施設配置図[出典：足立区]
東京都足立区の「千住大川端地区開発計画」の概要が明らかになりました。2028〜2029年竣工予定の第1期工事では地上29階・高さ約105m、地上34階・高さ約130m、地上10階・高さ約40mのタワーマンションや高齢者向け住宅、2032〜2033年竣工予定の第2期工事では地上35階・高さ約125m、地上38階・高さ約140mのタワーマンション、合計4棟・総戸数約2100戸のタワマン群が計画されています。この記事では同タワマンの概要や現況、地図等を載せています。
千住大川端地区について
「千住大川端地区開発計画」は京成本線「京成関屋」駅、東武伊勢崎線（東武スカイツリーライン）「牛田」駅近くの隅田川沿いにあった「アメージングスクエア」跡地の再開発で、2028〜2029年竣工予定の第1期工事と2032〜2033年竣工予定の第2期工事に分けて開発が行われます。
第1期工事では隅田川に面した地上29階、高さ約105m、総戸数約270戸と地上34階、高さ約130m、総戸数580戸のタワーマンションが2棟建設され、それらの北側には地上10階、高さ約40m、約90戸のサービス付き高齢者向け住宅と商業施設が建設されます。
第2期工事では京成本線側に地上35階、高さ約125m、総戸数約470戸と地上38階、高さ約140m、総戸数約690戸のタワーマンションが2棟建設されます。
敷地南側の隅田川に面した部分ではスーパー堤防等整備事業に協力し、そして敷地内には南北に貫く約8,000�屬離�ープンスペースや東西に貫く区画道路などが整備予定となっています。
建設地となる「アメージングスクエア」はフットサル場やカート場、タクシー営業所などがあった東京製鐵の所有地で、6月からは2026年3月までの工期でフィールド・パートナーズの施工によって解体工事が始まっています。「千住大川端地区開発計画」の地権者は、東京製鐵、岡田商事、東武鉄道で開発事業者は選定中となっており、2025年度の着工を目指しています。
位置図
位置図[出典：足立区]
計画地は京成本線「京成関屋」駅、東武伊勢崎線（東武スカイツリーライン）「牛田」駅の南西側の京成本線と隅田川に挟まれた場所で、フットサル場やカート場などがあった「アメージングスクエア」の跡地です。北千住駅から見ると南東側に位置しており徒歩15分程度の距離となっています。
現況
2015年3月にセスナから撮影した南千住・北千住方面の空撮です。隅田川沿いの赤い網掛けをした場所が「千住大川端地区開発計画」の計画地となっています。
計画地と同じ並びには「シテヌーブ北千住30」(地上30階、高さ93.6m)と「イニシア千住曙町」(地上24階、高さ77.5m)があり、そして隅田川の対岸には20階建てマンション群「東京フロティアシティ」があります。そして少し離れた場所には南千住のタワーマンション群もあります。
計画地にズームです。ここに地上29階・高さ約105m、地上34階・高さ約130m、地上35階・高さ約125m、地上38階・高さ約140mのタワーマンションが4棟計画されており、これらが完成すると遠方からも目立つタワマン群になりそうです。
隅田川堤防の遊歩道からの眺めです。この隅田川を渡ったところが足立区で撮影場所は荒川区となっています。遊歩道の先に見えるタワーマンションは「シテヌーブ北千住30」と「イニシア千住曙町」で、左の重機が見える場所が「千住大川端地区開発計画」の計画地となっています。
現在はフットサル場やカート場などがあった「アメージングスクエア」の解体工事が行われています。
一度だけここでカートに乗ったことがあり、ハンドルが全然回らなくて一緒に行った友人にあっという間に周回遅れにされました。走り終わってからハンドルはグイっと力を入れて回すと聞いて、先に言ってよ〜って思ったことがあります。自動車はパワステが当たり前でハンドルが重いなんて考えもしなかったので、このカートは壊れているのでは？と思いながら乗っていました(^^;)
北千住駅前では高さ120mのタワーマンション「北千住駅東口再開発(北街区)」が計画されており、千住大橋駅近くでは地上42階、最高高さ153.50mの「シティタワー千住大橋」が建設中です。千住エリアはタワーマンションが点在する場所になりそうです。
地図
物件概要
地区名：千住大川端地区開発計画
所在地：東京都足立区関屋町19
交通：京成本線「京成関屋」駅
東武伊勢崎線（東武スカイツリーライン）「牛田」駅
用途：共同住宅、商業施設、子育て支援施設、高齢者向け住宅
総戸数：約2100戸
▼第1期工事（2028〜2029年竣工予定）
地上29階、高さ約105m、約270戸
地上34階、高さ約130m、約580戸
地上10階、高さ約40m、約90戸（高齢者向け住宅）
▼第2期工事（2032〜2033年竣工予定）
地上35階、高さ約125m、約470戸
地上38階、高さ約140m、約690戸
地権者：東京製鐵、岡田商事、東武鉄道
設計者：−
施工者：−
出典
▼足立区議会（2023年7月5日）
令和5年7月5日 エリアデザイン調査特別委員会
※ 報告アからケ【資料】 (PDF 22,914KB)
▼建設通信新聞（2023年7月7日）
足立区の千住大川端地区/約4.3haに2100戸の共住/第1期着工は25年度
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