西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業 完成イメージ
完成イメージ[出典:野村不動産ホールディングス]

 六本木ヒルズの西側(渋谷側)に建設される「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」(地上54階、高さ約200m)の完成予想図です。住宅(約500戸)、外資系ラグジュアリーホテル、事務所、商業施設で構成される複合施設で、現在は2023年度中の着工に向けて既存建物の解体工事が行われています。この記事では同再開発の概要や既存建物解体状況、地図等を載せています。




西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:野村不動産]

 「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」は「六本木ヒルズ」の西隣(渋谷側)の再開発で、規模は地上54階、地下4階、高さ約200m、制震構造、施工区域面積約1.6ha、建築面積約3,840屐延床面積約9万7010屐∩躙与約500戸(地権者住戸含む)、事業者は西麻布三丁目北東地区市街地再開発組合、参加組合員は野村不動産、ケン・コーポレーション、設計は梓設計・大成建設、特定業務代行者は大成建設で2023年度着工、2028年度竣工予定となっています。

 都市計画決定時の事業協力者には竹中工務店が入っていましたが、大成建設に変更になったようで既存建物の解体工事も大成建設によって行われています。



西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業 断面図
断面図[出典:東京都]

 2020年9月の再開発組合設立認可時に公開された断面図です。フロア構成は1、2階が商業施設、3階が事務所、4、5階がホテル、中層高部が住宅、そして最上部がホテルとなっています。住宅とホテルの階数に関しては、2019年4月の都市計画決定時には7階〜47階が住宅フロア、48階〜54階がホテルとなっていました。

 住宅に関して野村不動産のIR資料を見ると、分譲総戸数は約320戸で、野村不動産の持ち分は約286戸となっています。そのためここは分譲マンションになることが確定しており、さらに「プラウド」の欄のにも記載があるので名称は「プラウドタワー六本木」か「プラウドタワー西麻布」になることが予想されます。
2023年3月期 通期 決算説明資料(P.48)
中長期経営計画説明資料(P.24)



西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業 配置図
配置図[出典:野村不動産]

 南北に細長い敷地の北側に超高層棟が配置され、隣の「六本木ヒルズ」と歩行者デッキで接続します。また、南側には広場が整備され、その広場の周りには3つの寺社が再配置されます。そしてオレンジ色の点線のところにある道路(テレビ朝日通り)は拡幅されます。



西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:野村不動産]

 南東側から見た完成予想図です。最上部のバルコニーがないフロアがホテル部で、外資系ラグジュアリーホテルブランドの誘致が計画されています。



西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:野村不動産]

 テレビ朝日通り沿いに整備される広場のイメージです。この辺りは建物の裏に寺社が隠れていましたが広場から行けるようになります。



西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:野村不動産]

 南東側から見た低層部です。商業施設、オフィスフロア、ホテル施設になります。



西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:野村不動産]

 六本木通り沿いとなる北東側から見た低層部です。敷地北端には広場が整備され、東隣にある「六本木ヒルズ」と歩行者デッキで接続されます。これにより東京メトロ日比谷線「六本木」駅まで「六本木ヒルズ」と地下通路で接続することになります。




西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業 位置図
位置図[出典:東京都]

 計画地は「六本木ヒルズ」の西側で南北に細長い敷地となっており、北側は六本木通り、東側はテレビ朝日通りに面しています。最寄駅は東京メトロ日比谷線および都営大江戸線「六本木」駅となります。



西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業

 2020年12月14日にヘリから撮影した西麻布・六本木方面の空撮です。「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」の計画地に赤い網掛けをしました。建物本体は左の首都高側に配置されます。




西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業

 2023年5月25日に北東側から撮影した「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」(地上54階、高さ約200m)の計画地です。この角地地には広場と「六本木ヒルズ」に接続するデッキが整備されます。



西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業

 敷地東側のテレビ朝日通り沿いでは既存建物の解体工事が始まっています。解体工期はビルによってバラバラで、確認できた中では一番遅くても2024年1月31日までとなっていました。解体工事の施工者は大成建設です。



西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業

 南側から撮影。こちら側も計画地に含まれており南北に長細い敷地になっています。



西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業

 敷地北側の路地に入った中側です。



西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業

 こちら側の方が既存建物の解体工事が進んでいました。



西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業

 この路地も敷地に含まれているため、そのうち閉鎖されることになります。



西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業


 敷地北側の六本木通り沿いです。金網のフェンスが設置されている建物は「金谷ホテルマンション」(地上10階、高さ43.5m)で、1階部分は作業員の駐車場として利用されていました。ここの解体工期は2023年5月15日〜12月20日までとなっているので、他の場所に駐車スペースが確保出来たら本格的に解体工事が始まることになりそうです。



西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業

 同じ日に「六本木ヒルズ」の展望台から撮影。敷地の中に入った場所では解体済みの建物が数棟ありました。



西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業

 少し広角で撮影。近過ぎるため撮影しにくい場所となっていますが、ここから建物本体の工事も見ることができそうです。









事業名:西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業
所在地:東京都港区西麻布3丁目及び六本木6丁目各地内
交通:東京メトロ日比谷線「六本木」駅
   都営大江戸線「六本木」駅
用途:住宅、事務所、商業、ホテル
総戸数:約500戸(地権者住戸含む)
階数:地上54階、地下4階
高さ:約200m
構造:鉄筋コンクリート造、制震構造
施工区域面積:約1.6ha
建築面積:約3,840
延床面積:約97,010
事業者:西麻布三丁目北東地区市街地再開発組合
参加組合員:野村不動産、ケン・コーポレーション
設計者:梓設計・大成建設
特定業務代行者:大成建設
工期:2023年度着工〜2028年度竣工予定




▼野村不動産:ニュースリリース(2023年2月15日)
住宅・事務所・商業・ホテルの超高層棟と三寺社からなる複合再開発 『西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業』 権利変換計画認可のお知らせ(野村不動産、ケン・コーポレーション)

▼野村不動産:ニュースリリース(2020年9月10日)
「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」市街地再開発組合設立認可のお知らせ(野村不動産、ケン・コーポレーション)

▼東京都:報道発表資料(2020年9月9日)
西麻布三丁目北東地区市街地再開発組合の設立を認可します