完成イメージ[出典：大阪市]
大阪の淀屋橋で建設中の超高層ツインビル「(仮称)淀屋橋プロジェクト（淀屋橋駅東地区）」(左：地上31階、高さ149.205m)と「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事」(右：地上29階、高さ134.99m)の完成予想図です。それぞれ別事業ですが同じようなデザインで統一され、高さ50mでセットバックすることで街並みが揃えられます。また、両ビルは大阪メトロ御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」駅に地下で直結します。この記事では同再開発の概要や建設状況、地図等を載せています。
淀屋橋駅東地区について
完成イメージ[出典：中央日本土地建物]
「(仮称)淀屋橋プロジェクト（淀屋橋駅東地区）」は御堂筋の玄関口となる「淀屋橋」駅直結となるオフィスビルで、規模は地上31階、地下3階、高さ149.205m、敷地面積3,940.82�屐�建築面積2,686.84�屐�延床面積7万2853.77�屬箸覆辰討い泙后�
建築主は中央日本土地建物、京阪ホールディングス、みずほ銀行、設計者と施工者は竹中工務店で2025年7月竣工、2025年夏頃開業予定となっています。
用途構成[出典：中央日本土地建物]
フロア構成は地下2階〜地上2階が商業施設、4〜8階がオフィスフロア、10〜11階がビジネスラウンジ、12〜29階がオフィスフロア、そして30階が一般来館者が利用可能な商業施設・展望テラスとなります。
展望テラス[出典：中央日本土地建物]
30階には展望テラスの他に、中之島や御堂筋の観光・文化配信の機能を担う展望ホールやギャラリーが配置されます。ここは一般来館者も利用可能なフロアで商業施設等も誘致されます。
完成イメージ[出典：中央日本土地建物]
御堂筋沿道街区は高さ50mの基壇部を設けることで統一感のある景観を創出することになっているため、高さ50m地点に基壇部が設けられます。
ビジネスラウンジ[出典：中央日本土地建物]
その高さ50mの基壇部は地上10〜11階部分で、ビジネスラウンジ、コワーキングスペース、少人数対応のオフィス、カンファレンス等が配置されます。
基準階平面計画[出典：中央日本土地建物]
オフィスフロアの基準階事務所面積は約1,600�屐別�480坪）で、基準階専有部はアウトフレーム工法により柱のないオフィスレイアウが実現されます。
VOID空間内のリフレッシュスペース[出典：中央日本土地建物]
エレベーターシャフト上部にはVOID空間（吹き抜け）が整備され、重力換気により約2回/時間の自然換気が行われます。また、高層階のVOID空間内の一部はリフレッシュスペースとしても活用されます。
立体多目的広場[出典：中央日本土地建物]
京阪電車・大阪メトロ「淀屋橋」駅とは地下1階で接続し、駅の地下通路も含めて一体的にリニューアルし、駅コンコースや周辺地区への歩行環境が改善されます。
駅と接続する地下1階には3層吹き抜けの立体多目的広場が整備され、地上2階までは商業施設となります。
淀屋橋駅西地区について
完成イメージ[出典：住友商事]
「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事」は御堂筋の玄関口となる「淀屋橋」駅直結となる複合ビルで、規模は地上29階、地下2階、高さ134.99m、敷地面積7,206.23�屐�建築面積5,169.89�屐�延床面積13万2331.56�屬箸覆辰討い泙后�
建築主は淀屋橋駅西地区市街地再開発組合（参加組合員：大和ハウス工業、住友商事、関電不動産開発）、設計者は日建設計、施工者は大林組で2022年11月1日着工、2025年12月の竣工予定となっています。
断面構成図[出典：住友商事]
フロア構成は地下2階が駐車場、地下1階〜地上2階が商業施設、3〜9階が低層オフィスフロア、10階が機械室、11階が複合フロア(にぎわい施設、カンファレンス機能、オフィス、屋上庭園)、そして12〜27階が高層オフィスフロアとなります。
地上50mの眺望テラス[出典：住友商事]
御堂筋沿道街区は高さ50mの基壇部を設けることで統一感のある景観を創出することになっており、こちらも高さ50m地点となる11階部分に基壇部が設けられ、眺望テラス（屋上庭園、カフェラウンジ等）が配置されます。
基準階平面図[出典：住友商事]
オフィスフロアの基準階事務所面積は約940〜1,110坪、総貸室面積は約23,500坪で、センターコア方式により東西南北・四方向が窓に面した執務空間になります。
北東交差点からのメインエントランス[出典：住友商事]
メインエントランスは淀屋橋前となる北東側の交差点に面した場所に設置されます。
御堂筋に面するにぎわい空間[出典：住友商事]
地下1階〜地上2階に商業施設が配置され、御堂筋に面した場所にも配置されます。店舗数は約25〜30で約4,500�峙�模となります。
御堂筋に面した2層分のコリドール[出典：住友商事]
御堂筋、土佐堀通、北浜通の3方向には2層分の高さを持つ半屋外空間となるコリドールが設けられ、2階にはテラスが配置されます。
位置図
淀屋橋駅東地区 位置図[出典：中央日本土地建物]
「(仮称)淀屋橋プロジェクト（淀屋橋駅東地区）」は御堂筋と土佐堀通が交差する淀屋橋交差点の南東側で大阪メトロ御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」駅に直結します。
淀屋橋駅西地区 配置図[出典：住友商事]
「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事」は御堂筋と土佐堀通が交差する淀屋橋交差点の南西側で大阪メトロ御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」駅に直結します。
建設状況（淀屋橋駅東地区）
2023年10月22日に淀屋橋交差点から撮影した「(仮称)淀屋橋プロジェクト（淀屋橋駅東地区）」(地上31階、高さ149.205m)の建設地です。低層部の鉄骨が組まれ始めていました。
御堂筋を南側へ移動してもう1枚。背後の超高層ビルは「日本生命淀屋橋ビル」(地上25階、高さ123m)です。
南東側の路地から撮影。四方が道路に囲まれた敷地となっています。
土佐堀通側から撮影。建設地は中央日本土地建物の「日土地淀屋橋ビル」と京阪ホールディングスの「京阪御堂筋ビル」の跡地です。
建設状況（淀屋橋駅西地区）
2023年10月22日に淀屋橋交差点から撮影した「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事」(地上29階、高さ134.99m)の建設地です。2022年11月1日に着工したことが発表されていますが、こちらはまだ地上部の建設は始まっていないようでした。
御堂筋沿いからもう1枚。北側は道路を挟んで土佐堀川で、その先の中之島は低層の日本銀行や大阪市役所となっているため、低層フロアでも北側は開けた景色が楽しめるオフィスビルになります。
南西側の路地から撮影。こちらも四方が道路に囲まれた敷地となっています。
土佐堀通側から撮影。御堂筋の玄関口となるツインビルになります。
地図（淀屋橋駅東地区）
地図淀屋橋駅西地区
物件概要淀屋橋駅東地区
建築計画のお知らせです。
■物件概要■
事業名：(仮称)淀屋橋プロジェクト
淀屋橋駅東地区都市再生事業
所在地：大阪府大阪市中央区北浜３丁目1番1他(地番)
交通：大阪メトロ御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」駅直結
用途：事務所、物販店舗、飲食店舗、駐車場
階数：地上31階、地下3階
高さ：149.205m
構造：鉄骨造（一部 鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造）
敷地面積：3,940.82��
建築面積：2,686.84��
延床面積：72,853.77��
建築主：中央日本土地建物、京阪ホールディングス、みずほ銀行
設計者：竹中工務店
施工者：竹中工務店
工期：2022年7月8日着工〜2025年7月31日竣工予定
開業：2025年夏頃予定
物件概要（淀屋橋駅西地区）
建築計画のお知らせです。
■物件概要■
事業名：淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業
所在地：大阪府大大阪市中央区北浜４丁目１番他
交通：大阪メトロ御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」駅 直結
用途：事務所、飲食店、物販店舗、サービス店舗、駐車場等
階数：地上29階、地下2階
高さ：134.99m
構造：鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造
敷地面積：7,206.23��
建築面積：5,169.89��
延床面積：132,331.56��
建築主：淀屋橋駅西地区市街地再開発組合
参加組合員：大和ハウス工業、住友商事、関電不動産開発
設計者：日建設計
施工者：大林組
工期：2022年11月1日着工〜2025年12月竣工予定
開業：2026年予定
出典
▼住友商事：トピックス（2022年11月1日）
「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」着工
▼中央日本土地建物：ニュース（2022年7月12日）
御堂筋の玄関口に、高さ約150mのランドマークビル 「淀屋橋駅東地区都市再生事業」着工
▼大阪市
大阪市における都市再生の取組み
- カテゴリ
- 大阪市
