イメージ図[出典：国土交通省]
みなとみらいに建設される「みなとみらい21中央地区52街区開発事業計画」(地上29階、高さ179.8m)の完成予想図です。低層部に商業施設が入る超高層オフィスビルと円形のゲームアートミュージアムで構成される複合施設になります。現地では地中障害撤去工事と仮設工事が行われており、2月1日には着工予定となっています。この記事では同再開発の概要や建設状況（2024年1月13日）、地図等を載せています。
みなとみらい21中央地区52街区について
イメージ図[出典：横浜市]
「みなとみらい21中央地区52街区開発事業計画」は高島中央公園西側の再開発で、規模は地上29階、塔屋3階、地下2階、高さ179.8m、敷地面積1万1818.44�屐�建築面積7,308.73�屐�延床面積11万3733.62�屐�建築主はDKみなとみらい52街区特定目的会社(大和ハウス工業と光優が出資)、設計者は久米設計、施工者は大和ハウス工業、工期は2024年2月1日着工、2027年6月30日竣工予定となっています。
52街区特定目的会社がオフィスとイノベーションプラットフォーム、商業部分などを区分所有し、コーエーテクモの親会社である光優がゲームアートミュージアム、地域冷暖房プラントを区分所有します。図の左下に描かれている円形の建物がゲームアートミュージアムになります。
施設概要図[出典：横浜市]
オフィス棟の低層部は商業施設、中高層部はオフィスフロアとなり、地下には地域熱供給プラントが整備され、オフィス棟の最上部には排熱の冷却処理やボイラー等からの排ガスを放出するクーリングタワーが設置されます。
敷地配置図[出典：横浜市]
敷地北側にオフィス棟、敷地中央にゲームアートミュージアム、そして敷地南側に約3,000�屬離◆璽肇�ーデンが配置されます。
また、敷地中央のキング軸西側は「ソニーシティみなとみらい」と「横浜シンフォステージ」に繋がり、東側は高島中央公園に繋がる既存デッキの高島中央歩道橋に接続します。
平面図[出典：横浜市]
地下1階〜地上2階の平面図です。建築計画のお知らせでは地下2階となっていました。
平面図[出典：横浜市]
地上3階〜29階の平面図です。
断面図[出典：横浜市]
断面図です。クーリングタワーの下にある機械室の隣にはテラスも設置されます。
立面図[出典：横浜市]
東側と南側の立面図です。
立面図[出典：横浜市]
西側と北側の立面図です。
イメージ図[出典：横浜市]
北側から見た完成予想図です。頂部の二つの傾斜ラインが強調される照明計画となっています。また、最上部には吹き抜けのテラス部分も描かれていますが、一般の人も利用できるのか就業者専用なのか管理者のみ行ける場所なのかは不明です。
イメージ図[出典：横浜市]
南側から見た完成予想図です。足元の白い建物がゲームアートミュージアムです。
イメージ図[出典：横浜市]
東隣の高島中央公園から見上げた完成予想図です。手前にある階段が接続する既存デッキの高島中央歩道橋です。
イメージ図[出典：横浜市]
クーリングタワーが設置される最上部です。高さは約180mとなりますが、オフィスフロアとしての最上部は高さ150m程度になりそうです。
イメージ図[出典：横浜市]
低層部の完成予想図です。2階部分には北側にある「横浜アンパンマンこどもミュージアム」の目の前に繋がるデッキも計画されています。
イメージ図[出典：横浜市]
このデッキは西隣の「ソニーシティみなとみらい」にも繋がるため、ノンストップで横浜駅まで行けるようになります。この横浜駅方面から海に面した臨港パークまで貫く東西の動線がキング軸と呼ばれています。
イメージ図[出典：横浜市]
西側から見たキング軸です。
イメージ図[出典：横浜市]
「横浜シンフォステージ」のデッキから見た完成予想図です。左は「横浜グランゲート（ソニーシティみなとみらい）」で周辺施設とはデッキによって接続されます。
位置図
位置図[出典：横浜市]
建設地はみなとみらい線「新高島」駅の東側で「みなとみらい」駅やJR「横浜」駅も徒歩圏に位置しています。「横浜」駅までは少々距離がありますがデッキや周辺施設を経由することでノンストップでアクセスできるようになります。
建設状況
2024年1月13日に「ソニーシティみなとみらい」のデッキから撮影した「みなとみらい21中央地区52街区開発事業計画」(地上29階、高さ179.8m)の建設地です。こちらは敷地北側で高さ179.8mとなるオフィス棟の建設地になります。
敷地中央あたりです。このあたりには高島中央歩道橋に繋がるペデストリアンデッキが整備されます。
高島中央歩道橋の右側あたりに円形のゲームアートミュージアムが建設されます。
敷地南側には約3,000�屬離◆璽肇�ーデンが整備されます。
高島中央歩道橋から撮影した「みなとみらい21中央地区52街区開発事業計画」の敷地南側です。こちら側にはアートガーデンが整備されます。
敷地中央あたです。敷地中央に整備されるペデストリアンデッキは、左側の「横浜シンフォステージ イーストタワー」(地上16階、高さ約90m)と右側の「ソニーシティみなとみらい（横浜グランゲート）」(地上18階、高さ99.5m)に接続し、この写真の撮影場所である高島中央歩道橋にも接続します。また、左下のクローラークレーンがいるあたりにはゲームアートミュージアムが建設されます。
超高層オフィスビルが建設される敷地北側です。中央奥の低層の建物が「横浜アンパンマンこどもミュージアム」で、その目の前に繋がるデッキも計画されています。
現地作業予定によると現在は地中障害撤去工事と仮設工事となっており、現地には巨大な瓦礫が転がっていました。
敷地南東側から撮影。こちらにはアートガーデンが整備されます。
敷地東側にある高島中央公園内から撮影。背後の超高層ビルよりも高い超高層オフィスビルが写真右側に建設されます。
地図
物件概要
建築計画のお知らせです。
■物件概要■
街区名：みなとみらい21中央地区52街区開発事業計画
所在地：神奈川県横浜市西区みなとみらい五丁目１番２ほか
交通：みなとみらい線「新高島」駅
みなとみらい線「みなとみらい」駅
JR各線・京急本線・東急東横線「横浜」駅
用途：事務所、美術館、物販店舗、飲食店、自動車車庫、熱供給施設プラント
階数：地上29階、塔屋3階、地下2階
高さ：179.8m
構造：S造、一部SRC造、RC造（免震構造）
敷地面積：11,818.44��
建築面積：7,308.73��
延床面積：113,733.62��
建築主：DKみなとみらい52街区特定目的会社(大和ハウス工業と光優が出資)
設計者：久米設計
施工者：大和ハウス工業
工期：2024年2月1日着工〜2027年6月30日竣工予定
出典
▼国土交通省：報道発表資料（2022年6月16日）
みなとみらいに世界初のゲームアートミュージアムを整備
〜みなとみらい２１中央地区５２街区開発事業計画を国土交通大臣が認定〜
▼横浜市：第67回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録（令和４年３月28日開催）（2022年6月10日）
資料２−１、２−２（PDF：27,725KB）
▼横浜市：環境アセスメント
みなとみらい２１中央地区５２街区開発事業計画 環境影響評価手続
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