飯田橋駅の北側の首都高に面した場所の再開発「(仮称)後楽二丁目南地区第一種市街地再開発事業」の概要が環境影響評価調査計画書により明らかになりました。規模は地上35階、高さ約170m、延床面積約30万�屬如⊇四�不動産による高層部に住宅が入るオフィスビルになります。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。
後楽二丁目南地区について
配置計画[出典：東京都環境局]
「(仮称)後楽二丁目南地区第一種市街地再開発事業」は飯田橋駅の北側、首都高池袋線に面した場所の再開発で、規模は地上35階、地下3階、高さ約170m、敷地面積約2万50�屐�建築面積約1万3200�屐�延床面積約30万�屬箸覆辰討い泙后７�築主は後楽二丁目南地区市街地再開発準備組合、事業協力者は住友不動産と五洋建設で2026年度着工、2030年度竣工、2031年度供用開始予定となっています。
歩行者動線計画[出典：東京都環境局]
飯田橋駅前に既存の歩道橋がありますが、それとは別の新設される歩行者デッキと接続する計画となっており、地区内を南北に繋ぐ2階デッキレベルの貫通通路に繋がります。
敷地の外周には歩道状空地が整備され、敷地南側には駅前広場、北東側には北東広場が整備されます。
断面図[出典：東京都環境局]
同再開発は高層ゾーンと低層ゾーンに分かれており、高層ゾーンは低層部に店舗等、高層部に住宅が入るオフィスビルになり、低層ゾーンは店舗も入る住宅となります。住宅の総戸数は約250戸で計画されています。
位置図
計画地位置図[出典：東京都環境局]
計画地は複数路線がある飯田橋駅の北側で、JR中央・総武線駅、東京メトロ東西線・有楽町線・南北線、都営大江戸線の5路線ある中では都営大江戸線が一番近い場所となっています。
また、飯田橋交差点に新設される歩行者デッキに直結するため、JR「飯田橋」駅前までは道路を渡らずにアクセスできるようになります。
現況
文京シビックセンターの25階無料展望ラウンジから見た飯田橋駅方面です。この中で赤い網掛けをした場所が「(仮称)後楽二丁目南地区第一種市街地再開発事業」(地上35階、高さ約170m)の計画地です。
計画地の右側も住友不動産の物件で、横長のビルが「住友不動産飯田橋ファーストビル」、黒い超高層ビルが「住友不動産飯田橋ファーストタワー」(地上34階、高さ149.6m)となっており、同再開はこれよりも高い約170mで、飯田橋駅エリアでは最も高い建物となります。
計画地内はオフィスビルの割合が多いですが、マンションや戸建てもある場所となっています。
中央に見えるみずほ銀行の看板の手前にあるビルは事業協力者でもある五洋建設の本社が入る「五洋建設ビル」です。
飯田橋駅前の歩道橋から見た「(仮称)後楽二丁目南地区第一種市街地再開発事業」の計画地方面です。同再開発はこの歩道橋とは別に新設される歩行者デッキと接続することになります。
首都高池袋線の下から撮影。
北東側から撮影。こちらの角地には広場が整備され、左の道路沿いに低層ゾーンの店舗、住宅が建設されます。
北西側から撮影。この右側にはある首都高池袋線に面した場所が高層ゾーンで、高層部に住宅が入るオフィスビルが建設されます。
住友不動産の物件で高層部が住宅の場合は賃貸住宅なることがほとんどのため、低層ゾーンが地権者住宅となり、高層ゾーンは賃貸住宅になるのでは？と予想しています。
地図
物件概要
概略工程[出典：東京都環境局]
2026年度から仮設・解体工事が始まり2027年度には着工し、2030年度に竣工する予定となっています。
■物件概要■
事業名：(仮称)後楽二丁目南地区第一種市街地再開発事業
所在地：東京都文京区後楽二丁目
交通：JR中央・総武線「飯田橋」駅
東京メトロ東西線・有楽町線・南北線「飯田橋」駅
都営大江戸線「飯田橋」駅
用途：住宅、事務所、店舗等
総戸数：約250戸
階数：地上35階、地下3階
高さ：約170m
構造：RC造、S造、SRC造、免振構造
敷地面積：約20,050��
建築面積：約13,200��
延床面積：約300,000��
建築主：後楽二丁目南地区市街地再開発準備組合
事業協力者：住友不動産、五洋建設
設計者：−
施工者：−
工期：2026年度着工〜2030年度竣工予定
供用開始：2031年度予定
出典
▼東京都環境局：環境影響評価図書（2023年9月22日）
「（仮称）後楽二丁目南地区第一種市街地再開発事業」 環境影響評価調査計画書
▼日刊建設工業新聞（2023年9月22日）
後楽二丁目南地区再開発（東京都文京区）／総延べ３０万平米、２６年度着工へ
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