イメージパース[出典：新宿区]
JR新宿駅南西側・甲州街道沿いの大規模開発「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 南街区」(地上36階、高さ225m)の完成予想図です。計画地は「バスタ新宿」の西隣で、低層部に店舗、中層部に事務所、高層部にホテル、最上部には四方を見渡せる「新宿テラス」が入る超高層複合施設になります。現地では既存建物の解体工事が行なわれており、ホテル等建築計画概要が設置され2024年10月着工、2029年3月31日竣工予定となったことが判明しています。この記事では同再開発の概要や既存建物解体状況(2023年11月14日時点)、地図等を載せています。
新宿駅西南口地区開発事業について
イメージパース[出典：新宿区]
「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 南街区」は甲州街道沿いとなるJR新宿駅南西側の再開発で、規模は地上36階、地下5階、高さ225m、敷地面積約6,300�屐�建築面積約6,000�屐�延床面積約15万�屬箸覆辰討い泙后�今までの情報では地上37階、地下6階となっていましたが、ホテル等建築計画概要では地上36階、地下5階となっていました。
建築主は京王電鉄、東日本旅客鉄道（JR東日本）、設計者は新宿プロジェクト共同建て替え南街区等関連業務共同企業体（日建設計、JR東日本建築設計事務所）、施工者は未定で2024年10月着工、2029年3月31日竣工予定となっています。
イメージパース[出典：新宿区]
新宿駅の西側で計画されている再開発全体の完成予想図です。左が「小田急百貨店 新宿本店」跡地の再開発「新宿駅西口地区開発計画」(地上48階、高さ258.15m)で、中央が「京王百貨店 新宿店」や「ルミネ新宿ルミネ1」がある場所の再開発「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 北街区」(地上19階、高さ110m)、右が「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 南街区」(地上36階、高さ225m)となっています。
北街区の規模は地上19階、地下3階、高さ110m、敷地面積約1万�屐�延床面積約14万1000�屬�2040年代の完成予定となっています。竣工時期がかなり先となっているのは、新宿駅直近土地区画整理事業（事業期間：2021年度〜2046年度）等との調整のため詳細が決定していないとのことです。
新宿駅西口地区と機能分担[出典：内閣府]
南街区のフロア構成は低層部に店舗、中層部に事務所、高層部にホテルとなっており、北街区のフロア構成は低中層部に店舗、高層部にホテルとなります。北街区のホテルと商業施設の間には滞留空間となるスカイコリドーも計画されています。
南街区断面図[出典：新宿区]
南街区の断面図です。高層部のセットバックしたところからがホテルとなり、最上部には四方を見渡せる「新宿テラス」が配置されます。
北街区断面図[出典：新宿区]
北街区の断面図です。高層部がホテルとなりますが、「京王百貨店 新宿店」等の建替えとなるため商業施設がメインのビルとなります。
配置図[出典：新宿区]
計画地は甲州街道を挟んだ南北に細長い敷地で、甲州街道の左が北街区、右が南街区となっています。北街区は京王線新宿駅がある「京王百貨店 新宿店」や「ルミネ新宿ルミネ1」がある場所で、南街区は「JR新宿ビル」や複数の小規模ビルがある場所となっています。
平面図[出典：新宿区]
地下2階と地下1階の平面図です。北街区と南街区は地下で接続する計画となっています。
平面図[出典：新宿区]
地上1階と地上2階の平面図です。北街区と南街区は2階に設置されるデッキでも接続されます。
平面図[出典：新宿区]
他のフロアの平面図です。北街区は5階と9階で「小田急百貨店 新宿本店」跡地に建設される「新宿駅西口地区開発事業」と接続する計画となっています。
イメージパース[出典：新宿区]
甲州街道の西側から見た低層部の完成イメージです。左が北街区、右が南街区で両棟を結ぶ国道デッキが整備されます。
新宿テラス(高層)[出典：新宿区]
最上部に配置される新宿テラスの完成イメージです。屋外、半屋外が連続する四方を見渡せる空間になります。新宿に新たな展望台が誕生します。
イメージパース[出典：新宿区]
北街区側から見た「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業」の完成予想図です。北街区は現在の京王百貨店がある場所で、2040年代完成予定のためこの景色になるのはまだまだ先の話しです。
位置図
位置図[出典：新宿区]
計画地はJR「新宿」駅の西側で甲州街道を挟んだ南北に細長い敷地で、甲州街道の左が北街区、右が南街区となっています。北街区は京王線「新宿」駅の真上で、南街区は都営新宿線(京王新線)・大江戸線の「新宿」駅に隣接した場所となっています。
2015年1月にセスナから撮影した「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業」の計画地です。赤い網掛けが地上36階、高さ225mの超高層ビルが建設される南街区で、青い網掛けが地上19階、高さ110mの超高層ビルが建設される北街区です。
既存建物解体状況
2023年11月14日に撮影した「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 南街区」(地上36階、高さ225m)の計画地です。解体中のビルは南街区で最も大きな「JR新宿ビル」です。
新宿サザンテラスから見た解体中の「JR新宿ビル」です。
その北側の「東京南新宿ビル」も解体工事が始まっています。
甲州街道沿いの北東側から撮影。
北西側から撮影。ここに高さ225mの超高層ビルが建設されます。
西側から撮影。解体工事の施工者は大成建設で、2028年3月31日までとなっていますが、2024年10月の着工予定までには基礎部以外の解体は終わっているかと思います。
「南新宿277ビル」は先行して解体されているため、解体中の「JR新宿ビル」を背後から見ることができます。
南西側から撮影。ここは新宿駅前で地下には都営線の新宿駅がありますが、敷地のほとんどは渋谷区となっています。
地図(南街区)
物件概要(南街区)
設計工程表[出典：新宿区]
ホテル等建築計画概要です。
■物件概要（南街区）■
計画名：(仮称)新宿駅西南口地区 南街区共同開発
所在地：東京都新宿区西新宿一丁目27番1他および渋谷区代々木二丁目8番1他
交通：JR・都営・東京メトロ・京王・小田急「新宿」駅
用途：店舗、事務所、宿泊施設、駐車場 等
階数：地上36階、地下5階
高さ：225m
構造：鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法：パイルド・ラフト基礎
敷地面積：約6,300��
建築面積：約6,000��
延床面積：約150,000��
建築主：京王電鉄、東日本旅客鉄道（JR東日本）
設計者：新宿プロジェクト共同建て替え南街区等関連業務共同企業体（日建設計、JR東日本建築設計事務所）
施工者：−
工期：2024年10月着工〜2029年3月31日竣工予定
出典
▼新宿区：新宿区景観まちづくり審議会（2022年8月2日）
第75回新宿区景観まちづくり審議会
▼内閣府 国家戦略特区：第22回 東京都都市再生分科会 配布資料（2022年4月7日）
資料１ 都市再生特別地区（新宿駅西南口地区）都市計画（素案）の概要
