(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業 外観イメージ
外観イメージ[出典:東京建物]

 新潟三越跡地の再開発「(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業」(地上37階、高さ約150m)が、2023年9月15日付けで新潟市より都市計画決定の告示を受けたことが発表されました。同再開発は事業協力者として廣(新潟市)と東京建物(東京都中央区)が参画しており、新潟県最高層となる商業・オフィス・住宅の複合型タワーになります。この記事では同複合型タワーの概要や現況、地図等を載せています。




新潟三越跡地 施設イメージ
施設イメージ[出典:新潟放送]

 リンク切れになってしまって元記事がありませんが、新潟放送の記事(2022年12月16日)に掲載された「(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業」の施設イメージです。計画地は2020年3月22日に閉店した「新潟三越」跡地で、新潟市の総合建設業の廣瀬と東京建物が所有権を取得しており、そこに1〜3階に商業施設、4〜6階にオフィス、7〜9階に高齢者向け住宅、10〜37階に350戸の共同住宅が入る複合型タワーを計画されています。商業施設には店舗の他に温浴施設、低層部の屋上にはイベントの実施が可能な屋上広場が整備予定となっています。

 規模は地上37階、地下1階、高さ約150m、敷地面積約7,800屐延床面積約7万5500屐∋業主体は西堀通5番町地区市街地再開発準備組合、事業協力者は廣瀬、東京建物で2025年度着工、2029年度竣工予定となっています。同再開発は2023年9月15日付けで新潟市より都市計画決定の告示を受けています。



(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業 計画図
計画図[出典:新潟市]

 計画地はA街区とB街区に分かれており、A街区に複合型タワー、B街区に地上8階、高さ約30m、延床面積約9,510屬涼鷦崗譴整備され、本体棟と駐車場棟は連絡通路で結ぶ計画となっています。



(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業 低層イメージ
低層イメージ[出典:東京建物]

 低層部の完成予想図です。デザイン監修は世界的建築家である藤本壮介氏が主宰する藤本壮介建築設計事務所が起用されており、幹線道路(柾谷小路、西堀通り)からの人の流れを受け、にぎわいの創出と人々の流れをつなげる建物周囲を回遊する階段広場が整備されます。




(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業 位置図
位置図[出典:東京建物]

 計画地は新潟駅から北西へ約2キロくらいの柾谷小路と西堀通りに面した角地となっています。



新潟三越跡地
GoogleMapに加筆

 計画地の北側にはレストランやオフィスフロアで構成される「NEXT21」(地上21階、高さ128m)、北西側にはタワーマンションの「グランドメゾン西堀通タワー」(地上29階、高さ111.35m)があります。




新潟三越跡地

 「新潟日報メディアシップ」の20階にある展望フロアからの眺めです。矢印を入れた場所が「(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業」(地上37階、高さ約150m)の計画地である「新潟三越」です。



新潟三越跡地

 随分と古いですが2013年に当時は展望台があった「日本海タワー」から撮影した同再開発方面です。このときは「新潟三越」が営業していたいので三越のマークがありました。



新潟三越跡地

 新潟県で最も高い超高層ビル「万代島ビル」(地上31階、最高高さ140.5m)の31階にある無料展望室から撮影。「(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業」はここの高さを超える高さ約150mで計画されています。

 東京建物が事業協力者として参画しているため、タワーマンション部は「ブリリアタワー新潟」になる可能性がありそうです。









事業名:(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業 B街区
所在地:新潟県新潟市中央区西堀通5番町842 1 外 地番
交通:JR「新潟」駅
用途:商業、事務所、住宅、駐車場 等
総戸数:350戸
階数:地上37階、地下1階
高さ:約150m
敷地面積:約7,800
建築面積:−
延床面積:約75,500
事業主体:西堀通5番町地区市街地再開発準備組合
事業協力者:廣瀬、東京建物
設計者:−
施工者:−
工期:2025年度着工〜2029年度竣工予定




▼東京建物:ニュースリリース(2023年9月15日)
新潟県最高層、商業・オフィス・住宅複合型タワー再開発プロジェクト 「(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業」都市計画決定のお知らせ

▼新潟市:第153回新潟市都市計画審議会会議録(2023年8月25日)
議案第2号 議案書 新潟都市計画第一種市街地再開発事業の決定(新潟市決定)