完成予想パース[出典：三井不動産]
日本橋本町一丁目で計画されている木造賃貸オフィスビル計画の完成予想図です。三井不動産と竹中工務店によるオフィスビルで、地上17階、高さ約70m、延床面積約2万6000�峙�模で計画されています。この記事では同計画の概要や現況、地図等を載せています。
木造賃貸オフィスビル計画について
木造賃貸オフィスビル計画は日本橋駅や三越前駅近くの日本橋本町一丁目で計画されており、規模は地上17階、高さ約70m、ハイブリッド木造、敷地面積約2,500�屐�延床面積約2万6000�屐�建築主は三井不動産、設計者は竹中工務店で2023年着工、2025年竣工予定となっています。同ビルには主要な施設の一つとして、三井不動産が日本橋エリアで展開しているライフサイエンス事業の拠点を設置する予定となっています。
同ビルについて検討に着手のニュースリリース以降、続報はありませんが、最新の決算説明資料の気候変動・脱炭素のページに2025年竣工予定として掲載されているので計画は進んでいるようです。
▼三井不動産：ニュースリリース（2020年9月29日）
三井不動産と竹中工務店、国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビル計画検討に着手
耐火集成材「燃エンウッド」の仕組み[出典：三井不動産]
同ビルは主要な構造材に竹中工務店が開発した耐火集成材の「燃エンウッド」を採用した木造ハイブリッド建築になる予定で、その「燃エンウッド」とは国土交通大臣より耐火構造の認可を受けた技術で、独自の燃え止まり機構により木の柱や梁の表面を耐火被覆などで覆わない“現し（あらわし）”で用いることが可能となっています。
構造材に使用する木材は1,000�崢兇箸覆觚�込みで、三井不動産グループが北海道に保有する森林の木材を積極的に活用する計画になっています。また、同規模の一般的な鉄骨造オフィスビルと比較して、建築時のCO2排出は約20％の削減効果が想定されています。
位置図
位置図[出典：三井不動産]
建設地は日本橋本町一丁目で東京メトロ「三越前」駅の東側で、他にもJR「新日本橋」駅や東京メトロ・都営地下鉄「日本橋」駅も徒歩圏にあります。
現況
2020年12月18日にヘリから撮影した日本橋や東京駅周辺の超高層ビル群です。写真左下の矢印を入れた場所が木造賃貸オフィスビルの計画地となっています。地上17階、高さ約70mだと今の日本橋では目立つような高さではありませんが、木造の外観が目を引くことになりそうです。
計画地にズームです。撮影時には暫定施設として金魚が回遊する水槽を幻想的に演出した「アートアクアリウム美術館」がありました。
現地に設置されている解体工事のお知らせです。計画地内の既存建物は既に解体されており、障害削孔工事となっていました。発注者は三井不動産、施工者は竹中工務店で2023年10月16日までの工期となっているので、その後に着工するのかもしれません。
2023年5月3日に北西側から撮影した日本橋本町一丁目の木造賃貸オフィスビル計画（地上17階、高さ約70m）の計画地です。「アートアクアリウム美術館」とその隣接ビルは既に解体されています。
南西側から撮影。日本橋のメインの通りからは少し離れているので割と静かな場所となっています。
南東側から撮影。東側は昭和通りと首都高に面しているので車通りは多い場所となっています。
北東側から撮影。右の道路は「むろまち小路」で真っ直ぐ進むと日本橋三越前に出ます。
地図
物件概要
事業名：−
所在地：東京都中央区日本橋本町一丁目3番地
交通：東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅
東京メトロ東西線・都営浅草線「日本橋」駅
JR総武本線「新日本橋」駅
用途：事務所、店舗、駐車場 等
階数：地上17階
高さ：約70m
敷地面積：約2,500��
建築面積：−
延床面積：約26,000�屐淵�フィス基準階面積約300坪）
構造：ハイブリッド木造
建築主：三井不動産
設計者：竹中工務店（予定）
施工者：−
工期：2023年着工〜2025年竣工予定
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