内幸町一丁目街区

 日比谷公園東側の大規模再開発「内幸町一丁目街区(TOKYO CROSS PARK構想)」の計画地です。2023年9月20日に撮影しました。北地区、中地区、南地区に分かれた再開発で、現在は中地区と南地区で既存ビルの解体工事が行われており、中地区には地上48階、最高高さ234.5mのセントラルタワー、南地区には地上45階、最高高さ232.52mのサウスタワーが建設されます。また、奥の「帝国ホテル」がある場所が北地区で、高さ約230mとビルと高さ約145mのホテルが建設予定となっています。この記事では同再開発の概要や既存建物解体状況、地図等を載せています。




TOKYO CROSS PARK構想 内幸町一丁目街区完成イメージ
完成イメージパース[出典:東京都]

 「内幸町一丁目街区」は「日比谷公園」東側の大規模再開発で、三井不動産など事業者10社によって「TOKYO CROSS PARK構想」として街づくりが行われています。

 南地区、中地区、北地区の3つの地区に分かれた全体で総延床面積約110万屬砲覆訥饗腟模プロジェクトで、中地区のセントラルタワーと南地区のサウスタワーが先行して建設されます。その後、少し遅れて北地区のノースタワーが建設され、一番最後に帝国ホテルの新本館が建設されます。



内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業 完成イメージパース
内幸町一丁目街区完成イメージ[出典:三井不動産]

 南地区に建設される「サウスタワー(内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟)」の規模は地上45階、塔屋2階、地下3階、高さ230.23m、最高高さ232.52m、敷地面積1万8617.95屐憤戝鎮惑定区域全体)、建築面積1万1100屐憤戝鎮惑定区域全体:1万5300屐法延床面積28万7000屐憤戝鎮惑定区域全体:29万7400屐法建築主は中央日本土地建物(代表施工者)、設計者は清水建設で2024年3月下旬着工、2027年3月下旬竣工予定(一団地認定区域全体:2039年4月頃)となっています。

 中地区に建設される「セントラルタワー((仮称)内幸町一丁目街区中地区セントラルタワー)」の規模は地上48階、塔屋2階、地下6階、高さ230m、最高高さ234.5m、敷地面積2万1656.36屐箆担認定区域全体)、建築面積1万2300屐箆担認定区域全体:2万600屐法延床面積36万1000屐箆担認定区域全体:37万6000屐法建築主はNTT都市開発(代表事業者)、公共建物、三井不動産、東京電力パワーグリッド、設計者と施工者は竹中工務店で2024年7月15日着工、2029年2月28日竣工予定(連担認定区域全体:2038年3月頃)となっています。



TOKYO CROSS PARK構想 内幸町一丁目街区完成イメージ
内幸町一丁目街区完成イメージ[出典:三井不動産]

 日比谷公園側から見た完成予想図です。左から北地区、中地区、南地区となっており、北地区に建設されるノースタワーは地上46階、高さ約230m、新本館は地上29階、高さ約145mで両棟合わせた延床面積は約42万峙模となります。事業者は帝国ホテルと三井不動産で、ノースタワーが2024年度着工、2030年竣工予定、新本館が2031年度着工、2036年度竣工予定となっています。

 各ビルの竣工後も設備の移設工事や既存建築物の解体工事等が行われるため、最終的な工事完了は2037年度以降の予定となっています。



TOKYO CROSS PARK構想 街区用途概念図
街区用途概念図[出典:三井不動産]

 各地区の規模と用途は以下のようになっています。

・北地区 帝国ホテル新本館
 地上29階、高さ約145m、約42万(ノースタワー含む)、2036年度竣工予定
 ホテル

・北地区 ノースタワー
 地上46階、高さ約230m、約42万(新本館含む)、2030年度竣工予定
 賃貸住宅・サービスアパートメント・オフィス・商業等

・中地区 セントラルタワー
 地上48階、最高高さ234.5m、約37万6000屐箆担認定区域全体)、2029年2月竣工予定
 ホテル・オフィス・商業・産業支援施設・ホール等

・南地区 サウスタワー
 地上45階、最高高さ232.52m、約29万7400(一団地認定区域全体)、2027年3月下旬竣工予定
 事務所、商業、ホテル、ウェルネス促進施設等



(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画 配置図
配置図[出典:内閣府]

 各棟の配置図です。南地区のサウスタワーと中地区のセントラルタワーは日比谷公園側にビル本体が配置され、東の線路側には大規模な広場が設けられます。北地区は日比谷公園側に帝国ホテルの新本館、線路側にノースタワーが配置されます。

 隣り合う各地区はそれぞれ広場やデッキで接続し、さらに中地区からは日比谷公園に繋がる大規模なデッキが整備されます。また、南地区は「内幸町」駅に、北地区は「日比谷」駅に直結します。



(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画 計画地の現況図
計画地の現況図[出典:東京都環境局]

 各地区の現況図です。各地区には複数の既存建物があり、現在は南地区の「みずほ銀行内幸町本部ビル」、中地区の「NTT日比谷ビル」と「日比谷U-1ビル」の解体工事が行われています。超高層ビル本体の建設地となる既存ビルが解体中で、広場となる部分ではまだ解体工事が始まっていません。

 北東側に位置する北地区の「帝国ホテル東京タワー」は現在稼働中ですが、館内の不動産賃貸事業(テナントレストラン含む)が2024年3月末、ホテル事業が2024年6月末を目途に営業終了することが発表されています。そのため2024年夏頃から解体工事が始まるのかもしれません。



TOKYO CROSS PARK構想 銀座側から2haの大規模広場を臨むイメージ
銀座側から2haの大規模広場を臨むイメージ[出典:三井不動産]

 銀座側から見た完成予想図です。JRの線路側には約2haとなる大規模な広場が整備されます。



TOKYO CROSS PARK構想 31m基壇部上広場イメージ
31m基壇部上広場イメージ[出典:三井不動産]

 日比谷公園側には百尺規制時代の高さ31mラインとなる基壇部に大規模な広場が整備されます。



(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画 イメージパース
イメージパース[出典:内閣府]

 日比谷公園と中地区を接続するデッキは道路上空公園として緑地のある大規模なデッキになります。



TOKYO CROSS PARK構想 街区と日比谷公園をつなぐ道路上空公園イメージ
街区と日比谷公園をつなぐ道路上空公園イメージ[出典:三井不動産]

 日比谷公園上空から見た完成予想図です。東京都は2021年7月に「都立日比谷公園再生整備計画」を策定し、開園130周年を迎える2033年の完了に向け、日比谷公園をエリアごとに段階的に整備していくことになっており、東京ミッドタウン日比谷あたりともデッキで接続する計画になっています。




TOKYO CROSS PARK構想 位置図
位置図[出典:三井不動産]

 「内幸町一丁目街区」は日比谷公園とJRの線路に挟まれた場所の再開発で、南地区は「内幸町」駅に、北地区は「日比谷」駅に直結します。他にも「新橋」駅や「銀座」駅、「霞ヶ関」駅など複数の駅・路線が徒歩圏に点在しています。




みずほ銀行内幸町本部ビル

 2023年9月20日に南東側から撮影した南地区で解体中の「みずほ銀行内幸町本部ビル」(地上35階、最高部高さ140m、1981年竣工)です。解体の施工者は清水建設で、解体工期は2024年3月31日までとなっています。



みずほ銀行内幸町本部ビル

 新橋駅側となる南側から撮影。1/3程度まで解体が進んでいました。



みずほ銀行内幸町本部ビル

 日比谷通り沿いとなる南西側から撮影。解体後の跡地は事務所、商業、ホテル、ウェルネス促進施設等で構成される「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟」(地上45階、最高高さ232.52m)が建設されます。



内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟 モックアップ

 日比谷通りでは「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟」の外装モックアップが建設中でした。



みずほ銀行内幸町本部ビル

 西側から撮影。



みずほ銀行内幸町本部ビル

 北西側から撮影。左の鉄塔があるビルは「東京電力本社ビル」(地上16階、高さ102.01m)で、時期は不明ですが解体され南地区の広場が整備されます。



(仮称)内幸町一丁目街区中地区セントラルタワー

 「みずほ銀行内幸町本部ビル」の北側は中地区となっており、「NTT日比谷ビル」(地上9階、1984年竣工)と「日比谷U-1ビル」(地上26階、高さ109.3m、1984年竣工)の解体工事が行われています。

 中地区の北側の北地区にある「帝国ホテル東京タワー」(地上31階、高さ129.1m)は地上46階、高さ約230mのノースタワーへ2030年度竣工予定で建替えられ、「帝国ホテル本館」は地上29階、高さ約145mの新本館へ2036年度竣工予定で建替えられます。



(仮称)内幸町一丁目街区中地区セントラルタワー

 中地区では事務所、ホテル・オフィス・商業・産業支援施設・ホール等で構成される「(仮称)内幸町一丁目街区中地区セントラルタワー」(地上48階、最高高さ234.5m)が建設されます。



日比谷U-1ビル跡地

 「日比谷U-1ビル」の跡地です。地上部の解体の施工者は鹿島建設で、解体工期は2023年9月30日までとなっており、地下部の解体の施工者は竹中工務店で、解体工期は2023年10月1日から2026年8月31日までとなっています。鹿島建設から竹中工務店に交代となり、そのままセントラルタワーの施工者も竹中工務店になります。



内幸町一丁目街区

 北西側から撮影。日比谷通り沿いの南地区において地上45階、最高高さ232.52mのサウスタワーが2027年3月下旬竣工予定で建設され、そして中地区では地上48階、最高高さ234.5mのセントラルタワーが2029年2月竣工予定で建設されます。














内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟 建築計画のお知らせ

 南地区の建築計画のお知らせです。



内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業 全体工事工程
全体工事工程[出典:東京都]

 他の街区と合わせた全体の工事完了は約15年の工期となっています。

■物件概要(南地区)■
事業名:内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟
所在地:東京都千代田区内幸町一丁目1000番
交通:都営三田線「内幸町」駅
   JR各線・東京メトロ銀座線・ゆりかもめ・都営浅草線「新橋」駅
   東京メトロ千代田線・東京メトロ日比谷線・都営三田線「日比谷」駅
用途:事務所、商業、ホテル、ウェルネス促進施設、駐車場
階数:地上45階、塔屋2階、地下3階
高さ:230.23m(最高高さ232.52m)
構造:鉄骨造(一部柱:CFT造)、地下:鉄筋コンクリート造一部鉄骨鉄筋コンクリート造及び鉄骨造
基礎工法:直接基礎
敷地面積:18,617.95屐憤戝鎮惑定区域全体)
建築面積:11,100屐憤戝鎮惑定区域全体:15,300屐
延床面積:287,000屐憤戝鎮惑定区域全体:297,400屐
建築主:中央日本土地建物(代表施工者)
事業者:中央日本土地建物・東京電力パワーグリッド・TF内幸町特定目的会社
設計者:清水建設
施工者:−
工期:2024年3月下旬着工〜2027年3月下旬竣工予定(一団地認定区域全体:2039年4月頃)




(仮称)内幸町一丁目街区中地区セントラルタワー 建築計画のお知らせ

 中地区の建築計画のお知らせです。



(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画(中地区) 全体工事工程
全体工事工程[出典:東京都環境局]

 解体工事からビル本体完成までは約7年で、他の街区と合わせた全体の工事完了が約15年の工期となっています。

■物件概要■
事業名:(仮称)内幸町一丁目街区中地区セントラルタワー
所在地:東京都千代田区内幸町一丁目1番1,3,5,8,9,10,11
交通:都営三田線「内幸町」駅
   東京メトロ千代田線・東京メトロ日比谷線・都営三田線「日比谷」駅
   東京メトロ有楽町線・JR山手線・JR京浜東北線「有楽町」駅
   JR各線・東京メトロ銀座線・ゆりかもめ・都営浅草線「新橋」駅
用途:事務所・商業・ホテル他
階数:地上48階、塔屋2階、地下6階
高さ:230m(最高高さ234.5m)
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法:直接基礎(パイルド・ラフト起訴)
敷地面積:21,656.36屐箆担認定区域全体)
建築面積:12,300屐箆担認定区域全体:20,600屐
延床面積:361,000屐箆担認定区域全体:376,000屐
建築主:NTT都市開発(代表事業者)、公共建物、三井不動産、東京電力パワーグリッド
設計者:竹中工務店
施工者:竹中工務店
工期:2024年7月15日着工〜2029年2月28日竣工予定(連担認定区域全体:2038年3月頃)




▼帝国ホテル:IRニュース(2023年7月28日)
帝国ホテル 東京 タワー館営業終了に関するお知らせ

▼東京都:報道発表資料(2022年8月9日)
内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業の施行を認可します

▼三井不動産:ニュースリリース(2022年3月24日)
都心最大級延床約110万m2、日比谷公園と一体となった比類なき街づくり
「TOKYO CROSS PARK構想」を発表
内幸町一丁目街区における次世代スマートシティプロジェクト


▼内閣府:第19回 東京都都市再生分科会 配布資料(2021年6月29日)
資料1 内幸町一丁目北特定街区・内幸町一丁目北地区再開発等促進区を定める地区計画 都市計画(素案)の概要