断面図[出典：船橋市]
JR「船橋」駅前で解体工事中の「西武船橋店」跡地で計画されているタワーマンション「本町1丁目特定街区」の断面図です。高さは約200mで、階数は不明ですが断面図から判断すると51階前後となりそうです。この記事では同再開発の概要や既存建物解体状況、地図等を載せています。
本町1丁目特定街区について
平面図[出典：船橋市]
「本町1丁目特定街区」はJR「船橋」駅南口前の再開発で、大和ハウス工業が計画地である「西武船橋店」の敷地と建物を取得しており、現在は解体工事が行われています。
跡地に建設されるタワーマンションの規模は明らかになっていませんが、最高高さ200m、断面図から判断すると地上51階になります。この高さ200mは千葉県内では最も高い建物になります。
立面イメージ[出典：船橋市]
「本町1丁目特定街区」は住宅棟と商業棟に分かれており、商業棟は高さ約40mで商業施設と事務所、住宅棟は高さ約200mで駐輪場や機械室を挟んだ少し高い位置からが住宅フロアで計画されています。
1階平面イメージ[出典：船橋市]
地域の防災・減災に寄与する地域施設として防災備蓄庫やマンホールトイレ、防火水槽等の整備が計画されています。また、最上部には防災高所カメラが設置されます。
2階平面イメージ[出典：船橋市]
2階は想定浸水レベルを超える高さとし、避難スペースとしても機能する空地を整備し、帰宅困難者が使用できる非常用コンセントも設置されます。
南面の鳥瞰図[出典：船橋市]
南側低層部の完成予想図です。2階には芝生広場が整備され、木陰で休憩できるベンチを配置し、3〜6階までのテラス部分には重層的な植栽が計画されています。
また、1階部分の空地にはキッチンカーが計画されており、2階の広場ではイベントの開催が検討されています。雨天時でもイベントが可能となるピロティ状の通路（通り抜け通路）も整備されます。
屋上広場[出典：船橋市]
2階屋上広場の完成予想図です。ここは想定浸水レベルを超える高さとなっています。
位置図
位置図[出典：船橋市]
計画地はJR総武線「船橋」駅の南口前に位置しており、京成本線「京成船橋」駅とは「船橋フェイス」を経由し、そこから新設するペデストリアンデッキで接続されます。
回遊性の向上[出典：船橋市]
「船橋フェイス」の他に「シャポー船橋南館」の既存デッキとも接続する計画で駅前の回遊と交流を促進します。また、西隣にある第3市営駐輪場とも接続します。
既存建物解体状況
「西武船橋店」の建築物等の解体等の作業に関するお知らせです。事業名は「船橋市本町1丁目計画 既存建物解体工事」で、発注者は大和ハウス工業、元請業者は長谷工コーポレーション、解体工期は2021年9月2日から2023年6月30日までとなっています。
2023年5月12日に「船橋フェイス」のデッキから撮影した解体工時中の「西武船橋店」です。
歩行者デッキの新設が計画されている場所から撮影。ここから「西武船橋店」跡地で計画されている「本町1丁目特定街区」(高さ約200m)と接続します。
南西側から撮影。
解体工期は2023年6月30日までとなっているのであと1ヶ月くらいで地上部の姿が消すことになります。
頭だけ見えているタワーマンションは「プラウドタワー船橋」(地上31階、最高高さ107.55m)で、ここに建設される「本町1丁目特定街区」は倍近い高さになります。
北西側から撮影。左奥に見えているビルがデッキで接続する「船橋フェイス」です。
残り2フロアとなっています。
地図
物件概要
街区名：本町1丁目特定街区
所在地：千葉県船橋市本町１丁目の一部
交通：JR総武線「船橋」駅
京成本線「京成船橋」駅
用途：住宅・事務所・商業・駐車場
階数：地上51階、塔屋2階、地下2階？（断面図より）
高さ：約200m
区域面積：約0.7ha
建築面積：−
延床面積：−
事業者：大和ハウス工業
設計者：−
施工者−
工期：−
出典
▼船橋市：都市計画審議会（2023年2月8日）
第146回船橋市都市計画審議会の会議概要
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