イメージパース[出典：東京都]
神保町駅の東側で計画されている「神田小川町三丁目西部南地区第一種市街地再開発事業」(地上22階、高さ約110m)において、2023年5月16日に神田小川町三丁目西部南地区市街地再開発組合の設立を認可すると東京都より発表がありました。低層部に商業、中層部に事務所、高層部に住宅が入る複合施設になります。この記事では同ビルの概要や現況、地図等を載せています。
神田小川町三丁目西部南地区について
断面イメージ[出典：東京都]
「神田小川町三丁目西部南地区第一種市街地再開発事業」は神保町駅の東側、靖国通りや明大通りに面した場所の再開発で、規模は地上22階、塔屋2階、地下2階、高さ約110m、敷地面積約2,400�屐�建築面積約1,540�屐�延床面積約3万1120�屐腹�駐車場面積を含む）、建築主は神田小川町三丁目西部南地区市街地再開発組合（参加組合員：日鉄興和不動産、三菱地所、三菱地所レジデンス）で2024年度の権利変換計画認可を経て2024年度に解体工事着手、2025年度着工、2029年度竣工予定となっています。
フロア構成は1〜3階が店舗、4〜11階が事務所、12階が構造・設備切替フロア、そして13〜22階が総戸数約104戸の住宅になります。
配置図[出典：東京都]
敷地地は三角形となっており敷地北側には約240�屬旅�場1号、西側には約370�屬旅�場2号、そして2階レベルには約130�屬旅�場3号が整備されます。
施設建築物のイメージ(1〜3階)[出典：千代田区]
ビルの平面は南側に合わせた三角形になります。
施設建築物のイメージ(4〜11階)[出典：千代田区]
オフィスフロアは北側にエレベーターや階段、トイレなどの設備が配置されV字型の事務室になります。
施設建築物のイメージ(13〜22階)[出典：千代田区]
住宅フロアもV字型に配置されます。
位置図
位置図[出典：日鉄興和不動産]
計画地は靖国通りと明大通りが交差する駿河台下交差点の角地で、都営新宿線・都営三田線・東京メトロ半蔵門線の3路線がある「神保町」駅から見て東側に位置しています。
他にもJR総武線・中央線「御茶ノ水」駅、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅、東京メトロ丸の内線「淡路町」駅が徒歩圏にあります。
現況
2020年12月18日のヘリからの空撮で「神田小川町三丁目西部南地区第一種市街地再開発事業」(地上22階、高さ約110m)の計画地に矢印を入れました。
計画地右側のビルが「明治大学リバティタワー」(地上23階、高さ118.95m)、左下が「神田スクエア（KANDA SQUARE）」(地上21階、最高高さ120.85m)で、同再開発はこれらよりも少しだけ低い複合施設になります。
少し古いですが2021年4月24日に靖国通りと明大通りが交差する駿河台下交差点から撮影した「神田小川町三丁目西部南地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。この辺りを通るたびに目視で確認していますが数ヵ月前に通ったときにはまだ解体工事等は始まっていませんでした。
明大通り沿いの北東側から撮影。こちらの角地には広場が整備されます。
神保町駅側となる西側から撮影。この辺りの靖国通り沿いは、九段下駅近くまで行かないと超高層がないので、それなりに目立つ建物になりそうです。
地図
物件概要
事業名：神田小川町三丁目西部南地区第一種市街地再開発事業
所在地：東京都千代田区神田小川町３丁目10番1他(地番)
交通：都営新宿線・都営三田線・東京メトロ半蔵門線「神保町」駅
東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅
東京メトロ丸の内線「淡路町」駅
都営新宿線「小川町」駅
JR総武線・中央線「御茶ノ水」駅
用途：店舗、事務所、住宅、駐車場
総戸数：約104戸(※地権者住戸含む)
階数：地上22階、塔屋2階、地下2階
高さ：約110m
敷地面積：約2,400��
建築面積：約1,540��
延床面積：約31,120�屐腹�駐車場面積を含む）
建築主：神田小川町三丁目西部南地区市街地再開発組合
事業コンサルタント：松田平田設計担当
事業協力者：日鉄興和不動産、三菱地所、三菱地所レジデンス
設計者：−
施工者：−
工期：2024年度着工(解体工事含む)〜2029年度竣工予定
総事業費：約236億円
出典
▼日鉄興和不動産：ニュースリリース（2023年5月30日）
「神田小川町三丁目西部南地区第一種市街地再開発事業」 市街地再開発組合設立のお知らせ
▼東京都：報道発表資料（2023年5月15日）
神田小川町三丁目西部南地区市街地再開発組合の設立を認可します
▼千代田区：千代田区都市計画審議会（2021年5月19日）
令和2年度 第6回千代田区都市計画審議会
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