三田エリアで最も高い超高層ビルとなった「住友不動産東京三田ガーデンタワー」(地上42階、高さ215m)です。2023年5月3日に撮影しました。2023年3月に竣工した住友不動産によるオフィスビルで現地標示板より名称が確定しています。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。
東京三田再開発プロジェクトについて
外観完成予想図[出典：住友不動産]
「住友不動産東京三田ガーデンタワー」は「東京三田再開発プロジェクト（三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業）」のオフィス棟で、規模は地上42階、塔屋1階、地下4階、高さ215m、敷地面積1万9170�屐�建築面積8,140�屐�延床面積19万9709�屐�建築主は三田三・四丁目地区市街地再開発組合（参加組合員：住友不動産）、設計者は久米設計、施工者は大林組で2023年3月に竣工しています。国家戦略特区として高さ制限が緩和されたことにより、周辺エリアでは最も高い超高層ビルになっています。
左後ろに描かれているビルは同じ住友不動産による「住友不動産三田ツインビル西館」(地上43階、最高高さ179.3m)で、同じ赤色を使った似たデザインのためツインタワーのように見えますが、少し離れた場所にツインビルのもう片方となる東館があります。
配置図[出典：東京都]
同再開発は�騎攻茵銑軍攻茲吠�かれており、�騎攻茲諒９臈錚韻魯�フィスビル「住友不動産東京三田ガーデンタワー」、�恭攻茲諒９臈錚欧蓮崟仔疎膤愡暗塚鎮娜燹�聖徳大学幼児教育専門学校」、�軍攻茲僚斬霤錚韻亙�譲マンションになります。
建物基壇部完成予想図[出典：住友不動産]
同再開発では札ノ辻交差点に架かる「札ノ辻歩道橋」が架け替えられ「住友不動産東京三田ガーデンタワー」に接続し、東側(海側)にある跨線橋の「札の辻橋」まで延伸されます。また、同再開発内のデッキは西側の高台側にも繋がり、歩行者ネットワークが拡大します。
エントランスホール完成予想図[出典：住友不動産]
エントランスホールはL字型となり、傾斜地側には芝桜も植えられる計画となっています。隣の西館も毎年芝桜が植えられるため三田の名所になるかもしれません。
斜面緑地完成予想図[出典：住友不動産]
その傾斜地には緑地と遊歩道が整備され西隣の「住友不動産三田ツインビル西館」の緑地と繋がります。
スカイロビー完成予想図[出典：住友不動産]
オフィスタワーの27階にスカイロビーが設置され、東京タワーなど東京都心の超高層ビル群を見渡すことができます。
基準階平面図
基準階平面図(7F)[出典：住友不動産]
低層フロアの基準階平面図(7階)です。最大幅は約90mのオフィスフロアで貸室面積は1204.03坪（3,980.19�屐砲箸覆辰討い泙后�
基準階平面図(35F)[出典：住友不動産]
高層階の基準階平面図(35階)です。低層部でセットバックするため低層フロアよりも約1,000�峩垢�、貸室面積は889.98坪（2,942.02�屐砲箸覆辰討い泙后�
現況(オフィス棟)
2023年5月3日に田町駅に繋がるペデストリアンデッキから撮影した「住友不動産東京三田ガーデンタワー」(地上42階、高さ215m)です。
第一京浜沿いの北東側から撮影。
「札ノ辻歩道橋」は架け替え工事のため閉鎖されています。
「札ノ辻歩道橋架替え工事」は2024年10月31日までの工期となっており、撮影時の作業工程は既設歩道橋撤去準備工事となっていました。
東京タワーが正面に見えることでも有名な歩道橋でしたが、しばらくの間は通ることはできません。
目の前から見上げた様子です。
歩道橋の接続部分です。
有効空地部分は歩けるようになっていました。
地下空間も覗くことができました。
車寄せです。
隣の「住友不動産三田ツインビル西館」と似たような雰囲気になっています。
有効空地を示す標示板です。下の方に「住友不動産東京三田ガーデンタワー」と書いてあったのでビル名が確定しています。ただ、住友不動産のHPでは「(仮称)東京三田再開発プロジェクト」として扱われています。また、工事中となっている場所には広場や緑地が整備されます。
南東側から撮影。
南側から撮影。南側には「住友不動産三田ツインビル西館」があるため事務室は少なめになっています。
西館の緑地部分です。
西館の緑地と「住友不動産東京三田ガーデンタワー」の緑地はこの遊歩道で接続します。
北側から撮影。手前は複合棟２として建設された「聖徳大学三田幼稚園・聖徳大学幼児教育専門学校」です。
北西側から撮影。
2023年4月22日に「六本木ヒルズ」の展望台から撮影。左が「住友不動産東京三田ガーデンタワー」(地上42階、高さ215m)、右が「住友不動産三田ツインビル西館」(地上43階、最高高さ179.3m)でツインタワーのように並んでいます。
2023年4月24日に「渋谷スカイ」から撮影。この角度から見ると赤色部分がほとんどないのでツインタワー感はなくなります。
建設状況(住宅棟)
2023年5月3日に撮影した「東京三田再開発プロジェクト・住宅棟1」(地上9階、高さ31.5m)です。名称はまだ公開されていませんが「東京三田ガーデンレジデンス」になるのではと予想しています。ただ、「ザ・パークハウス 三田ガーデン レジデンス＆タワー」があるので全然別な名称になる可能性もありそうです。
聖坂から撮影。低層のマンションですが高台に位置しているため部屋からの景色は実際の階数よりも高さ感がありそうです。
竣工は2024年8月中旬予定となっていますがマンション本体はほぼ完成していました。隣の既存マンションがまだ残っていたりするので、マンション本体以外の工事がしばらく続くことになりそうです。
現況(聖徳大学)
複合棟２として建設された「聖徳大学三田幼稚園・聖徳大学幼児教育専門学校」(地上7階、高さ28.5m)で3月1日に竣工しています。
1階〜2階が幼稚園、3階〜7階が専門学校となり、3階は専門学校、幼稚園の両方で使えるホールなどの交流スペースがあります。また、4階レベルには屋上庭園も整備されています。
地図
建設地は田町駅・三田駅の西側の「札ノ辻交差点」に面した場所で、JR山手線・京浜東北線「田町」駅からは徒歩5分、都営三田線・浅草線「三田」駅からは徒歩3分となっています。ただ、三田駅に一番近いA2出入口は「(仮称)春日ビル建替計画」(地上20階、高さ99.76m)の建設により閉鎖中のため、そこが完成するまでは少し遠くなります。
物件概要
建築計画のお知らせです。完了予定が2026年4月30日になっているのは緑地等の外構を含めた完成時期かと思われます。ただ、現地で建築計画のお知らせを見つけることはできませんでした。
■物件概要（複合棟-1）■
名称：住友不動産東京三田ガーデンタワー
仮称：東京三田再開発プロジェクト
計画名称：(仮称)三田三・四丁目地区第一種市街地再発事業 複合棟-1 新築工事
所在地：東京都港区三田三丁目11番2他
交通：JR山手線・京浜東北線「田町」駅徒歩5分
都営三田線・都営浅草線「三田」駅徒歩3分(A2出入口は閉鎖中のため現在は3分以上)
用途：事務所、貸会議室等、店舗、駐車場
階数：地上42階、塔屋1階、地下4階
高さ：215m
構造：鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法：直接基礎
敷地面積：19,170.29��
建築面積：8,140��
延床面積：199,709.90��
建築主：三田三・四丁目地区市街地再開発組合
参加組合員：住友不動産
設計者：久米設計
施工者：大林組
工期：2019年10月中旬着工〜2023年3月竣工
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