完成予想図[出典：東京都都市整備局]
麻布十番駅東側の大規模再開発「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」の完成予想図です。地上42階、高さ約165mのタワーマンションや地上31階、高さ約124mのタワーマンションなど4棟の建物と公園が建設されます。現地では2024年度の着工を目指して複数の既存建物が順次解体されています。この記事では同再開発の概要や既存建物解体状況(2023年9月2日時点)、地図等を載せています。
三田小山町西地区について
完成予想図[出典：東京都環境局]
「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」は麻布十番駅東側の大規模再開発で北街区と南街区に分かれています。北街区には地上42階、地下1階、高さ約165mの住宅A棟と地上8階、地下1階、高さ約37mのオフィス棟が計画されており、北街区全体の敷地面積は約1万964�屐�建築面積は5,800�屐�延床面積は約10万6960�屬覗躙与瑤鰐�740戸となっています。
南街区には地上31階、地下1階、高さ約124mの住宅B棟と地上16階、地下1階、高さ約64mの住宅C棟が計画されており、南街区全体の敷地面積は約9,473�屐�建築面積は5,100�屐�延床面積は約7万680�屬覗躙与瑤鰐�670戸となっています。
施設配置及び緑化計画[出典：東京都環境局]
北街区の北側にオフィス棟、南側に住宅A棟が配置され、南街区の西側に住宅B棟、中央に住宅C棟、東側に公園が配置されます。建物の周囲には広場などの緑地が整備され、北街区と南街区の間にある既存道路は区画道路1号として幅員9mの道路へ拡幅・再整備されます。
これら両街区の事業者は三田小山町西地区市街地再開発組合（参加組合員：三井不動産レジデンシャル、日鉄興和不動産、三菱地所レジデンス、首都圏不燃建築公社）、設計と事業推進コンサルタントはアール・アイ・エー、特定業務代行者は戸田建設・大成建設JVで2024年度着工、2028年度竣工予定となっています。また、2023年1月10日から2024年7月31日までの工期で田中建設工業を施工者として既存建物の解体工事が行われています。
計画地周辺の現況図[出典：東京都環境局]
計画地内の現況図です。黄色の線で描かれている特別区道716号が北街区と南街区の境目となっています。
建物断面(北街区)[出典：東京都環境局]
北街区の住宅A棟(地上42階、高さ約165m)は、Y字型となるトライスター型のタワーマンションで住宅フロアは3階〜42階に配置されます。
オフィス棟(地上8階、高さ約37m)は1階に店舗が配置され、オフィスフロアは2階〜8階となります。
建物断面(南街区)[出典：東京都環境局]
南街区の住宅B棟(地上31階、高さ約124m)は板状のタワーマンションで1階、2階に店舗、2階、3階に生活利便施設(保育所を検討)、そして4階〜31階に住宅フロアが配置されます。
住宅C棟(地上16階、高さ約64m)は1階、2階に店舗、3階〜16階に住宅フロアが配置されます。
位置図
計画地位置図[出典：東京都環境局]
計画地は東京メトロ南北線「麻布十番」駅の東側に位置しており、都営大江戸線「麻布十番」駅にも近い立地となっています。
2020年12月の空撮です。赤い網掛けをした場所が「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」の計画地で、その右側のタワーマンションは「パークコート麻布十番 ザ タワー」(地上36階、高さ129.06m)と「シティタワー麻布十番」(地上38階、高さ129.92m)となっています。地権者向けに開示されたという最新デザインでは「パークコート麻布十番 ザ タワー」と似た感じになっています。
既存建物解体状況
2023年9月2日に西側から撮影した「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。この道路を境に左が北街区、右が南街区となっており、北街区には地上42階、高さ約165mの住宅A棟と地上8階、高さ約37mのオフィス棟、南街区には地上31階、高さ約124mの住宅B棟と地上16階、高さ約64mの住宅C棟が建設されます。
また、この道路は区画道路1号として幅員9mの道路へ拡幅・再整備されます。
南街区側です。敷地の端の方から既存建物の解体工事が始まっています。ここに地上31階、高さ約124mの住宅B棟が建設されます。
北街区と南街区の境目を通る道路沿いでは、既存建物の多くがまだ解体されずに残っています。ただ、街区内を通る道路のほとんどは封鎖済みとなっています。
南街区内で唯一まだ通れる道路です。南街区の中央あたりを南北に貫く路地となっています。
その路地から撮影した南街区の南西側です。こちら側は随分と解体工事が進んでいます。
南街区の南東側も解体工事が進んでいます。奥に見えるクレーン群は「三田ガーデンヒルズ」の建設地です。
計画地の隣には「パークコート麻布十番 ザ タワー」(地上36階、高さ129.06m)と「シティタワー麻布十番」(地上38階、高さ129.92m)が並んでいます。ここに同再開発のタワマンが加わるため麻布十番駅前はタワマン群と呼べるエリアになります。
南街区の「東京さぬき倶楽部（旧名：讃岐会館）」があったあたりです。解体が進んで目の前の道路からは見えなくなっていました。
この辺りは地上16階、高さ約64mの住宅C棟と公園が整備されます。
南街区にあった南街区の「東京さぬき倶楽部（旧名：讃岐会館）」前から撮影した北街区の東側あたりです。
木造家屋以外の既存建物の解体工事も始まり出しています。
北東側から撮影。こちらの道路沿いには地上8階、高さ約37mのオフィス棟が建設されます。
この幹線道路沿いの既存建物が解体されると空が広くなり随分と景色が変わりそうです。
計画地の隣を通る首都高の高架下から撮影。同再開発で首都高側に遊歩道が整備され歩けるようになります。
同じ場所から見た北街区の南西側です。
1枚目と同じ橋から撮影した北街区です。ここには巨大なトライスター型のタワーマンションとなる地上42階、高さ約165mの住宅A棟が建設されます。
中央奥に東京タワーが見えていますが、同じ向きでも東京タワーが見える部屋と見えない部屋が出てきそうです。
北街区と南街区の境目を通る道路沿いでも西側から解体工事が始まっていました。
仮囲いの隙間から見た北街区です。こちらも南街区と同様に解体が進んで更地部分が広がっています。
2023年8月17日に「六本木ヒルズ」の展望室から撮影した「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」の計画地方面です。大きめのクレーンが見えている場所は「三田ガーデンヒルズ」の建設地で、その手前が同再開発となっています。
「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」の計画地にズームです。
さらにズームです。更地部分が随分見えるようになりました。写真中央あたりの家屋もこれから解体されます。
北街区で解体中のオフィスビルです。解体工期は2024年7月31日までとなっており、複数の既存ビルが順次解体されて行っています。
地図
物件概要
工事工程表[出典：東京都環境局]
■物件概要(北街区)■
事業名：三田小山町西地区第一種市街地再開発事業(北街区)
所在地：東京都港区三田一丁目
交通：東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番」駅
用途：共同住宅、オフィス、店舗
総戸数：約740戸
駐車場台数：約310台
階数：地上42階、地下1階（住宅A棟）
地上8階、地下1階（オフィス棟）
高さ：約165m（住宅A棟）
約37m（オフィス棟）
敷地面積：約10,964��
建築面積：約5,800��
延床面積：約106,960�屐紛般鎧楡漾�約9,300�屐⊂Χ隼楡漾�約2,100�屐�共同住宅：約92,900�屐�駐車場等：約2,700�屐�
事業主：三田小山町西地区市街地再開発組合
参加組合員：三井不動産レジデンシャル、日鉄興和不動産、三菱地所レジデンス、首都圏不燃建築公社
設計者：アール・アイ・エー
特定業務代行者：戸田建設、大成建設
工期：2024年度着工〜2028年度竣工予定
■物件概要(南街区)■
事業名：三田小山町西地区第一種市街地再開発事業(南街区)
所在地：東京都港区三田一丁目
交通：東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番」駅
用途：共同住宅、店舗、保育園
総戸数：約670戸
駐車場台数：約200台
階数：地上31階、地下1階（住宅B棟）
地上16階、地下1階（住宅C棟）
高さ：約124m（住宅B棟）
約64m（住宅C棟）
敷地面積：約9,473��
建築面積：約5,100��
延床面積：約70,680�屐幣Χ隼楡漾�約1,400�屐�共同住宅：約64,000�屐∪験萢�便施設：約700�屐�駐車場等：約4,600�屐�
事業主：三田小山町西地区市街地再開発組合
参加組合員：三井不動産レジデンシャル、日鉄興和不動産、三菱地所レジデンス、首都圏不燃建築公社
設計者：アール・アイ・エー
特定業務代行者：戸田建設、大成建設
工期：2024年度着工〜2028年度竣工予定
出典
▼三井不動産レジデンシャル：ニュースリリース（2023年1月19日）
「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」権利変換計画認可のお知らせ
〜約2.5ha、住宅・商業・オフィスのミクストユースプロジェクト〜
▼東京都都市整備局：市街地再開発事業
三田小山町西地区（組合施行）
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