完成予想図[出典：東京都都市整備局]
麻布十番エリアの大規模再開発「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」の完成予想図です。地上42階、高さ約165mのトライスター型のタワーマンションや、地上31階、高さ約124mの板状のタワーマンションなど4棟の建物が建設されます。現地では2024年度の着工を目指して既存建物の解体工事が行われています。この記事では同再開発の概要や既存建物解体状況(2023年7月22日時点)、地図等を載せています。
三田小山町西地区について
完成予想図[出典：東京都環境局]
「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」は麻布十番駅の東側での大規模再開発で、大きく北街区と南街区に分けて建設されます。北街区には地上42階、地下1階、高さ約165mの住宅A棟と地上8階、地下1階、高さ約37mのオフィス棟が建設されます。北街区全体の敷地面積は約1万964�屐�建築面積は5,800�屐�延床面積は約10万6960�屬覗躙与瑤鰐�740戸となっています。
南街区には地上31階、地下1階、高さ約124mの住宅B棟と地上16階、地下1階、高さ約64mの住宅C棟が建設されます。南街区全体の敷地面積は約9,473�屐�建築面積は5,100�屐�延床面積は約7万680�屬覗躙与瑤鰐�670戸となっています。
施設配置及び緑化計画[出典：東京都環境局]
建物の周囲には広場などの緑地が整備され、そして南街区には公園も整備されます。また、北街区と南街区の間には既存の道路が区画道路1号として幅員9mの道路へ拡幅・再整備されます。
両街区の事業者は三田小山町西地区市街地再開発組合（参加組合員：三井不動産レジデンシャル、日鉄興和不動産、三菱地所レジデンス、首都圏不燃建築公社）、設計と事業推進コンサルタントはアール・アイ・エー、特定業務代行者は戸田建設・大成建設JVで2024年度着工、2028年度竣工予定となっています。また、現地では2023年1月10日から2024年7月31日までの工期で田中建設工業を施工者として既存建物の解体工事が行われています。
計画地周辺の現況図[出典：東京都環境局]
計画地内の現況図です。黄色の線で描かれている特別区道716号が、北街区と南街区の境目となる既存道路です。
建物断面(北街区)[出典：東京都環境局]
北街区の住宅A棟(地上42階、高さ約165m)は、Y字型となるトライスター型のタワーマンションで住宅フロアは3階〜42階に配置されます。
オフィス棟(地上8階、高さ約37m)は1階に店舗が配置され、オフィスフロアは2階〜8階となります。
建物断面(南街区)[出典：東京都環境局]
南街区の住宅B棟(地上31階、高さ約124m)は板状のタワーマンションで1階、2階に店舗、2階、3階に生活利便施設(保育所を検討)、そして4階〜31階に住宅フロアが配置されます。
住宅C棟(地上16階、高さ約64m)は1階、2階に店舗、3階〜16階に住宅フロアが配置されます。
位置図
計画地位置図[出典：東京都環境局]
計画地は東京メトロ南北線「麻布十番」駅の東側に位置しており、都営大江戸線「麻布十番」駅にも近い立地となっています。
「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」の計画地に赤い網掛けをした空撮(2020年12月)です。右側のタワーマンション「パークコート麻布十番 ザ タワー」(地上36階、高さ129.06m)と「シティタワー麻布十番」(地上38階、高さ129.92m)です。地権者向けに開示されたという最新デザインでは「パークコート麻布十番 ザ タワー」と同じような感じになっています。
既存建物解体状況
2023年7月22日に西側から撮影した「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。こちらは南街区方面でこちらには住宅B棟(地上31階、高さ約124m)が建設されます。
北街区と南街区の間を通る道路です。この道路は幅員9mの道路へ拡幅・再整備されます。
反対側から見たその道路です。この道路沿いは西側で解体工事が行われています。また、正面のタワーマンションは「アクシア麻布」(地上25階、最高高さ87.7m)です。
南街区内の路地です。フェンスで閉鎖されている場所もありますが、まだ解体が始まっていない建物が多かったです。ただ、小規模な木造家屋が多そうなので解体が始まればあっという間に更地になりそうです。
南街区の住宅B棟(地上31階、高さ約124m)と住宅C棟(地上16階、高さ約64m)の境目あたりです。左が住宅C棟、右が住宅B棟の建設地になります。
その路地から反対側を見ると「麻布台ヒルズ森JPタワー」(地上64階、高さ325.49m)が見えました。
その路地から見た南街区の住宅B棟(地上31階、高さ約124m)の建設地方面です。奥の方から解体工事が行われているようでした。
住宅C棟(地上16階、高さ約64m)建設地の南側辺りです。瓦礫の山が広がっていました。
住宅C棟の北側あたりです。
住宅C棟の計画地では「東京さぬき倶楽部（旧名：讃岐会館）」が解体中です。
住宅C棟の隣には公園が整備されます。
南東側から撮影した「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」の北街区方面です。こちらには住宅A棟(地上42階、高さ約165m)が建設されます。
路地が閉鎖されただけでまだ解体工事が始まっていない建物もありますが…
北街区は解体工事が随分と進んで更地が広がり始めています。
北東側から見た北街区です。こちらの幹線道路沿いはオフィス棟(地上8階、高さ約37m)の建設地になります。
幹線道路沿いの建物でも解体工事が始まっています。
計画地の西側を通る首都高の高架下から見た北街区の住宅A棟(地上42階、高さ約165m)の建設地方面です。
1枚目と同じ場所から見た北街区方面です。住宅A棟の北向きは東京タワーが見える部屋と見えない部屋が出てきそうです。
東京タワーの右側が「パークコート麻布十番 ザ タワー」(地上36階、高さ129.06m)で、最新デザインはこれと同じ系統になっているようです。
地図
物件概要
工事工程表[出典：東京都環境局]
■物件概要(北街区)■
事業名：三田小山町西地区第一種市街地再開発事業(北街区)
所在地：東京都港区三田一丁目
交通：東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番」駅
用途：共同住宅、オフィス、店舗
総戸数：約740戸
駐車場台数：約310台
階数：地上42階、地下1階（住宅A棟）
地上8階、地下1階（オフィス棟）
高さ：約165m（住宅A棟）
約37m（オフィス棟）
敷地面積：約10,964��
建築面積：約5,800��
延床面積：約106,960�屐紛般鎧楡漾�約9,300�屐⊂Χ隼楡漾�約2,100�屐�共同住宅：約92,900�屐�駐車場等：約2,700�屐�
事業主：三田小山町西地区市街地再開発組合
参加組合員：三井不動産レジデンシャル、日鉄興和不動産、三菱地所レジデンス、首都圏不燃建築公社
設計者：アール・アイ・エー
特定業務代行者：戸田建設、大成建設
工期：2024年度着工〜2028年度竣工予定
■物件概要(南街区)■
事業名：三田小山町西地区第一種市街地再開発事業(南街区)
所在地：東京都港区三田一丁目
交通：東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番」駅
用途：共同住宅、店舗、保育園
総戸数：約670戸
駐車場台数：約200台
階数：地上31階、地下1階（住宅B棟）
地上16階、地下1階（住宅C棟）
高さ：約124m（住宅B棟）
約64m（住宅C棟）
敷地面積：約9,473��
建築面積：約5,100��
延床面積：約70,680�屐幣Χ隼楡漾�約1,400�屐�共同住宅：約64,000�屐∪験萢�便施設：約700�屐�駐車場等：約4,600�屐�
事業主：三田小山町西地区市街地再開発組合
参加組合員：三井不動産レジデンシャル、日鉄興和不動産、三菱地所レジデンス、首都圏不燃建築公社
設計者：アール・アイ・エー
特定業務代行者：戸田建設、大成建設
工期：2024年度着工〜2028年度竣工予定
出典
▼三井不動産レジデンシャル：ニュースリリース（2023年1月19日）
「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」権利変換計画認可のお知らせ
〜約2.5ha、住宅・商業・オフィスのミクストユースプロジェクト〜
▼東京都都市整備局：市街地再開発事業
三田小山町西地区（組合施行）
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