大阪マルビル

 2023年5月31日で全テナントの営業が終了した「大阪マルビル」(地上30階、高さ123.92m)です。2022年12月に撮影しました。今年の7月には建替えに向けて解体工事が始まる予定で、解体後の跡地は2025年の大阪・関西万博のツアー専用バスターミナルとして提供され、その後に2030年春の竣工に向けて新しいビルが建設予定となっています。この記事では同ビルの概要や眺め、地図等を載せています。




大阪マルビル

 「大阪マルビル」は大阪駅がある梅田エリアに位置する超高層ビルで、規模は地上30階、塔屋3階、地下4階、高さ123.92m、敷地面積3,244.62屐建築面積2,546屐延床面積4万1069.4屐建築主は吉本土地建物、設計者と施工者はフジタ工業(現:フジタ)で1973年10月16日に着工し、1976年3月31日に竣工しました。そして1976年4月16日開業しています。



大阪マルビル

 「大阪マルビル」には35店舗と総客室数460室のホテル「大阪第一ホテル」(※客室は10階〜29階)で構成される円形の超高層ビルでした。

 その「大阪第一ホテル」は2023年3月31日に営業終了しており、他のテナントは2023年5月31日までの営業終了しています。今年の7月には建替えに向けて解体工事が始まり、解体後の跡地を2025年の大阪・関西万博のツアー専用バスターミナルとして提供した後、2030年春の竣工に向けて新しいビルが建設予定となっています。



梅田スカイビルから見た大阪マルビル

 「梅田スカイビル」から見た「大阪マルビル」です。



梅田スカイビルから見た大阪マルビル

 今の梅田では目立つような高さではありませんが、竣工当時は周辺エリアでは最も高い超高層ビルで、円筒形の超高層ビルとしてはここが日本初でした。



梅田スカイビルから見た梅田の超高層ビル群

 建替え後のビルは現状よりも高層化する計画で、形は丸い形のデザインが検討されているとのことです。



あべのハルカスから見た大阪マルビル

 場所は変わって反対側の「あべのハルカス」から見た「大阪マルビル」です。



あべのハルカスから見た大阪マルビル

 この超高層ビル群の中ではだいぶ埋もれてしまっていますが、オレンジ色と円筒形の形で存在感を示していました。



大阪駅前第三ビルから見た夜景

 近くにある「大阪駅前第三ビル」から撮影した夜景です。



大阪駅前第三ビルから見た大阪マルビル夜景

 ここからは「大阪マルビル」の半分程度が見えました。



大阪マルビル夜景

 地上から見上げた夜の「大阪マルビル」です。



大阪マルビル夜景

 低層部は 大阪マルビル緑化プロジェクト「都市の大樹」として1階から6階(地上約30m)が緑化され、4階から6階まで窓以外の部分にはワイヤーメッシュフレームを貼り、ツルや蔦などを這わせています。

 また、塔屋部分の一部黒い場所はLEDの掲示板があり時刻や天気予報などが流れていました。かつてはその場所にビルを一周する電光掲示板があり、有料でメッセージを流すこともできました。




大阪第一ホテル(大阪マルビル) 客室内

 昨年12月に「大阪マルビル」に入る「大阪第一ホテル」に宿泊しました。



大阪第一ホテル(大阪マルビル) 客室内

 これはそのときに泊まった客室で、直前に予約したので部屋は選べずに15階の部屋になりました。



大阪第一ホテル(大阪マルビル) 客室内

 部屋に入ってしまうと円形を感じることはなく普通のホテルでした。ただ、やはり出入口側の方が狭くなっています。



大阪第一ホテル(大阪マルビル) 客室のユニットバス

 ユニットバスです。



大阪第一ホテル(大阪マルビル) 客室のユニットバス

 歯ブラシ等は部屋には置いてなく、ロビーから持って行く方式だったと記憶しています。



大阪第一ホテル(大阪マルビル) 廊下

 客室を出たところの廊下です。円形のホテルだけあって真っ直ぐ伸びるような廊下ではありません。



大阪第一ホテル(大阪マルビル) 避難経路図

 避難経路図を見ると円形のホテルということがよくわかります。こうして見るとシングルとかツインがバラバラに配置されていたようでした。




大阪第一ホテル(大阪マルビル)の客室から見た大阪梅田ツイン タワーズ・サウス

 宿泊した1519号室からの眺めです。目の前に「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」(地上38階、高さ188.9m)が見える部屋でした。



大阪第一ホテル(大阪マルビル)の客室から見た大阪梅田ツイン タワーズ・サウス夜景

 夜景バージョンです。



大阪第一ホテル(大阪マルビル)の客室から見た梅田スカイビル

 「梅田スカイビル」(地上40階、最高高さ173.05m)がビルの隙間から見えました。



大阪第一ホテル(大阪マルビル)の客室から見た梅田スカイビル夜景

 夜景バージョンです。



大阪第一ホテル(大阪マルビル)の客室から見たイノゲート大阪

 その隣では建設中の「イノゲート大阪」(地上23階、高さ121.6m)が見えました。



大阪第一ホテル(大阪マルビル)の客室から見たイノゲート大阪夜景

 夜景バージョンです。夜も工事が行われていまた。ちなみにタワークレーンが大量に見えていますが、背後で建設中のうめきた2期地区「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」の南街区のタワークレーンがちょうど良い高さで見えているだけです。



大阪マルビル 46年間ありがとうございます

 机には46年間ありがとうございますのポップが置いてありました。今思うとこれって持ち帰って良かったんですかね?記念に欲しかったです。

 全テナントが営業終了したのは2023年5月31日でしたが、「大阪第一ホテル」としては一足早く3月30日が最終宿泊日となり、3月31日に営業終了しています。









名称:大阪マルビル
ホテル名:大阪第一ホテル
所在地:大阪府大阪市北区梅田1丁目9-20
交通:JR「大阪駅」徒歩3分
   阪神「大阪梅田駅」徒歩3分
   地下鉄四つ橋線「梅田駅」徒歩3分
   地下鉄御堂筋線「梅田駅」徒歩7分
用途:ホテル・店舗
総客室数:460室(宴会室5室、レストラン1)
階数:地上30階、塔屋3階、地下4階(一部地上6階)
高さ:123.92m
構造:S造(鉄骨造)、一部SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)
敷地面積:3,244.62
建築面積:2,546
延床面積:41,069.4
建築主:吉本土地建物
設計者:フジタ工業(現:フジタ)
施工者:フジタ工業(現:フジタ)
工期:1973年10月16日着工〜1976年3月31日竣工
開業:1976年4月16日
営業終了:2023年5月31日




▼大阪マルビル:ニュース(2023年6月2日)
ご愛顧いただいたお客様へ

▼大阪第一ホテル:お知らせ(2022年5月13日)
大阪マルビル建替えのお知らせ

▼大和ハウス工業:ニュースリリース(2022年5月13日)
「大阪マルビル」を建て替えます