渋谷駅桜丘口地区で建設中の「渋谷サクラステージ（Shibuya Sakura Stage）」です。2023年9月26日に「恵比寿ガーデンプレイスタワー」の38階から撮影しました。中央の背の高いビルが「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」(地上39階、高さ179.97m)で、その左が「ブランズ渋谷桜丘」が入る「渋谷サクラステージ SAKURAタワー」(地上30階、高さ約127m)です。この記事では同再開発の概要や建設状況、地図等を載せています。
渋谷サクラステージについて
完成予想図[出典：公式HP]
「渋谷サクラステージ（Shibuya Sakura Stage）」はJR渋谷駅南西側の渋谷駅桜丘口地区での再開発で、左が渋谷駅に近いA街区の「SHIBUYAサイド」で、右が少し奥に入ったB街区の「SAKURAサイド」となっています。
「SHIBUYAサイド」の規模は地上39階、地下4階、高さ179.97m、敷地面積8,073�屐�建築面積7,900�屐�延床面積18万4718.55�屐�建築主は渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合（参加組合員：東急不動産）、設計者と施工者は鹿島建設で2023年11月30日の竣工予定となっています。
「SAKURAサイド（B街区）」の規模は地上30階、地下1階、高さ約127m、敷地面積8,479�屐�建築面積5,800�屐�延床面積約6万9100�屐�建築主は渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合（参加組合員：東急不動産）、設計者と施工者は戸田建設で2023年11月30日の竣工予定となっています。建築基準法上では地上29階、地下2階となっていますが運用上は地上30階、地下1階になります。
断面図[出典：東急不動産]
「SHIBUYAサイド」は39階建ての「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー（A1棟）」と17階建て高さ約90mの「渋谷サクラステージ セントラルビル（A2棟）」に分かれています。地下2階〜地上5階は商業施設となり、SHIBUYAタワーの7階〜38階がオフィスフロア（一部起業支援施設・国際医療施設）、セントラルビルの7〜17階がオフィスフロアになります。
「SAKURAサイド」は30階建ての「渋谷サクラステージ SAKURAタワー（B棟）」と5階建ての「SAKURAテラス（B先端棟）」に分かれています。SAKURAタワーの1階〜4階が商業施設、5階の一部が子育支援施設、5階〜14階の一部が事務所、6階〜16階の一部がサービスアパートメントの「ハイアット ハウス 東京 渋谷」、そして16階〜30階が共同住宅の「ブランズ渋谷桜丘」になります。「SAKURAテラス（B先端棟）」は板状の商業施設になります。
配置図[出典：東急不動産]
「SHIBUYAサイド」はJR「渋谷」駅に隣接した街区となっており、渋谷駅のホーム上空で建設中の「(仮称)北自由通路」と接続します。その自由通路にはJR「渋谷」駅の新改札口も整備中で駅直結となります。
「SAKURAサイド」は少し中に入った場所に位置しており「SHIBUYAサイド」との間には都市計画道路が整備され、その道路上空に整備される2ヵ所のデッキによって両街区が接続します。また、C街区の「中渋谷教会」は既に完成しており、その隣には緑豊かな「はぐくみSTAGE」が整備され、他にも「にぎわいSTAGE」や「桜丘の森」といったスペースが配置されます。
整備内容[出典：東急不動産]
「SHIBUYAサイド」は渋谷駅西口歩道橋デッキにも接続することから周辺地区とも繋がり、鉄道や国道による地域の分断が解消され、駅周辺全体の回遊性が向上します。またSHIBUYAタワー内には立体的縦軸動線の「アーバン・コア」が整備されます。
27階平面図[出典：CBRE]
「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」の平面は三角形に近い形をしており、オフィスの専有部はL字型になります。そのL字に挟まれた三角形部分にエレベーターなどが配置されます。
起業支援施設[出典：東急不動産]
「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」の最上階となる38階にはスタートアップ企業等の発表会等を開催できるバンケットルームやプライベートルームといったカンファレンス空間に「食」のおもてなしを加えた起業支援施設が整備されます。
ハイアット ハウス 東京 渋谷[出典：東急不動産]
「渋谷サクラステージ SAKURAタワー」の6階〜16階の一部に入るサービスアパートメントの「ハイアット ハウス 東京 渋谷」は全126室で、客室にはキッチンや洗濯乾燥機が完備されます。
ブランズ渋谷桜丘 エントランスホール[出典：東急不動産]
「渋谷サクラステージ SAKURAタワー」の16階〜30階は分譲マンションの「ブランズ渋谷桜丘」になります。エントランスホールは丘の上に真っすぐ伸びる”大樹”をデザインコンセプトにした有機的なラインが印象的な空間になります。
位置図
位置図[出典：東急不動産]
「渋谷サクラステージ（Shibuya Sakura Stage）」はJR「渋谷」駅上空で整備中の「(仮称)北自由通路」に接続し、その自由通路にはJR「渋谷」駅の新改札口が整備されるため駅直結となります。また、同施設は周辺施設ともデッキによって接続されるため、JR以外の東急・東京メトロ・京王の各「渋谷」駅にも道路を通らずに行けるようになります。
建設状況（SHIBUYAサイド：A街区）
2023年9月26日に渋谷スカイから撮影した「SHIBUYAサイド（A街区）」の「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」(地上39階、高さ179.97m)です。
隣の低く見えるビルが「渋谷サクラステージ セントラルビル」(地上17階、高さ約90m)です。
北側から撮影。左のビルは「渋谷ストリーム」(地上36階、高さ179.95m)でJR「渋谷」駅上空で整備中の「(仮称)北自由通路」によって接続します。また、右奥に見えているのが「SAKURAサイド（B街区）」の「渋谷サクラステージ SAKURAタワー」(地上30階、高さ約127m)です。
渋谷駅西口歩道橋から撮影。低層部の商業施設はこの歩道橋に接続します。
低層部には桜をイメージしたと思われる模様が入っています。
真下から見上げた様子です。
縦動線となる「アーバン・コア」部分が見えるようになっていました。
南側の坂を登ったところから撮影。こちら側の窓のない部分はエレベーターなどの設備が配置され、オフィスの専有部としては反対側がメインとなります。
隣の「渋谷サクラステージ セントラルビル」はSHIBUYAタワーと違ってこちら側がメインとなります。
南東側から撮影した「SHIBUYAサイド」です。
「SAKURAサイド」と繋がるデッキには「アーバン・コア」にも設置されていた格子状のオブジェがありました。
「SHIBUYAサイド」の南端ではJR「渋谷」駅の新南口に繋がるデッキがあります。
反対側では「渋谷ストリーム」と繋がる「(仮称)北自由通路」が建設中で、ここからJR「渋谷」駅の新改札口に駅直結します。
同じ場所から見上げた「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」です。こちら側がオフィスフロアとしてはメインになります。
北東側から撮影。こちらの角度から見ると箱型のビルに見えますが、直角三角形に近い形をしたビルとなっています。
渋谷のスクランブル交差点から撮影。「渋谷スクランブルスクエア」(地上47階、高さ229.705m)を頂点とした超高層ビル群が広がりつつあります。
「恵比寿ガーデンプレイスタワー」(地上39階、高さ167m)の38階から撮影した「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」です。
「渋谷サクラステージ セントラルビル」はSHIBUYAタワーに同化してわかりにくいです。
渋谷の超高層ビル群は渋谷駅を中心に拡大を続けており、これからも渋谷駅周辺の超高層化が続きます。
建設状況（SAKURAサイド：B街区）
2023年9月26日に渋谷スカイから撮影した「SAKURAサイド（B街区）」で建設中の「渋谷サクラステージ SAKURAタワー」(地上30階、高さ約127m)です。セットバックした高層部が分譲マンションの「ブランズ渋谷桜丘」となっています。
渋谷駅西口の渋谷フクラス接続デッキから撮影。
そのSAKURAタワーより手前にある「SAKURAサイド（B街区）」の「渋谷サクラステージ SAKURAテラス」です。
印象的なデザインの階段となっていました。
SAKURAテラスは商業施設が入る板状のビルとなっています。
SAKURAテラスからSAKURAタワーに繋がる通路はまだ整備途中といった感じでした。
北側から見上げた「渋谷サクラステージ SAKURAタワー」です。近過ぎるためセットバックした高層部が見えていません。
北西側から見上げた様子です。5階〜14階の一部が事務所、6階〜16階の一部がサービスアパートメントの「ハイアット ハウス 東京 渋谷」、そしてセットバックした16階〜30階が共同住宅の「ブランズ渋谷桜丘」になります。
西側から撮影。建物の左下がオフィス、右下がサービスアパートメントの「ハイアット ハウス 東京 渋谷」となっています。
南西側から撮影。手前の木々がある場所は緑豊かな「はぐくみSTAGE」になります。
南東側から撮影。手前の低層の建物はC街区の「中渋谷教会」です。B街区内にあった教会が移転したもので、同再開発では一番最初に建設されました。
東側から撮影。右奥は「SHIBUYAサイド」です。
「渋谷サクラステージ SAKURAタワー」の低層部です。ここの木々がある場所が「桜丘の森」となります。
北東側から撮影。道路沿いの外壁は緑化されていました。
「恵比寿ガーデンプレイスタワー」(地上39階、高さ167m)の38階から撮影した「渋谷サクラステージ SAKURAタワー」です。
少し広角で撮影。渋谷では途切れることなく超高層ビルの建設が続いています。
地図（SHIBUYAサイド：A街区）
地図（SAKURAサイド：B街区）
物件概要（SHIBUYAサイド：A街区）
SHIBUYAサイド（A街区）の建築計画のお知らせです。
■物件概要（SHIBUYAサイド：A街区）■
名称：SHIBUYAサイド
計画名：(仮称)渋谷駅桜丘口地区第一種再開発事業 A街区
所在地：東京都渋谷区桜丘町2-5,2-17,101-1,102-1 他
交通：JR・京王・東急・東京メトロ「渋谷」駅
用途：事務所、店舗、駐車場 等
階数：地上39階、地下4階（SHIBUYAタワー）
地上17階、地下4階（セントラルビル）
高さ：179.97m（SHIBUYAタワー）
約90m（セントラルビル）
構造：鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法：直接基礎、杭基礎
敷地面積：8,073��
建築面積：7,900��
延床面積：184,718.55��
事業主：渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合
参加組合員：東急不動産
設計者：鹿島建設
施工者：鹿島・戸田建設共同企業体（A街区：鹿島建設）
工期：2019年5月1日着工〜2023年11月30日竣工予定
物件概要（SAKURAサイド：B街区）
SAKURAサイド（B街区）の建築計画のお知らせです。
■物件概要（SAKURAサイド：B街区）■
名称：SAKURAサイド
ブランズ渋谷桜丘（分譲住宅）
ハイアット ハウス 東京 渋谷（サービスアパートメント）
計画名：(仮称)渋谷駅桜丘口地区第一種再開発事業 B街区
所在地：東京都渋谷区桜丘町124番
交通：JR・京王・東急・東京メトロ「渋谷」駅
用途：住宅、事務所、店舗、サービスアパートメント、駐車場 等
総戸数：155戸（ブランズ渋谷桜丘）
126戸（ハイアット ハウス 東京 渋谷）
階数：地上30階、地下1階（SAKURAタワー）
高さ：約127m（SAKURAタワー）
構造：鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法：直接基礎（一部杭基礎）
敷地面積：8,479��
建築面積：5,800��
延床面積：約69,100��
事業主：渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合
参加組合員：東急不動産
設計者：戸田建設
施工者：鹿島・戸田建設共同企業体（B街区：戸田建設）
工期：2020年5月1日着工〜2023年11月30日竣工予定
出典
▼Shibuya Sakura Stage（公式HP）
https://www.shibuya-sakura-stage.com/
▼東急不動産：ニュースリリース（2023年2月9日）
まちの回遊性を高める、渋谷の新たな玄関口 渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業の施設名称が「Shibuya Sakura Stage」に決定 〜「働く・遊ぶ・住む」を兼ね備えた施設として、2023年11月30日竣工・以降順次開業予定〜
▼東急不動産：ニュースリリース（2022年9月26日）
めぐり歩いて楽しいまちへ 「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」上棟 働・遊・住を兼ね備えた渋谷駅南西部に広がる桜丘地区の玄関口
▼CBRE
渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー
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