イメージパース[出典：横浜市]
横浜の北仲で計画されているタワーマンション「(仮称)北仲通北地区B-1地区」(地上40階、最高高さ約162m)の環境影響評価書の縦覧が開始されました。東急不動産、京浜急行電鉄、第一生命保険によるタワーマンションで、低層のオフィス棟と店舗棟も併設されます。この記事では同タワマンの概要や現況、地図等を載せています。
(仮称)北仲通北地区B-1地区について
イメージパース[出典：横浜市]
「(仮称)北仲通北地区B-1地区」はみなとみらい線「馬車道」駅近くで計画されているタワーマンションで、規模は地上40階、塔屋3階、地下1階、高さ約150m、最高高さ約162m、敷地面積1万2345.18�屐�建築面積約9,000�屐�延床面積10万9214.47�屬箸覆辰討い泙后�事業者は東急不動産、京浜急行電鉄、第一生命保険、設計者は熊谷組、日建設計、スタジオ・ゲンクマガイで2023年12月1日着工、2027年3月31日の竣工予定です。
施設配置図[出典：横浜市]
「(仮称)北仲通北地区B-1地区」は40階建ての高層棟(住宅)、6階建ての低層棟(事務所)、2階建ての低層棟(店舗)で構成されます。北側には約3,200�屬旅�場が整備され、幅員約6mの水際線プロムナードに接続し、北仲通北第二公園を介して隣接地区で整備済みの水際線プロムナードにも繋がります。
また、図の下側にあるA-4地区の「横浜北仲ノット（ザ・タワー 横浜北仲）」(地上58階、高さ199.95m)とは2階レベルのデッキで接続され、東隣の「アパホテル＆リゾート〈横浜ベイタワー〉」(地上35階、高さ135.50m)とも敷地の一部で接続されます。
施設断面図[出典：横浜市]
断面図です。この断面図によると免震層を挟んで6階からが住居フロアとなります。
施設断面図[出典：横浜市]
1階と地下に駐車場、4階に駐輪場が設置されます。
立面図[出典：横浜市]
立面図を見ると塔屋が少しだけ細くなるデザインとなっていますが、これは「横浜北仲ノット」46階の展望室からの眺めを遮る建物となることから、四隅の先が窄まるようなシルエットにする等、景観に対してできる限りの配慮を行っているとのことです。
イメージパース[出典：横浜市]
ただ、このように展望室からは目の前に「(仮称)北仲通北地区B-1地区」の上部が見えるようになります。横浜ベイブリッジなどの主要な景観資源は眺望可能なため、高さを低くする計画は一切ないとのことです。
1階平面図[出典：横浜市]
1階平面図です。南側には「横浜北仲ノット（ザ・タワー 横浜北仲）」(地上58階、高さ199.95m)、東には「アパホテル＆リゾート〈横浜ベイタワー〉」(地上35階、高さ135.50m)があり、運河に面した北側と西側に店舗が配置されます。
2階平面図[出典：横浜市]
2階平面図です。「横浜北仲ノット」と接続するデッキの延長線上に南北貫通通路が整備され、その通路沿いには店舗が配置されます。
�）�国橋からの見え方[出典：横浜市]
1階平面図�，遼�国橋から見た完成予想図です。アパホテル＆リゾート前広場にある構築物背面に設備スペースを集約し、運河側にガラス張りの店舗のファザードを張り出すことで、店舗の賑わいが万国橋側からも感じられるようになっています。また、張り出した店舗屋上には緑化を施した住宅用テラスが設けられます。
��敷地北東部からの見え方[出典：横浜市]
1階平面図�△良瀉亘姪貮瑤�ら見た完成予想図です。水際線プロムナードに接続することで回遊性を生み出します。
��アパホテル方面から芝生広場へと続く通路[出典：横浜市]
1階平面図��から見た完成予想図です。アパホテルと芝生広場を繋ぐ東西補助ネットワーク通路となり、ここはみなとみらいへの眺望が開ける形状となります。
�て酲夢喞鳴模�の入口[出典：横浜市]
2階平面図�い痢峅Ｉ曜銘腑離奪函淵供Ε織錙� 横浜北仲）」と繋がるデッキから見た完成予想図です。南北貫通通路が整備され運河側へ通り抜けられるようになります。
イメージパース[出典：横浜市]
「横浜北仲ノット」側から見た低層部の完成予想図です。
北側イメージパース[出典：横浜市]
南北貫通通路を抜けた先の運河側（北側）低層部の完成予想図です。周辺の街並みに合わせたレンガ調の外壁となります。
北西側イメージパース[出典：横浜市]
6階建ての低層棟(事務所)です。2〜6階はオフィスフロアで2階の北側は店舗部になります。
西側屋外階段廻りのイメージパース[出典：横浜市]
店舗に繋がる2階テラス部分には屋外階段が設けられます。
南西側イメージパース[出典：横浜市]
南西側低層部の完成予想図です。桜木町駅・横浜市役所方面から来たときの顔となる部分となります。2階角にはテラスが設けられますが、こちらはオフィスワーカー専用の空間となります。
位置図
位置図[出典：横浜市]
「(仮称)北仲通北地区B-1地区」の計画地は北仲通り北特定地区の北側中央に位置しており、みなとみらい線「馬車道」駅のすぐ近くです。デッキで接続する南隣の「横浜北仲ノット（ザ・タワー 横浜北仲）」経由で道路を通らずに駅まで行くことができます。
また、「横浜北仲ノット」は西側に建設される「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」(地上40階、高さ約150m)にデッキで接続し、北仲通北地区A1・2地区は「横浜市役所」にデッキで接続し、横浜市役所からはデッキや他のビル経由で桜木町駅前まで行けるため、北仲通北地区B-1地区から「桜木町」駅までノンストップでアクセス可能となります。
現況
2023年5月27日に「横浜ランドマークタワー」の展望室から撮影した北仲方面です。赤い網掛けをした場所が「(仮称)北仲通北地区B-1地区」(地上40階、最高高さ約162m)の計画地です。
背後の白い建物が「アパホテル＆リゾート〈横浜ベイタワー〉」(地上35階、高さ135.50m)、右側の黒いタワーマンションが「横浜北仲ノット（ザ・タワー 横浜北仲）」(地上58階、高さ199.95m)で眺望が遮られますが、運河側は遮る建物がない開けた眺望が広がります。西側住戸からは「横浜ランドマークタワー」が正面に見えます。
現在は駐車場として利用されています。
以前、都市型循環式ロープウェイの「ヨコハマエアキャビン」から撮影した「(仮称)北仲通北地区B-1地区」です。低層の部屋は目の前をロープウェイが通るので少々気になるかもｓれません。
名称は東急の分譲マンションブランド「ブランズ」を冠とした「ブランズタワー北仲」や「ブランズタワー横浜北仲」といった感じになるのではと予想しています。
地図
物件概要
工事工程(高層棟)[出典：横浜市]
工期は解体工事等も含めて約5年の予定となっています。
工事工程(事務所棟)[出典：横浜市]
高層棟と同時に竣工させるためか、地下躯体工事の後はしばらく経ってから地上躯体工事が始まります。
工事工程(店舗棟)[出典：横浜市]
店舗棟は事務所棟よりも何もない期間が多くなっています。
■物件概要(高層棟)■
計画名：(仮称)北仲通北地区B-1地区
所在地：神奈川県横浜市中区北仲通５丁目25番1
交通：みなとみらい線「馬車道」駅
JR「桜木町」駅
市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅
用途：共同住宅、事務所、店舗
総戸数：約700戸
階数：地上40階、塔屋3階、地下1階
高さ：約150m（最高高さ約162m）
構造：鉄筋コンクリート造（住宅棟）
鉄骨造（事務所・店舗棟）
敷地面積：12,345.18��
建築面積：約9,000��
延べ面積：109,214.47��
事業者：東急不動産、京浜急行電鉄、第一生命保険
設計者：熊谷組、日建設計、スタジオ・ゲンクマガイ
施工者：−
工期：2023年12月1日着工〜2027年3月31日竣工予定
出典
▼横浜市：環境アセスメント(2023年2月24日)
（仮称）北仲通北地区B-1地区新築工事に係る環境影響評価書
▼横浜市：横浜市都市美対策審議会(2022年10月28日)
第68回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録（令和4年8月29日開催）
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