完成予想図[出典：川崎市]
登戸駅前に建設されるタワーマンション「(仮称)登戸駅前地区第一種市街地再開発事業」(地上38階、高さ約140m)に関して、川崎市より都市計画決定の告示がされたことが発表されました。東急や小田急による商業施設も入る駅直結タワマンで2025年度着工、2028年度竣工予定となっています。この記事では同タワマンの概要や現況、地図等を載せています。
(仮称)登戸駅前地区第一種市街地再開発事業について
土地利用計画図[出典：川崎市]
「(仮称)登戸駅前地区第一種市街地再開発事業」はJR南武線・小田急小田原線「登戸」駅にペデストリアンデッキで直結するタワーマンションで、規模は地上38階、塔屋2階、地下2階、高さ約140m、最高高さ約146m、敷地面積約5,950�屐�建築面積約4,160�屐�延床面積約6万3500�屐∩躙与�約450戸となっています。
建築主は登戸駅前地区市街地再開発準備組合、事業協力者は東急不動産、東急、小田急不動産、小田急電鉄、設計者は東急設計コンサルタントで、今後は2024年度に再開発組合設立認可、2025年度に権利変換計画認可を経て2025年度に着工、2028年度に竣工予定となっています。
断面図[出典：川崎市]
フロア構成は地下が駐車場、1階〜3階が商業施設、4階が住宅の駐輪場、5階が住宅の共用フロア、6階〜37階が住宅フロアになります。
断面図[出典：川崎市]
最上階となる38階は住宅共用となっているので、ここにスカイラウンジが設置されることになりそうです。
立面図[出典：川崎市]
図から判断して最上階となる38階は共用施設専用フロアになりそうです。
立面図[出典：川崎市]
タワーマンションの屋上はHマーク(Heliport)となっているため、ヘリが着陸できるヘリポートが設置されることがわかります。Rマークだと着陸できません。
代表的な眺望地点からの景観（登戸駅前デッキ）[出典：川崎市]
登戸駅前のデッキから見た低層部の完成予想図です。この図を見る限りでは屋根付きのペデストリアンデッキになりそうです。
代表的な眺望地点からの景観（多摩川水道橋）[出典：川崎市]
多摩川に架かる「多摩川水道橋」から見た完成予想図です。多摩川に面した敷地ではありませんが、低いフロアでもリバービューが楽しめそうな立地となっています。周辺エリアでは圧倒的な高さのタワーマンションになります。
各階平面図
各階平面図(地下1階)[出典：川崎市]
地下1階は駐車場と商業施設の駐輪場が配置されます。
各階平面図(1階)[出典：川崎市]
1階は主に商業施設となり、西側には広場も整備されます。
各階平面図(2階)[出典：川崎市]
2階も主に商業施設フロアで歩行者デッキによって登戸駅に接続します。また、図を見ると歩行者デッキ近くにあるエレベーター3基で5階の住宅共用フロアを経由して住宅フロアに行くことになるようです。
各階平面図(3階)[出典：川崎市]
3階も商業施設になります。
各階平面図(4階)[出典：川崎市]
4階は主に住宅用の駐輪場となりますが、一部は屋上テラスに面した商業施設になります。
各階平面図(5階)[出典：川崎市]
5階は住宅の共用フロアで、ロビーやラウンジ、コンシェルジュカウンターがこの階に配置されるものと思われます。このフロアを経由して6階以上にある住宅フロアに行くことになります。
各階平面図(6階)[出典：川崎市]
6階からが住宅フロアになります。
各階平面図(7〜37階)[出典：川崎市]
37階までが住宅フロアで各階にゴミ置場と防災備蓄倉庫が設置されます。
各階平面図(38階)[出典：川崎市]
38階は住宅の共用施設になります。南東側に配置されているため東京都心方面も眺められるスカイラウンジになりそうです。
位置図
位置図[出典：東急]
計画地は小田急小田原線・JR南武線「登戸」駅の南側でペデストリアンデッキで駅直結となります。
計画地周辺図[出典：川崎市]
北側に少し行くと多摩川がある立地となっています。
現況
2023年10月13日に登戸駅のペデストリアンデッキから撮影した「(仮称)登戸駅前地区第一種市街地再開発事業」(地上38階、高さ約140m)の計画地です。既存建物の解体は既に終わっています。
ただ、着工予定は2025年度でまだ1年以上先です。
まだ瓦礫がある場所もありました。
南東側から撮影。奥に見えているのが接続することになる登戸駅のペデストリアンデッキです。
南西側から撮影。
西側から撮影。今すぐ着工できそうな雰囲気ですが、まだしばらくの間は着工しません。
地図
物件概要
建築計画のお知らせです。
工事工程表[出典：川崎市]
工期は全体で約42ヵ月を予定しています。
■物件概要■
事業名：(仮称)登戸駅前地区第一種市街地再開発事業
所在地：神奈川県川崎市多摩区登戸90、93、94街区の一部
交通：JR南武線「登戸」駅
小田急小田原線「登戸」駅
用途：共同住宅、商業施設
総戸数：約450戸
階数：地上38階、塔屋2階、地下2階
高さ：約140m(最高高さ約146m)
構造：鉄骨・鉄筋コンクリート造
敷地面積：約5,950��
建築面積：約4,160��
延床面積：約63,500�屐塀斬陝�約44,000�屐⊂Χ函�約11,000�屐�駐車場：約6,500�屐�駐輪場：約2,000�屐�
建築主：登戸駅前地区市街地再開発準備組合
事業協力者：東急不動産、東急、小田急不動産、小田急電鉄
設計者：東急設計コンサルタント
施工者：−
工期：2025年度着工〜2028年度竣工予定
出典
▼東急：ニュースリリース（2023年11月28日）
「（仮称）登戸駅前地区第一種市街地再開発事業」都市計画決定のお知らせ
▼川崎市：環境影響評価（環境アセスメント）（2023年3月6日）
（仮称）登戸駅前地区市街地再開発事業に係る条例環境影響評価準備書及び要約書
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