浜松町駅エリアとなる芝浦の大規模再開発「芝浦プロジェクト S棟」(地上43階、高さ228.88m)の建設地です。2023年5月3日に撮影しました。商業・オフィス・ホテル「フェアモント東京」で構成される複合施設で、完成後はこのビルの背後にある「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」(地上40階、高さ165.9m)が建替えられ、2030年度には高さ約230mの超高層ツインタワーが誕生します。この記事では同再開発の概要や建設状況、地図等を載せています。
芝浦プロジェクトについて
外観イメージ図[出典：野村不動産]
「芝浦プロジェクト」は「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」(地上40階、高さ165.9m)の建替事業で日本最大規模のツインタワーになります。右が地上43階、高さ228.88mの�鬼�S棟、左が地上45階、高さ227.28mの�挟�N棟(左)となっています。
各棟の規模は�鬼�S棟が地上43階、地下3階、高さ228.88m、�挟�N棟が地上45階、地下3階、高さ227.28mで両棟合わせた敷地面積は4万104.29�屐�建築面積は2万8192.39�屐�延床面積は55万1437.56�屐７�築主は野村不動産と東日本旅客鉄道、設計者は槇総合計画事務所と清水建設、S棟(�鬼�工事)の施工者は清水建設で2025年2月竣工予定、N棟(�挟�工事)は2027年度着工、2031年3月31日竣工予定となっています。
断面図[出典：野村不動産]
�鬼�S棟の低層部は商業施設、中層部はオフィス、高層部はホテルとなり、�挟�N棟の低層部は商業施設、中層部はオフィス、高層部は住宅となります。建築物環境計画書制度によると住宅は全戸賃貸で144戸となっています。
S棟 フロア構成[出典：野村不動産]
S棟フロア構成の詳細です。2〜4階が商業施設で3階にはオフィスエントランス、5〜6階が設備機器等のフロア、7階にカフェテリア、貸会議室、8階にクリニック等、9〜33階がオフィスフロアで28階には入居企業専用スカイラウンジ、そして35〜43階がラグジュアリーホテルになります。
オフィス部の一部には野村不動産グループの本社機能が移転予定となっており、ホテル部には欧州最大手のホテルグループ「アコー」のラグジュアリーホテルブランド「フェアモント」が日本初進出し「フェアモント東京」として2025年度に開業予定となっています。ホテルはスイートを含む全219室のゲストルームと3つのレストランとバー、スパ、フィットネスセンター、プール、バンケット、カンファレンス、チャペルを備えます。
S棟 フロア平面図(9階)[出典：野村不動産]
オフィスフロアとして一番低い9階の平面図です。基準階面積は5,156.10�屐別�1,559.72坪）で約93m×約75mの整形無柱空間となります。平面図はありませんがセットバックした高層部の29〜33階でも1フロアは4,226.22�屐別�1,278.43坪）という大空間になります。
緑化計画図（配置図）[出典：東京都環境局]
S棟は敷地南側、N棟は敷地北側に配置され、両棟の間には芝浦運河沿いに整備するテラスと一体的になる広場空間の「(仮称)セントラルプラザ」が配置されます。
敷地内の西側(左側)を縦に横切っている細い線は東京モノレールで、その高架下を含む敷地西側には歩行者専用通路が整備されます。
外観イメージ図[出典：公式HP]
S棟とN棟の間に整備される「(仮称)セントラルプラザ」と芝浦運河沿いに整備されるテラスの完成予想図です。テラスの隣には船着場も整備されます。
外観イメージ図[出典：公式HP]
最寄駅の浜松町駅に一番近い場所には大きな屋根のある空間が整備され、浜松町駅から続く歩行者専用の自由通路と接続します。
南口自由通路 鳥瞰イメージ[出典：野村不動産]
既存の自由通路には階段しかありませんが、新しい「南口自由通路」はバリアフリー対応になります。
S棟 オフィスエントランス[出典：野村不動産]
S棟の北側に配置されるオフィスエントランスです。
S棟 エントランスホール[出典：野村不動産]
エントランスホールは2層吹き抜けの広々とした空間になります。
スカイラウンジ[出典：野村不動産]
地上28階の高さ約138m地点には入居企業専用となるスカイラウンジが設置されます。
スカイラウンジ[出典：野村不動産]
屋外に出られる心地よい空間になりそうです。
フェアモント東京[出典：野村不動産]
スカイラウンジはオフィスワーカーしか行けませんが、高層部のホテル「フェアモント東京」部には東京湾方面を望めるテラスが設置されます。
外観イメージ図[出典：野村不動産]
レインボーブリッジ上空あたりから見た完成予想図です。東京湾のすぐ近くに位置しています。
外観イメージ図[出典：野村不動産]
芝浦運河に架かる末広橋から見た完成予想図です。巨大な超高層ツインタワーになるのでかなり目立ちそうです。
位置図
位置図[出典：野村不動産]
建設地はJR山手線・京浜東北線、東京モノレール「浜松町」駅の南東側で、駅から敷地までは屋根付きの歩行者専用通路「南口自由通路」が再整備されます。敷地内の接続部には大きな庇(ひさし)がある空間が整備され、雨の日でも傘なしでアクセスできるようになります。
また、敷地から見て南東側にあるゆりかもめ「日の出」駅と北東側にあるゆりかもめ「竹芝」駅も徒歩圏に位置しています。
建設状況
2023年5月3日に芝浦運河沿いの北東側から撮影した「芝浦プロジェクト S棟」(地上43階、高さ228.88m)です。
同再開発は芝浦運河沿いに整備されるテラスと一体となりますが、その整備は�挟�工事に行われます。
芝浦運河に架かる仮設の人道橋から撮影。右側の「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」(地上40階、高さ165.9m)は�鬼�S棟が完成すると「芝浦プロジェクト N棟」(地上45階、高さ227.28m)として�挟�N棟の建替え工事が始まります。S棟の高層部はホテルになりますが、N棟の高層部は賃貸住宅で計画されています。
「芝浦プロジェクト S棟」の低層部です。
ビルを囲むように大空間が広がることになりそうです。
南東側から撮影。この規模になるとプレハブ事務所も大きく、ここ以外にもプレハブ事務所が設置されています。
南側の芝浦運河に架かる末広橋から撮影。低層部のオフィスフロアは約93m×約75m、基準階面積5,156.10�屐�1,559.72坪）という超大規模な整形無柱空間になります。
一部フロアではガラスカーテンウォールの取り付け作業が始まっていました。
南西側から撮影。
敷地西側の東京モノレール横に歩行者通路が整備され通れるようになっていました。
東京モノレールの高架越しに北西側から撮影。右側（南側）にはツインタワーの「シーバンス」(地上24階、高さ106m)があるので、2つの超高層ツインタワーが並ぶことになります。
東京モノレールの高架下から撮影。
北側にある浜松町と竹芝を結ぶ歩行者デッキから撮影。手前の「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」よりも「芝浦プロジェクト S棟」が飛び出ています。
浜崎橋から逆サイドを見ても飛び出ており、1フロアがかなり巨大ということがわかります。
「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」もかなり大きな超高層ビルですが、「芝浦プロジェクト S棟」はそれよりも遥かに大きな超高層ビルになります。
南側にあるJR「田町」駅のペデストリアンデッキからも見えるようになっています。建設が進むに連れて色々な場所から見えるようになっていきます。
2023年4月22日に「六本木ヒルズ」の展望台から撮影。手前にぴったり重なっているタワーマンションは港区特定公共賃貸住宅が入る「シティハイツ竹芝」(地上23階、高さ94.55m)です。
左の「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」は地上40階、高さ165.9m、建設中の「芝浦プロジェクト S棟」は地上43階、高さ228.88mになるため、20階建てマンションくらいの高さの差になります。
地図
物件概要
建築計画のお知らせです。
■物件概要■
仮称：芝浦プロジェクト
計画名：(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事
所在地：東京都港区芝浦一丁目1番1 他51筆
交通：JR山手線・京浜東北線「浜松町」駅 徒歩6分
東京モノレール「浜松町」駅 徒歩6分
都営大江戸線・浅草線「大門」駅 徒歩8分
ゆりかもめ「日の出」駅 徒歩6分
用途：事務所、商業施設、ホテル、住宅（約144戸）、駐車場
階数：地上43階、地下3階（�鬼�S棟）
階数：地上45階、地下3階（�挟�N棟）
高さ：228.88m（�鬼�S棟）
高さ：227.28m（�挟�N棟）
構造：S造 一部 RC造、SRC造
基礎工法：直接基礎
敷地面積：40,104.29��
建築面積：28,192.39��
延床面積：551,437.56��
建築主：野村不動産、東日本旅客鉄道
設計者：槇総合計画事務所、清水建設
施工者：清水建設（�鬼�工事）
未定（�挟�工事）
工期：2021年9月1日着工〜2025年2月竣工予定(�鬼�工事)
2027年度着工〜2031年3月31日竣工予定（�挟�工事）
公式HP：https://www.shibauraproject.com/
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