日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区

 日本橋の大規模再開発「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区」(地上52階、高さ283.96m)の建設地です。2023年9月5日に撮影しました。完成時には日本4位、計画中も含めると日本7位の高さの超高層ビルになります。同ビルの低層部には商業施設、中層部にはオフィス・MICE、高層部にはホテル(ウォルドーフ・アストリア東京日本橋)、そして最上部には賃貸住宅が入る超高層複合施設になります。この記事では同再開発の概要や建設状況、地図等を載せています。




日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 外観イメージパース
外観イメージパース[出典:三井不動産]

 「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」は「日本橋」駅直結となる大規模再開発で、低層のA街区とB街区が日本橋川沿いに並び、その背後に超高層棟となるC街区が配置されます。

 C街区の規模は地上52階、塔屋2階、地下5階、高さ283.96m、敷地面積は1万5564.16屐建築面積は1万2590.79屐延床面積は37万4003.62屐建築主は日本橋一丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員:三井不動産、野村不動産、野村ホールディングス)、設計者は日建設計、デザインアーキテクトはペリ クラーク ペリ アーキテクツ、施工者は日本橋一丁目中地区市街地再開発事業建設共同企業体(代表企業:清水建設)で2026年3月31日竣工予定となっています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 敷地配置図/用途断面図
敷地配置図/用途断面図[出典:三井不動産]

 同再開発は中央通り、昭和通り、日本橋川に面した敷地となっており、日本橋川に架かる「日本橋」の目の前に位置しています。D街区となっている場所は既存の「日本橋一丁目三井ビル(コレド日本橋)」(地上20階、最高高さ120.818m)で建替えはありませんが、C街区とデッキと地下通路で接続します。また、各街区のフロア構成は以下の通りとなっています。

■A街区
3階〜4階:業務施設
1階〜2階:店舗

■B街区
4階〜7階:住宅(約50戸)
1階〜3階:店舗

■C街区
48階〜51階 :居住施設(約100戸)
50階    :居住施設ロビー
40階〜47階 :ホテル(197室)
40階    :ホテルロビー、スパ
23階〜38階 :高層オフィスフロア(基準階面積:約1300坪)
22階    :高層スカイロビー
10階    :低層スカイロビー
11階〜20階 :低層オフィスフロア(基準階面積:約1900坪)
7階〜8階  :ビジネス支援施設
5階〜7階  :MICE
地下1階〜4階:商業施設

 ホテルは高さ200m以上に位置しており、ヒルトンが運営する最上級ラグジュアリーブランドの「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」(全197室)になります。同ホテルには3つのレストランとウォルドーフ・アストリアを象徴するラウンジ&バー「ピーコック・アレー」、屋内プール、スパ、フィットネスセンター、宴会場、チャペルを備える予定となっています。

 また、高さ約250mとなる48階〜51階の居住施設は建築物環境計画書制度を見ると122戸の賃貸住宅となっています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 日本橋川沿い低層部外観イメージ
日本橋川沿い低層部外観イメージ[出典:三井不動産]

 日本橋川沿いに配置されるA街区(右)とB街区(左)の完成予想図です。A街区は大林組を施工者として既存の「日本橋野村ビル 旧館」の保存改修が行われます。B街区は野村證券本社の別館と本館のあった場所で、地上7階、地下2階、高さ31.62m、延床面積6,573.85屬療絞沺共同住宅、駐車場等で構成されるビルが清水建設を代表企業とした共同企業体の施工で建設されます。

 この完成予想図は首都高地下化後の図で、首都高地下化は地下ルート開通が2035年予定、高架橋撤去完了が2040年予定のため、竣工から10年以上経たないとこの景観にはなりませ。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 MICEエリア屋外デッキイメージ
MICEエリア屋外デッキイメージ[出典:三井不動産]

 C街区のMICE施設に整備される屋外デッキの完成予想図です。MICE施設としては2つの大型ホール(最大収容人数:合計約3,000人)と、会議室、ビジネス交流機能が設けられます。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 オフィスエリア屋外テラスイメージ
オフィスエリア屋外テラスイメージ[出典:三井不動産]

 C街区のオフィスエリアに整備される屋外テラスの完成予想図です。周りの景色から判断して高層スカイロビーのある22階部分と思われます。また、描かれている人物からしてオフィス入居者専用の空間となりそうです。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 外観イメージパース
外観イメージパース[出典:日立製作所]

 「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」のC街区において、日立製作所と日立ビルシステムは定格速度分速480mの超高速エレベーターや、定格速度分速300m・積載質量4550kg(定員70人)の高速・大容量エレベーターなどエレベーター104台、エスカレーター35台の昇降機を一括受注したことが発表されています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 外観イメージパース
外観イメージパース[出典:三井不動産]

 同再開発のC街区は完成時には日本で4番目、計画中も含めると日本で7番目に高い超高層ビルになります。

1位:Torch Tower(トーチタワー)
   地上62階、高さ約390m、2027年度末予定、東京都千代田区

2位:六本木五丁目西地区第一種市街地再開発事業 A-1街区
   地上66階、高さ327m、2030年度竣工予定、東京都港区

3位:麻布台ヒルズ森JPタワー
   地上64階、高さ325.49m、2023年6月、東京都港区

4位:あべのハルカス
   地上60階、高さ300m、2014年3月、大阪府大阪市

5位:横浜ランドマークタワー
   地上70階、高さ296.33m、1993年7月、神奈川県横浜市

6位:六本木五丁目西地区第一種市街地再開発事業 B街区
   地上70階、高さ288m、2030年度竣工予定、東京都港区

7位:日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区
   地上52階、高さ283.96m、2025年12月予定、東京都中央区




日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 位置図
位置図[出典:三井不動産]

 建設地は日本橋川に架かる「日本橋」の目の前で、東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅とは地下1階に整備される地下通路を通じて駅直結となり、都営浅草線「日本橋」駅とは新たに整備する新改札で駅直結になる計画となっています。また、将来的には東京駅と日本橋駅が地下通路で接続することから、東京駅まで繋がることになります。

 敷地の北側は日本橋川、西側は中央通り、東側は昭和通りに面しており、東側では地上40階、高さ約240mのオフィスビルと地上52階、高さ約225mのタワーマンションで構成される「日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業」、西側では地上27階、高さ140mのオフィスビルとなる「日本橋一丁目1・2番地区」、そして日本橋川を渡った先の北側では地上33階、高さ約179.5mの共同住宅も入るオフィスビルとなる「日本橋室町一丁目地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。首都高地下化に伴い日本橋川沿いの再開発が活発になっており、首都高地下化が完了する頃には現在計画されている日本橋の再開発は全て完了しており、東京駅周辺の超高層ビル群が日本橋まで拡大します。




日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区

 2023年9月5日に東側の昭和通りに架かる歩道橋から撮影した「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区」(地上52階、高さ283.96m)の建設地です。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区

 1階床レベルの鉄骨が見えるようになってきたので、そろそろ地上部の建設が始まる頃かと思っています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区

 こういった建設地は覗ける場所にプレハブ事務所が設置されてしまうことが多いのですが、ここはそういったことはなく建設状況を追うことができて良かったです。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区

 奥の方にズームです。柱となる鉄骨と作業員を比べるとかなりの太さがあることがわかります。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区

 敷地北東角は作業用の資材倉庫が複数置かれていました。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 A・B街区

 A街区、B街区方面です。A街区は「日本橋野村ビル 旧館」の保存改修が行われるためビルが解体されずに残っています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 昭和通り沿いから撮影。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 中央通り沿いから撮影。そろそろ地上からも鉄骨が見えるようになってきて欲しい頃です。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 ここは三井不動産がメインの再開発のため、名称は「東京ミッドタウン 日本橋」になるのでは?と予想しています。









日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区 建築計画のお知らせ

 C街区の建築計画のお知らせです。

■物件概要(C街区)■
事業名:日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)
ホテル名:ウォルドーフ・アストリア東京日本橋
所在地:東京都中央区日本橋1丁目32番
交通:都営浅草線「日本橋」駅 直結予定
   東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅 地下歩道により直結
   東京メトロ半蔵門線「三越前」駅
用途:事務所、店舗、集会場、ホテル、共同住宅、駐車場等
総客室数:197室
総戸数:122戸(賃貸)
階数:地上52階、地下5階
高さ:283.96m
構造:S造、一部RC造 及び SRC造
基礎工法:杭基礎、直接基礎
敷地面積:15,564.16
建築面積:12,590.79
延床面積:374,003.62
建築主:日本橋一丁目中地区市街地再開発組合
参加組合員:三井不動産、野村不動産、野村ホールディングス
設計者:日建設計
施工者:日本橋一丁目中地区市街地再開発事業建設共同企業体(代表企業:清水建設)
工期:2021年12月6日着工〜2026年12月31日竣工予定




▼三井不動産:ニュースリリース(2021年12月7日)
日本橋川沿い再開発第一弾、新たなランドマークとなる日本橋エリア最高・最大級のミクストユース開発
「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」着工
ZEB/ZEH認証・DBJ Green Building認証の取得など、次世代の新たな街づくりが始動


▼日立製作所:ニュースリリース(2022年8月9日)
日本橋エリア最大規模の複合開発プロジェクトである「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」向けの昇降機139台を一括受注