イメージパース[出典：内閣府]
八重洲エリア銀座側の再開発「八重洲二丁目南特定街区」(地上39階、高さ約230m)の完成予想図です。計画地は外堀通りと鍛冶橋通りに面した場所で、住友不動産によるホテル・オフィスで構成される複合施設になります。この記事では同再開発の概要や2023年8月6日時点の既存建物解体状況、地図等を載せています。
八重洲二丁目南特定街区について
断面図[出典：内閣府]
「八重洲二丁目南特定街区」は八重洲エリアの中でも銀座側の大規模再開発で、規模は地上39階、地下3階、高さ約230m、敷地面積約8,830�屐�延床面積約13万5200�屬之弉茲気譴討い泙后�事業者は住友不動産で2024年度着工、2028年度の竣工予定です。
フロア構成は地下にパラスポーツ交流施設、低層部にホテル、中高層部にオフィスフロアとなっています。ホテルは総客室数の約1割が車椅子使用者が利用可能なユニバーサル客室となり、1階に整備されるバス発着場はパラ関連団体等の利用が想定されており、交流施設やホテルへ安全にアクセスできるように設計されます。
1階平面図[出典：内閣府]
1階にはパラ関連団体等の利用を想定したバス発着場が整備され、貫通通路、店舗なども配置されます。また、敷地の西、北、東側には広場が整備されます。
地下1階平面図[出典：内閣府]
地下1階には店舗とパラスポーツ交流施設が配置されます。また、同ビルは北側に建設される「八重洲二丁目中地区」と東側にある「東京スクエアガーデン」に地下通路で接続します。
地下歩行者ネットワーク[出典：内閣府]
これにより地下だけでJR「東京」駅や東京メトロ銀座線「京橋」駅まで行けるようになります。八重洲エリアの再開発によって地下歩行者ネットワークが拡大します。
地下歩行者ネットワークのイメージ[出典：内閣府]
また、将来構想として南側にも地下通路が計画されているので、同再開発と廃止となる東京高速道路（KK線）の間でも再開発が計画されていると思われます。KK線の廃止後は広場や滞留空間となる「Tokyo Sky Corridor」として再整備されるため、将来的にはそこまで繋がることになるのかもしれません。
柳通り側とバス発着場[出典：内閣府]
敷地東側の柳通り側と、敷地南側に整備されるバス発着場の完成イメージです。
鍛治橋通りと外堀通りの交差点[出典：内閣府]
外堀通りと鍛冶橋通りが交差する低層部の完成イメージです。同じ住友不動産による「東京日本橋タワー」(地上35階、高さ180m)に似たようなデザインになるようです。
照明計画[出典：内閣府]
夜間は塔屋がクラウン照明でライトアップされ、低層部の外壁や天井面も照らす計画となっています。
位置図
位置図[出典：内閣府]
計画地は東京駅の南東側で外堀通りと鍛冶橋通りが交差する鍛冶橋交差点に面しており、周辺施設と地下通路で接続することでJR「東京」駅や東京メトロ銀座線「京橋」駅に地下だけでアクセスできるようになります。また、他にもJR「有楽町」駅、東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅、都営浅草線「室町」駅などが徒歩圏に点在しています。
計画地の北側は昨日のブログに掲載した「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」(地上43階、高さ227m）が建設されます。
既存建物解体状況
2023年6月17日に北西側から撮影した「八重洲二丁目南特定街区」(地上39階、高さ約230m)の計画地です。角地では「日東紡ビルディング」(地上14階、最高高さ62.30m)と「旧鍛治橋ビル」(地上5階、最高高さ21.25m)の地上部の解体工事が行われていましたが、両棟共に解体は完了していました。
撮影場所は鍛冶橋交差点で外堀通りと鍛冶橋通りに面しており、外堀通りを右側に行くと銀座、左側に行くと東京駅前に繋がります。
仮囲いの中です。地上部の解体工事は完了しています。
南西側から撮影。7年くらい前に解体された「八重洲富士屋ホテル」の跡地も計画地に含まれており、現在は駐車場として利用されています。
南東側から撮影。こちらも角地は駐車場として利用されており、仮囲いがある場所では10年くらい前に既存建物が解体されています。
北東側の既存ビルです。閉鎖されているビルもありますが、まだ解体工事のお知らせは見当たりませんでしたが、2024年度着工予定のためそれほど遅くない時期に解体工事が始まると思われます。
北東側から撮影。角地のビルと背後の4階建てのビルは同再開発に含まれていないようです。
地図
物件概要
街区名：八重洲二丁目南特定街区
所在地：東京都中央区八重洲二丁目8番の一部、9番
交通：JR「東京」駅
JR「有楽町」駅
東京メトロ銀座線「京橋」駅
東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅
都営浅草線「室町」駅
用途：事務所、店舗、多目的スペース、ホテル
階数：地上39階、地下3階
高さ：約230m
敷地面積：約8,830��
建築面積：−
延床面積：約135,200��
事業者：住友不動産
設計者：−
施工者：−
工期：2024年度着工〜2028年度竣工予定
出典
▼内閣府：国家戦略特区（2023年4月14日）
第25回 東京都都市再生分科会 配布資料
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