新宿駅西口地区開発計画

 JR新宿駅の隣接地で解体中の「小田急百貨店 新宿本店」です。2023年11月14日に撮影しました。解体後の跡地には新宿駅エリアでは最も高い超高層ビルとなる「新宿駅西口地区開発計画」(地上48階、高さ258m)が建設されます。この記事では同再開発の概要や既存建物解体状況、地図等を載せています。




新宿駅西口地区開発計画 イメージパース
イメージパース[出典:東急不動産]

 「新宿駅西口地区開発計画」は「小田急百貨店 新宿店本館」跡地の再開発で、規模は地上48階、地下5階、高さ258.15m、敷地面積約1万5718.98屐建築面積1万5630.20屐延床面積27万9057.38屬箸覆辰討い泙后7築主は小田急電鉄、東京地下鉄(共同事業者候補に東急不動産)、設計者は日本設計・大成建設設計共同体で2024年1月上旬着工、2029年9月下旬の竣工予定です。

 この高さ258.15mは完成時に高さ日本一だった「東京都庁第一本庁舎」(地上48階、最高高さ243.4m)を抜いて、新宿駅エリアでは最も高い超高層ビルになります。



新宿駅西口地区開発計画 断面図(南北断面)
断面図(南北断面)[出典:東京都環境局]

 フロア構成は低層部が商業施設、中高層部がオフィスフロアとなり、そして最上部には商業施設が入ります。完成予想図を見ると最上部には展望スペースが設けられる可能性が高そうです。



新宿駅西口地区開発計画 配置図
配置図[出典:東京都環境局]

 計画地はJR新宿駅西側隣接地の南北に細長い敷地で、超高層棟は北側に配置され、基壇部の高さだけでも約80m〜100mとなることがわかります。



(仮称)新宿駅西口地区開発事業 既存建築物の状況(配置図)
既存建築物の状況(配置図)[出典:東京都環境局]

 既存建物としては小田急百貨店・モザイク通り・新宿ミロードがある場所で、新宿ミロード以外は解体工事が行なわれています。既存ビルの下には小田急新宿駅がありますが、機能を維持したまま工事が行われます。



新宿駅西口地区開発計画 既存建物概要
既存建物概要[出典:小田急電鉄]

 「小田急百貨店 新宿店本館」は東京メトロが所有する「新宿地下鉄ビルディング」と小田急電鉄が所有する「新宿駅西口本屋ビル」に分かれており、「小田急百貨店 新宿店本館」としては2022年10月2日に営業終了し、翌日の10月3日から解体工事が始まっています。ただ、「小田急百貨店 新宿店」としては閉館扱いせずに、2022年10月4日から隣の「新宿西口ハルク」に移転して営業を続けています。

 「新宿ミロード」の所有者は小田急電鉄で「モザイク通り」と「モール2階」は2023年3月25日に営業終了しており、一番南側の甲州街道沿いにある「新宿ミロード 本館」は現在も営業を続けていますが、2025年4月以降に解体着手予定となっています。



新宿駅西口駅前広場の整備イメージ
新宿駅西口駅前広場の整備イメージ[出典:内閣府]

 計画地の西側にある新宿駅西口ロータリーやバスターミナルは、新宿グランドターミナル構想の実現に向けた基盤整備が行われ、歩行者優先の空間へ生まれ変わる計画となっています。



新宿駅西口地区開発計画 2階・東西デッキ グランドシャフト
2階・東西デッキ グランドシャフト[出典:東急不動産]

 2階デッキ部分の完成予想図です。将来的には新宿駅上空に整備される東西デッキに繋がります。



新宿駅西口地区開発計画 イメージパース
イメージパース[出典:新宿区]

 モザイク通りがあった場所の完成予想図です。



新宿駅西口地区開発計画 イメージパース
イメージパース[出典:新宿区]

 甲州街道沿いにある「新宿ミロード 本館」も建て替えが行われます。



新宿駅西口地区開発計画
イメージパース[出典:現地看板を撮影]

 周辺エリアの再開発も含めた全体の完成予想図です。左が同再開発の「新宿駅西口地区開発計画」(地上48階、高さ258.15m、2029年9月下旬)で、中央が京王百貨店の建替えとなる「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 北街区」(地上19階、高さ110m、2040年代)、右が既存ビルの解体工事が始まっている「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 南街区」(地上37階、高さ225m、2028年度)です。新宿駅周辺は大きく変貌を遂げることになります。




新宿駅西口地区開発計画 計画地位置図(広域)
計画地位置図(広域)[出典:東京都環境局]

 計画地はJR新宿駅の西側隣接地で、小田急百貨店・モザイク通り・新宿ミロードがある場所となっており駅直結となります。敷地内には小田急新宿駅があり、駅機能を維持しながら再開発を行い新改札口の整備も行われます。

 ここは新宿駅エリアの超高層ビル群の中ではJR、京王、都営地下鉄、メトロの各駅に近い、交通の便が最も良いエリアと言える場所となっています。




新宿駅西口地区開発計画

 2023年11月14日に南西側から撮影した解体工事中の「小田急百貨店 新宿店本館」です。



新宿駅西口地区開発計画

 西側から撮影。解体後の跡地には新宿駅エリアでは最も高い超高層ビル「新宿駅西口地区開発計画」(地上48階、258.15m)が建設されます。



新宿駅西口地区開発計画

 解体工期は2027年3月末日までとなっていますが、2024年1月上旬着工予定となっているので途中からは解体工事と新築工事が同時進行することになります。



新宿駅西口地区開発計画

 小田急電鉄が所有する「新宿駅西口本屋ビル」側です。



新宿駅西口地区開発計画

 新宿駅前まで繋がっていたデッキ越しに見た東京メトロが所有する「新宿地下鉄ビルディング」です。こちらの解体は進んでいるので着工するならこちら側からとなりそうです。



新宿駅西口地区開発計画

 北側から撮影。このデッキは解体に伴い閉鎖となっています。



新宿駅西口地区開発計画

 JRの線路越しとなる北東側の新宿アルタ前から撮影。解体が進んだことで西新宿の超高層ビル群がここからも見えるようになっています。



新宿駅西口地区開発計画

 着々と解体工事は進んでいますが、どんどん低くなっている感じはないのでまだしばらくは解体工事が続きそうです。









新宿駅西口地区開発計画  建築計画のお知らせ

 建築計画のお知らせです。

■物件概要■
事業名:新宿駅西口地区開発計画
所在地:東京都新宿区西新宿三丁目および西新宿一丁目各地内
交通:JR・都営・東京メトロ・京王・小田急「新宿」駅
用途:商業・事務所・駅施設 等
階数:地上48階、塔屋1階、地下5階
高さ:258.15m(最高258.15m)
構造:鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
基礎工法:パイルドラフト基礎(地中連続壁・杭と直接基礎の併用基礎)
敷地面積:15,718.98
建築面積:15,630.20
延床面積:279,057.38
建築主:小田急電鉄、東京地下鉄
設計者:日本設計・大成建設設計共同体
施工者:−
工期:2024年1月上旬着工〜2029年9月下旬竣工予定




▼小田急電鉄:ニュースリリース(2022年9月29日)
新宿駅西口地区開発計画における既存建物解体工事への着手に係るお知らせ

▼東急不動産:ニュースリリース(2022年2月9日)
新宿駅西口地区開発計画における新たな共同事業者参画に係るお知らせ

▼新宿区:新宿区景観まちづくり審議会(2020年10月21日)
第70回新宿区景観まちづくり審議会
※ 【報告2】(仮称)新宿駅西口地区開発事業について

▼内閣府:国家戦略特区(2020年9月4日)
第18回 東京都都市再生分科会 配布資料
※ 資料7 都市再生特別地区(新宿駅西口地区)都市計画(素案)の概要