イメージパース[出典：新宿区]
新宿駅南西側の大規模開発「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 南街区」(地上37階、高さ225m)の完成予想図です。建設地は甲州街道沿いにある「バスタ新宿」の西隣で、店舗・事務所・ホテルで構成される複合施設になります。現地では既存建物の解体工事が始まっており2023年度には着工予定です。この記事では同再開発の概要や既存建物解体状況、地図等を載せています。
新宿駅西南口地区開発事業について
イメージパース[出典：新宿区]
新宿駅の西側(超高層ビル群側)で計画されている再開発全体の完成予想図です。左が「小田急百貨店 新宿本店」跡地などの再開発「新宿駅西口地区開発計画」(地上48階、高さ258.15m)、中央が「京王百貨店 新宿店」や「ルミネ新宿ルミネ1」がある場所の再開発「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 北街区」(地上19階、高さ110m)、そして右が「JR新宿ビル」などがある場所の再開発「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 南街区」(地上37階、高さ225m)です。
「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業」の北街区は2040年代の竣工予定で着工はまだまだ先となりますが、南街区では既に既存建物の解体工事が始まっており先行して建設されます。
イメージパース[出典：新宿区]
「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 南街区」の規模は地上37階、地下6階、高さ225m、敷地面積約6,300�屐�延床面積約15万�屬�2023年度着工、2028年度竣工予定となっています。
北街区の規模は地上19階、地下3階、高さ110m、敷地面積約1万�屐�延床面積約14万1000�屬�2040年代の完成予定となっています。竣工時期が2040年代となっているのは、新宿駅直近土地区画整理事業（事業期間：2021年度〜2046年度）等との調整があり詳細が決定していないためです。
新宿駅西口地区と機能分担[出典：内閣府]
南街区のフロア構成は低層部に店舗、中層部に事務所、高層部にホテルとなっています。
北街区のフロア構成は低中層部に店舗、高層部にホテルで、ホテルと商業施設の間には滞留空間となるスカイコリドーの設置も計画されています。
南街区断面図[出典：新宿区]
南街区の断面図です。高層部のセットバックしたところからがホテルとなり、最上部の34階部分には四方を見渡せる「新宿テラス」が配置されます。
北街区断面図[出典：新宿区]
北街区の断面図です。
配置図[出典：新宿区]
計画地は甲州街道を挟んだ南北に細長い敷地で、甲州街道の左が北街区、右が南街区となっています。北街区は京王線新宿駅の真上に位置しており「京王百貨店 新宿店」や「ルミネ新宿ルミネ1」がある場所で、南街区は「JR新宿ビル」や複数の小規模ビルがある場所になっています。
立面図[出典：新宿区]
西側から見た北街区と南街区の立面図です。
立面図[出典：新宿区]
東側から見た立面図です。
立面図[出典：新宿区]
南北の立面図です。
平面図[出典：新宿区]
地下2階と地下1階の平面図です。北街区と南街区は地下で接続する計画になっています。
平面図[出典：新宿区]
地上1階と地上2階の平面図です。北街区と南街区は2階に設置されるデッキでも接続されます。
平面図[出典：新宿区]
他のフロアの平面図です。北街区は5階と9階で「新宿駅西口地区開発事業」との接続が想定されています。
歩行者空間イメージ[出典：新宿区]
西南口地下駅広場の整備により、甲州街道地下を円滑に南北に移動できる歩行者ネットワークが形成されます。
イメージパース[出典：新宿区]
甲州街道から見た低層部の完成イメージです。左が北街区、右が南街区で両棟を結ぶ国道デッキが整備されます。
新宿テラス(高層)[出典：新宿区]
34階に配置される新宿テラスの完成イメージです。屋外、半屋外が連続する開放的な空間で四方を見渡せる場所となります。
イメージパース[出典：新宿区]
北街区側から見た「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業」の完成予想図です。計画地は現在の京王百貨店がある場所です。手前の北街区は2040年代完成予定のためこの景色になるのはまだまだ先になります。
イメージパース[出典：新宿区]
夜景バージョンの完成予想図です。
位置図
位置図[出典：新宿区]
計画地はJR「新宿」駅の西側で甲州街道を挟んだ南北に細長い敷地となっています。甲州街道の左が北街区で、京王線「新宿」駅の真上に位置しています。右が南街区で目の前の道路の地下には都営新宿線(京王新線)・大江戸線の「新宿」駅があります。
2015年1月にセスナから撮影した「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業」の計画地です。赤い網掛けが地上37階、高さ225mの超高層ビルが建設される南街区で、青い網掛けが地上19階、高さ110mの超高層ビルが建設される北街区です。
既存建物解体状況
2023年8月8日に撮影した「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 南街区」(地上37階、高さ225m)の計画地方面です。「JR新宿ビル」の解体工事が始まっていました。
解体の施工者は大成建設で、解体工期は2028年3月31日までとなっていますが、途中からは地下部の解体と新築工事が同時進行することになるかと思われます。
甲州街道沿いの既存ビルです。これらのビルは入口が封鎖されています。
北西側から撮影。奥にあるビルで解体用の足場や防音パネルの設置が始まっていました。
南西側から撮影。この辺りはビルとビルの隙間がほとんどないので、複数のビルが同時進行で解体されて行くことになりそうです。
裏側から見た「JR新宿ビル」です。手前は先行して解体された「ヒューマックス南新宿ビル」跡地で同再開発に含まれていますが、右側の古めの建物は同再開発には含まれていません。。
地図(南街区)
物件概要(南街区)
設計工程表[出典：新宿区]
■物件概要（南街区）■
計画名：(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 南街区
所在地：東京都新宿区西新宿一丁目および渋谷区代々木二丁目各地内
交通：JR・都営・東京メトロ・京王・小田急「新宿」駅
用途：店舗、事務所、宿泊施設、駐車場 等
階数：地上37階、地下6階
高さ：225m
敷地面積：約6,300��
建築面積：−
延床面積：約150,000��
建築主：JR東日本、京王電鉄
設計者：日建設計、JR東日本建築設計事務所
施工者：−
工期：2023年度着工〜2028年度竣工予定
出典
▼新宿区：新宿区景観まちづくり審議会（2022年8月2日）
第75回新宿区景観まちづくり審議会
▼内閣府 国家戦略特区：第22回 東京都都市再生分科会 配布資料（2022年4月7日）
資料１ 都市再生特別地区（新宿駅西南口地区）都市計画（素案）の概要
- カテゴリ
- 新宿区
