」駅
区域面積:約4.0ha
事業者:品川浦周辺南地区市街地再開発準備組合
事業協力者:日鉄興和不動産、三菱地所、三菱地所レジデンス、旭化成不動産レジデンス、東京建物、五洋建設、大林組、東急不動産
出典
▼日鉄興和不動産:ニュース(2024年1月16日)
品川浦周辺北地区・西地区・南地区市街地再開発事業の事業協力者に選定
▼日刊建設工業新聞(2023年11月2日)
品川浦周辺地区再開発(東京都品川区)/三つの準備組合発足
▼日刊建設工業新聞(2023年11月2日)
品川浦周辺地区再開発(東京都品川区)/三つの準備組合発足
▼建設通信新聞(2023年11月2日)
品川浦再開発/3地区で準備組合設立/幹事会社 日鉄興和、三菱地所ら
▼品川区
品川駅南地域まちづくりビジョン
▼品川駅南地域の未来を創る推進協議会
http://shinagawa-mirai.org/
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