中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 完成イメージ
完成イメージ[出典:中野区]

 中野駅前の大規模再開発「中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」(地上61階、最高高さ約262m)について、中野区より都市計画決定の告示があったことが野村不動産、東急不動産、住友商事、ヒューリック、東日本旅客鉄道から発表されました。同事業は「中野サンプラザ」(地上21階、高さ92m)や「中野区役所」の敷地を含む再開発で、同エリアの象徴的な存在である「中野サンプラザ」の機能を再整備し、ホール・オフィス・住宅・商業・ホテルなどで構成される複合施設が建設されます。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。




中野サンプラザ

 「中野サンプラザ」は中野駅前の三角形のビルで、規模は地上21階、塔屋1階、地下2階、高さ92m、敷地面積約9,530屐建築面積約4,632屐延床面積約51,009屬箸覆辰討い泙后

 建築主は雇用促進事業団、設計者は日建設計、林昌二、三浦明彦、平井堯、施工者は大林組 フジタ工業 佐藤工業 共同企業体で1973年4月に竣工しており、1973年6月1日に「全国勤労青少年会館」として開業しましたが、2023年7月2日で閉館となりました。



中野サンプラザ

 フロア構成は地下にプール、トレーニングジム、音楽スタジオ、、ボーリング場、インターネットカフェ等、1〜4階にコンサートホール、5階に事務所、6階に結婚式場、7〜8階に研修室、9階にレンタルオフィス、10〜15階に宴会場、16〜19階にホテル、20階にレストランが配置されていました。



中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備

 2020年12月18日にヘリから撮影した中野方面です。高さはそれほどありませんが特徴的な三角形の外観で、中野のランドマーク的存在となっていました。




中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 完成イメージ
完成イメージ[出典:中野区]

 「中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」は「中野サンプラザ」跡地と、近隣に移転する「中野区役所」跡地の再開発で、規模は地上61階、塔屋2階、地下3階、高さ約262m、敷地面積約2万3460屐建築面積約1万8800屐延床面積約29万8000屬箸覆辰討い泙后事業者は野村不動産(代表)、東急不動産、住友商事、ヒューリック、東日本旅客鉄道、特定業務代行者は清水建設で2024年度の権利変換計画認可を経て既存建物の解体工事に着手し、2025年度着工、2028年度竣工、2029年度の供用開始予定となっています。

 高層部の斜めのラインはライトアップする計画となっており、かつての「中野サンプラザ」を思い出させるデザインとなっています。



中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 断面図
断面図[出典:中野区]

 高層棟のフロア構成は大まかに低層部が店舗、中層部が約1100戸の分譲住宅、高層部が事務所、そして最上部が展望施設となっています。また、低層棟には7000人規模のホールやホテル、屋上広場、子どもの屋内遊び場などが計画されています。

 最近、同再開発の事業費が約250億円増加したことが報道されていましたが、収支改善の対策として青色部分での変更が検討されています。地下と商業施設を削り、分譲住宅とオフィス部を増加させる計画で、最上階にも住宅の追加が検討されています。また、赤色の権利床は中野区が所有する部分となります。



中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 59階平面図
59階平面図[出典:中野区]

 59階からはオフィスと展望施設が配置されます。



中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 60階平面図
60階平面図[出典:中野区]

 展望施設としてはレストランや展望パークが検討されています。



中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 61階平面図
61階平面図[出典:中野区]

 そして最上階の61階には展望テラスが配置され、同じフロアには住宅が検討されています。住宅専有部となっているため実現すれば王様仕様の住宅が用意されることになりそうです。



中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 R階平面図
R階平面図[出典:中野区]

 展望テラスは全体共用となっています。



中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 展望テラスイメージ
展望テラスイメージ[出典:中野区]

 展望テラスは新宿の超高層ビル群を望める方角に配置されます。



中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 配置図
配置図[出典:中野区]

 高層棟は中野駅側に配置され、ホールやホテルなどで構成される低層棟は北側に配置されます。また、出会いの広場によって中野駅と接続し、そして北西側へ斜めに通り抜けられるデッキも整備されます。



中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 配置図
配置図[出典:中野区]

 高層棟と低層棟の周囲はデッキで接続され、両棟の間の1階部分には道路も通ります。



中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 中野駅西側南北通路からみたセントラルウォークのイメージ
中野駅西側南北通路からみたセントラルウォークのイメージ[出典:中野区]

 中野駅前から見た完成予想図です。建物の周囲には大規模なデッキが整備されます。



中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 敷地南東から望む出会いの広場のイメージ
敷地南東から望む出会いの広場のイメージ[出典:中野区]

 中野駅前に整備される出会いの広場の完成予想図です。この広場を介して中野駅に接続します。



中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 アトリウムのイメージ
アトリウムのイメージ[出典:中野区]

 高層棟と低層棟の間にはアトリウムが整備され、東西動線と南北動線の結節点となります。



中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 中野通りから望む集いの広場のイメージ
中野通りから望む集いの広場のイメージ[出典:中野区]

 中野通り沿いの北東側から見た集いの広場と低層棟の完成予想図です。ホールのホワイエと一体利用が可能な広場となり、大規模集客イベントや地域交流イベントの開催も可能となります。



中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 屋上広場のイメージ
屋上広場のイメージ [出典:中野区]

 低層棟の屋上にも広場が整備され、ここでも多彩なイベントの実施が可能となります。



中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 ホールのイメージ
ホールのイメージ[出典:野村不動産]

 中野サンプラザのDNA の継承・発展のため、新たな「文化の聖地」として臨場感や一体感が感じられる、最大7,000人規模の「多目的ホール」が整備されます。




中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 位置図
ホールのイメージ[出典:野村不動産]

 計画地は中野駅の目の前で、現在は「中野サンプラザ」と「中野区役所」がある場所となっています。中野駅前の歩行者専用通路も計画地に含まれており、中野区役所の駅側は新北口交通広場の一部になります。




中野サンプラザ

 2023年7月2日に中野駅前から撮影した「中野サンプラザ」(地上21階、高さ92m)です。この日は最終営業日で多くの人が見に来ていました。

 ここに倍以上の高さとなる「中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」(地上61階、最高高さ約262m)が建設され、中野の新たなランドマークとなります。



中野サンプラザ

 南側から撮影。低層部はホールや研修室、オフィスなど、高層部はホテルで20階はレストランとなっていました。



中野サンプラザ

 南西側から撮影。



中野サンプラザ

 北西側から撮影。こちら側にホテルが配置されます。



中野サンプラザ

 北側から撮影。こちら側にはコインパーキングがありますが、最近中野に行ったときに確認したところ、まだ駐車場として稼働していました。現地には解体工事のお知らせも出ておらず今もまだ「中野サンプラザ」の外観を見ることができます。



中野サンプラザ

 北東側から撮影。こちら側に7000人規模のホールが配置されます。



中野サンプラザ

 中野駅前から撮影した夜バージョンです。



中野区役所

 2023年4月11日に撮影した現在の「中野区役所」です。ここも計画地に含まれています。



中野区新庁舎

 2023年11月16日に撮影した建設中の「中野区新庁舎」(地上11階、高さ52.65m、2024年2月下旬竣工予定)です。場所は現在の区役所の北西側で、こちらに移転が完了すると解体工事が始まることになりそうです。









名称:中野サンプラザ
旧名称:全国勤労青少年会館
所在地:東京都中野区中野4丁目1番1号
交通:JR総武線・中央線「中野」駅
   東京メトロ東西線「中野」駅
用途:集会施設/宿泊施設/スポーツ施設/音楽ホール/ホテル
階数:地上21階、塔屋1階、地下2階
高さ:92m
敷地面積:約9,530
建築面積:約4,632
延床面積:約51,009
建築主:雇用促進事業団
設計者:日建設計、林昌二、三浦明彦、平井堯
施工者:大林組 フジタ工業 佐藤工業 共同企業体
工期:1973年4月竣工
開業:1973年6月1日




中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 工事工程表
工事工程表[出典:東京都環境局]

 2024年度から既存建物の解体工事が始まり、2025年度に着工、2027年度には地上躯体工事が終わり、2028年度には竣工予定となっています。

■物件概要■
計画名称:中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業
所在地:東京都中野区中野4丁目1番、8番
交通:JR総武線・中央線「中野」駅
   東京メトロ東西線「中野」駅
用途:事務所、住宅、店舗、ホテル、ホール、駐車場等
総戸数:約1100戸
階数:地上61階、塔屋2階、地下3階
高さ:約262m
敷地面積:約23,460
建築面積:約18,800
延床面積:約298,000
事業者:野村不動産(代表)、東急不動産、住友商事、ヒューリック、東日本旅客鉄道
特定業務代行者:清水建設
工期:2024年度解体着手、2025年度着工〜2028年度竣工予定
供用:2029年度予定




▼野村不動産:ニュースリリース(2023年11月16日)
中野サンプラザを含む中野駅新北口駅前エリアにおける市街地再開発事業 「中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」 都市計画決定のお知らせ

▼野村不動産:ニュースリリース(2021年5月12日)
- 中野サンプラザを再整備する大規模複合開発 - 『中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備事業』に関する基本協定書を中野区と締結

▼東京都環境局:環境アセスメント(2023年1月23日)
「(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」環境影響評価書案

▼中野区:都市計画審議会(2023年11月14日)
都市計画審議会の開催状況(令和5年度)
※ 令和5年度第2回資料(諮問1・2)(PDF形式:41,387KB)

▼中野区:中野駅周辺まちづくり(2023年8月3日)
中野四丁目新北口地区に係る都市計画(案)の説明会を開催しました。

▼公式HP:中野サンプラザ
https://www.sunplaza.jp/