地上54階、高さ189mのツインタワマン「豊海地区第一種市街地再開発事業」の建設状況（2023.7.24） : 超高層マンション・超高層ビル

完成予想図[出典：東京都環境局]

　豊海のツインタワーマンション「豊海地区第一種市街地再開発事業」(地上54階、高さ189m)の完成予想図です。勝どき駅から清澄通りを南西側へ進み、巨大ツインタワマンの「THE TOKYO TOWERS」を超えた場所が建設地となっています。この記事では同ツインタワマンの概要や建設状況(2023年7月24日時点)、地図等を載せています。

配置計画図[出典：東京都環境局k]

　「豊海地区第一種市街地再開発事業」は「勝どき」駅から南西側へ行った場所のツインタワマンで、両棟合わせた規模は地上54階、地下1階、高さ189m、敷地面積は1万5901.57㎡、建築面積は6,379.52㎡、延床面積は23万10.03㎡、総戸数2077戸となっています。建築主は豊海地区市街地再開発組合（参加組合員：三井不動産レジデンシャル、東急不動産、東京建物、野村不動産、三菱地所レジデンス、清水建設）、設計者と施工者は清水建設で2027年6月下旬の竣工予定です。

　建設地は清澄通り(月島ふ頭)と豊海小学校・豊海幼稚園に挟まれているため、勝どきエリアとしては開けた眺望の部屋が多いタワーマンションになります。ただ、東ウィングと西ウィングの2棟が近距離で並ぶため、90度くらいしか視界のない部屋も多くなります。

断面図[出典：東京都環境局k]

　同ツインタワマンは1階に店舗・区民館・診療所、2階に保育所・集会所が配置され、マンションの共用施設は2階、3階、51階、52階に集約されます。

　共用施設としては在宅ワークに対応可能な個室ブース、ミーティングコーナー、テラススペースを配した多機能ラウンジや、浜離宮を望むフィットネス、2層吹き抜けのビューラウンジ等が設置されます。集会所、キッズルーム等の一部共用施設は地域に開放する施設になります。

外構イメージイラスト[出典：三井不動産レジデンシャル]

　敷地内の外構部には約3,100㎡の地域交流広場や、隣接する豊海運動公園と一体感のある約1,100㎡のこども広場、豊海運動公園に続く約2,180㎡のオープンスペースなど地域活動等にも利用できる空間が整備されます。ここでは盆踊りなど地域イベントの開催も計画されています。

緑化計画図[出典：東京都環境局k]

　敷地内の約2,835㎡を緑化する計画となっており、常緑樹や落葉樹が植えられ遊歩道も整備されます。

完成予想図[出典：東京都環境局k]

　月島ふ頭がある北西側から見た完成予想図です。東ウィングと西ウィングの両棟が近接して並んでいることがわかります。

完成予想図[出典：東京都環境局k]

　浜離宮恩賜庭園から見た完成予想図です。ここから見えている「豊海地区第一種市街地再開発事業」の部屋からは浜離宮恩賜庭園を見渡せるということになります。

51階ビューラウンジ眺望イメージ[出典：三井不動産レジデンシャル]

　51階に設置されるビューラウンジからの眺望イメージです。勝どき駅エリアのタワマン群のでは、一番端に位置しているため東京湾方面は開けた眺望になります。

位置図[出典：三井不動産レジデンシャル]

　計画地は都営大江戸線「勝どき」駅から清澄通りを南西方向(海側)に行った場所で徒歩10分となっています。ここより海側は倉庫街となっています。

　2023年7月24日に清澄通り沿いの北側から撮影した「豊海地区第一種市街地再開発事業」(地上54階、高さ189m)の建設地です。

　清澄通り沿いの西側から撮影。左の巨大なタワーマンションは「THE TOKYO TOWERS」(地上58階、最高高さ193.5m)です。

　路地を入った南側から撮影。奥の茶色のタワーマンションは「コスモ東京ベイタワー」で、その右隣のタワーマンションは「勝どきザ・タワー」(地上53階、最高高さ178.78m)です。

　また、右側の門がある場所は豊海小学校・豊海幼稚園の入口で、人工的な坂道となっているのは防潮堤の役割も担うスロープとなっているためです。清澄通りも防潮堤の役割も担うためスロープ状になっています。

　同じ日にカレッタ汐留の無料展望室から撮影した「豊海地区第一種市街地再開発事業」の建設地です。

　東ウイングにズームです。

　西ウイングにズームです。

　少し広角で撮影。真後ろではツインタワマンの「HARUMI FLAG SKY DUO」(地上50階、最高高さ179.60m)が建設中です。

　さらに広角で撮影。左端が都営大江戸線「勝どき」駅がある辺りで、駅まではそれなりの距離があることがわかります。

完成予想図[出典：全体工事工程表]

　解体を含む全体の工期は70ヵ月となっており現在は建物本体工事中です。

　建築計画のお知らせです。

■物件概要（西棟・東棟）■
事業名称：豊海地区第一種市街地再開発事業
所在地：東京都中央区豊海町41番
交通：都営大江戸線「勝どき」駅徒歩10分
用途：共同住宅、区民館、店舗、診療所、保育所
総戸数：2077戸（予定）
階数：地上54階、地下1階
高さ：189.0m
構造：鉄筋コンクリート造、制振構造
基礎工法：直接基礎、
敷地面積：15,901.57㎡
建築面積：6,379.52㎡
延床面積：230,010.03㎡
建築主：豊海地区市街地再開発組合
参加組合員：三井不動産レジデンシャル、清水建設、東急不動産、東京建物、野村不動産、三菱地所レジデンス
設計者：清水建設
施工者：清水建設
工期：2023年1月着工～2027年6月下旬竣工予定

▼東京都環境局：環境アセスメント（2023年3月23日）
「豊海地区第一種市街地再開発事業」変更届

▼三井不動産レジデンシャル：ニュース（2023年2月27日）
「豊海地区第一種市街地再開発事業」着工
都心大規模複合再開発プロジェクト、2027年竣工予定