横浜みなとみらい21地区に開業した大規模複合施設「ミュージックテラス」です。2023年10月11日に撮影しました。約2万席の音楽専用アリーナ「Kアリーナ横浜」、ホテル「ヒルトン横浜」(地上26階、高さ約100m)、オフィス「Kタワー横浜」(地上21階、高さ約100m)で構成されています。アリーナは9月29日にゆずのこけら落とし公演で開業しています。この記事では同施設の概要や完成後の様子、地図等を載せています。
ミュージックテラスについて
ミュージックテラス 完成予想図[出典：ケン・コーポレーション]
「ミュージックテラス」はみなとみらい21地区の大規模複合施設で音楽専用アリーナ、ホテル、オフィスで構成されています。
・Kアリーナ横浜：地上9階、高さ約45m、延床面積約5万4090�屐∈太平�20,033席
・ヒルトン横浜：地上26階、地下1階、高さ約100m、延床面積約3万4850�屐∩躓匱漆�339室
・Kタワー横浜：地上21階、地下1階、高さ約100m、延床面積約2万9740��
全体の規模は敷地面積3万1793.97�屐�建築面積約2万7600�屐�延床面積約11万8680�屐�建築主はケン・コーポレーション、設計者は梓設計(代表)、国建、鹿島建設、施工者は鹿島建設で2023年7月に竣工しており、「Kタワー横浜」は2023年8月1日に開業、「Kアリーナ横浜」は2023年9月29日に開業、「ヒルトン横浜」は2023年9月24日に開業しています。
Kアリーナ横浜について
アリーナ断面[出典：ケン・コーポレーション]
「Kアリーナ横浜」は地上9階、高さ約45m、延床面積約5万4090�屐∈太平�20,033席（13,000席のミドルモードも用意）の音楽専用アリーナで2023年9月29日(金)にゆずのこけら落とし公演で開業しています。
客席はアリーナと3層構造のスタンド席があり、全席がステージ正面を向いた扇形に配置され、全座席にファブリックシートが導入されています。
バーラウンジ[出典：ケン・コーポレーション]
アリーナ内の７階には横浜の夜景を眺められるバーラウンジがあります。不定期営業となりますが、公演後と平日営業日はチケット無しでも利用可能となっています。
売店は全11ヵ所に常設され、施設内外にあるコインロッカ以外はすべてキャッシュレス化され現金利用は不可になっています。
VIPロビー[出典：ケン・コーポレーション]
一般客の入場・利用はできませんが「Kアリーナ横浜」の特徴としてVIP専用のラウンジが設けられています。
VIPボックス[出典：ケン・コーポレーション]
VIPエリアにはステージを見ることができるVIP専用の部屋も用意されています。
ヒルトン横浜について
ホテルロビー[出典：ケン・コーポレーション]
「ヒルトン横浜」は横浜で初のヒルトンホテルで、規模は地上26階、地下1階、高さ約100m、延床面積約3万4850�屐∩躓匱漆�339室で、2023年9月24日(日)に開業しています。
エントランス[出典：ケン・コーポレーション]
デザインコンセプトは横浜の街並みを印象付けている建築様式「アール・デコ」のモチーフを現代の横浜に再構築した“YOKOHAMA Deco”となっており、エントランスは光を反射する白や金、銀、黒というアール・デコの代表的な配色が用いられています。
客室イメージ（デラックスルーム：31�屐�[出典：ケン・コーポレーション]
客室は7階以上でスイートを含む8タイプ全339室で31�岼幣紊旅�さとなり、みなとみらいのシティビューを眺望するデラックスルーム、横浜駅側の景色を見晴らすプレミアムルーム、ラウンジアクセスが可能なエグゼクティブルームなど計8種の客室タイプが用意されています。
客室イメージ（エグゼクティブスイートルーム：81�屐�[出典：ケン・コーポレーション]
こちらは2番目に広い81�屬離┘哀璽�ティブスイートルームで7〜25階に配置されます。25階にはこれよりも広い158�屬離廛譽献妊鵐轡礇襯好ぁ璽肇襦璽爐睛儖佞気譴討い泙后�
エグゼクティブラウンジ[出典：ケン・コーポレーション]
ホテル5階にはスイートルームやエグゼクティブルームなどの宿泊者専用のエグゼクティブラウンジが用意され、ラウンジには朝食やカクテルタイムが楽しめるダイニングスペースとライブラリスペースが備えられています。また、エグゼクティブラウンジ利用者専用のチェックインカウンターも用意されています。
カフェ・バーラウンジ[出典：ケン・コーポレーション]
館内にはスペシャリティレストラン、ビュッフェスタイルのオールデイダイニングとカフェ・バーラウンジの3種類のレストラン＆バーがあり、カフェ・バーラウンジには横浜の夜景を背景に天高のボトルタワーがそびえます。
Kタワー横浜について
オフィスロビー[出典：ケン・コーポレーション]
「Kタワー横浜」は地上21階、地下1階、高さ約100m、延床面積約2万9740�屬離�フィスビルで2023年8月1日に開業しています。
基準階平面図[出典：ケン・コーポレーション]
オフィスフロアは3〜21階に位置しており、基準階面積は約735�屐�222坪）となっており、北面のハイサッシウィンドウからはポートサイド地区のタワーマンション群を正面に望むことができます。
16階以上はタワーパーキングと低層EVの上部スペースも事務室として利用可能となり、みなとみらいの超高層ビル群を眺められる事務室が追加されます。
位置図
位置図[出典：ケン・コーポレーション]
場所は横浜駅の東側(海側)に位置しており、最寄駅はみなとみらい線「新高島」駅で徒歩5分となります。JRなど様々な路線が乗り入れる「横浜」駅からは、整備中のデッキが完成すると道路を渡らずにアクセス可能となります。
完成後の様子
2023年10月11日にそごう横浜店の屋上から撮影した「ミュージックテラス」です。
約2万席の音楽専用アリーナの「Kアリーナ横浜」です。
みなとみらい大橋から撮影。
「Kアリーナ横浜」は扇形に座席が配置され全席が正面を向いています。
みなとみらい大橋を移動してもう1枚。
アリーナの隣には「ヒルトン横浜」(地上26階、高さ約100m)と「Kタワー横浜」(地上21階、高さ約100m)が並んでいます。
帷子川を挟んだ北側の横浜ポートサイド地区の帷子川親水エリアから撮影。
「Kアリーナ横浜」にズームです。
手前に見えている線路は貨物線の高島線です。
東側にあるみなとみらい橋から撮影。手前の緑地は「みなとみらい21中央地区62街区（ハーバーエッジプロジェクト）」で地上14階、高さ59.95mのフォーシーズンズホテルが計画されています。
「Kアリーナ横浜」にズームです。横浜駅から見て裏側にあたる場所ということもあり地味な外観となっています。
北側から撮影。こちら側の手前では横浜市による劇場建設の計画案がありましたが廃止となり、新たに開発事業者を公募して申込があった3件の審査中となっています。
その計画地内を斜めに横切って「ヒルトン横浜」前に繋がる仮設の歩行者通路が整備されています。
その通路を進んだ先からは、みなとみらいのタワーマンション群を見ることができます。
南側にある「高島中央公園」のデッキから撮影した「ミュージックテラス」です。左端に見えている低層の建物は「横浜アンパンマンこどもミュージアム」です。
その「横浜アンパンマンこどもミュージアム」の隣には「ミュージックテラス」に繋がる歩行者通路が整備されています。
その通路を進んだ先からは、みなとみらいの超高層ビル群を見ることができます。
北側にある「高島水際線公園」から見た「Kアリーナ横浜」です。
その公園内にある高島線を超える歩道橋から撮影。先程の裏側と違って表側は、スタンド席を支える柱が印象的なデザインとなっています。
真っ直ぐ伸びる柱がズラッと並んでいます。
その柱の隣には物販用のアリーナテントが常設されています。
メインエントランスです。
アリーナフロントと呼ばれるメインエントランス前です。
その隣はアリーナデッキと呼ばれるスペースになっています。
隣の「ヒルトン横浜」とは連絡通路で接続しています。
その連絡通路の奥からはみなとみらいの超高層ビル群を眺めることができます。ちなみに「Kアリーナ横浜」の周囲はアリーナストリートと呼ばれる一周できるデッキが設置されています。
アリーナデッキ前には幅の広い階段「ビッグステップス」があり、階段の下はミュージックテラススクエアやミュージックステージと呼ばれる広場になっています。
ミュージックステージ前には野外ステージのベイテントもあります。
「高島水際線公園」内にある歩道橋から撮影したミュージックステージ方面です。歩道に繋がる階段がある場所はノースゲートとなっています。
同じ場所から見た「ヒルトン横浜」(地上26階、高さ約100m)と「Kタワー横浜」(地上21階、高さ約100m)です。
「ヒルトン横浜」前にある低層棟も「ヒルトン横浜」です。
「ヒルトン横浜」前は広場のミュージックテラススクエアとなっているため広々としていますが、ライブがある日には賑わっているかと思います。ちなみに本日10月20日から22日の3日間はSMILE-UP.（旧ジャニーズ事務所）に所属するキンプリ（King & Prince）のライブが5本あります。
低層部には「アール・デコ」のモチーフを現代の横浜に再構築した“YOKOHAMA Deco”によりデザインされた柱があります。
近くから見上げた「ヒルトン横浜」です。こちら向きの部屋からはポートサイド地区のタワーマンション群を正面に望むことができます。
「ヒルトン横浜」前から見た「Kアリーナ横浜」です。アリーナ前にはかなりのスペースが用意されています。
近くから見上げた「Kタワー横浜」です。
「Kタワー横浜」前はミュージックテラスフロントと呼ばれる広場となっており、その広場に繋がるデッキ「ウエストゲート」が建設中です。
ウエストゲートは目の前の道路を超え、帷子川沿いの遊歩道に繋がり、そこから帷子川に架かる「はまみらいウォーク」に繋がり横浜駅にも行けるようになります。
同じ日に「横浜ランドマークタワー」の展望室から見た「ミュージックテラス」方面です。
オフィス棟がNTTドコモの通信塔と被っていますが「Kタワー横浜」と「ヒルトン横浜」にズームです。
「Kアリーナ横浜」にズームです。扇形の狭くなっている方にステージがあります。朝の情報番組で音漏れが全然ないとやっていましたが、アリーナの裏を歩いたときは音声チェックの音が普通に聞こえていました。まだステージ設営中で、建物内のステージ裏の扉が開いていて音漏れしていたのかもしれないです。テレビでやっていたのはお客さん側で、ドアを閉めると音が全然聞こえない状態になっていました。
地図
物件概要
都市景観形成行為のお知らせです。
建築計画のお知らせです。下記物件概要では都市景観形成行為の立面図の高さを採用、竣工年月はケン・コーポレーションに掲載されている年月を採用しています。
■物件概要■
名称：ミュージックテラス（街区名）
計画名称：Kアリーナプロジェクト
所在地：神奈川県横浜市西区みなとみらい六丁目2番2 ほか2筆
交通：みなとみらい線「新高島」駅
みなとみらい線「みなとみらい」駅
JR・京急・東急・相鉄・みなとみらい線・市営地下鉄「横浜」駅
用途：音楽アリーナ、ホテル、事務所、店舗、駐車場
階数：地上9階（Kアリーナ横浜）
地上26階、地下1階（ヒルトン横浜）
地上21階、地下1階（Kタワー横浜）
高さ：99.99m（最高高さ110.876m）
構造：S造（一部RC造+SRC造）
敷地面積：31,793.97��
建築面積：27,600.00��
延床面積：118,860�屐柄澗痢�
約54,090�屐�Kアリーナ横浜）
約34,850�屐淵劵襯肇鷁Ｉ諭�
約29,740�屐�Kタワー横浜）
建築主：ケン・コーポレーション
設計者：梓設計（代表）、国建、鹿島建設
施工者：鹿島建設
工期：2020年8月1日着工〜2023年7月竣工予定
開業：2023年9月29日(金) Kアリーナ横浜
2023年9月24日(日) ヒルトン横浜
2023年8月1日(火) Kタワー横浜
出典
▼公式HP：ミュージックテラス
https://music-terrace.com/
▼公式HP：Kアリーナ横浜
https://k-arena.com/
▼公式HP：ヒルトン横浜
https://hiltonhotels.jp/hotel/kanto/hilton-yokohama
▼ケン・コーポレーション：ニュースリリース（2023年4月27日）
横浜・みなとみらいに誕生する「ヒルトン横浜」、2023年4月26日（水）より宿泊予約受付開始
▼ケン・コーポレーション：ニュースリリース（2023年3月10日）
「Kアリーナ横浜」グランドオープニングシリーズ第一弾が決定
−開業公演は横浜出身のアーティスト ゆず に決定−
▼ケン・コーポレーション：ニュースリリース（2023年1月25日）
「Kアリーナ横浜」2023年9月29日開業決定
隣接するホテル「ヒルトン横浜」は2023年9月24日に開業
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