渋谷駅桜丘口地区で建設中の「渋谷サラクステージ（Shibuya Sakura Stage）」です。2023年4月27日に撮影しました。中央が「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」(地上39階、高さ179.97m)、その右奥に見えているのが「渋谷サクラステージ SAKURAタワー」(地上30階、高さ約127m)です。SAKURAタワーの中高層部は分譲マンションの「ブランズ渋谷桜丘」、低中層部はオフィスフロアとサービスアパートメントの「ハイアット ハウス 東京 渋谷」になります。この記事では同再開発の概要や建設状況、地図等を載せています。
渋谷サラクステージについて
完成予想図[出典：公式HP]
渋谷駅桜丘口地区で建設中の「渋谷サラクステージ（Shibuya Sakura Stage）」全体の完成予想図です。左の超高層ビルがA街区の「SHIBUYAサイド」、右がB街区の「SAKURAサイド」となっており、「SHIBUYAサイド（A街区）」の規模は地上39階、地下4階、高さ179.97m、敷地面積8,073�屐�建築面積7,900�屐�延床面積18万4718.55�屐�建築主は渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合（参加組合員：東急不動産）、設計者と施工者は鹿島建設で2023年11月30日竣工予定となっています。
「SAKURAサイド（B街区）」の規模は地上30階、地下1階、高さ約127m、敷地面積8,479�屐�建築面積5,800�屐�延床面積約6万9100�屐�建築主は渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合（参加組合員：東急不動産）、設計者と施工者は戸田建設で2023年11月30日の竣工予定となっています。建築基準法上では地上29階、地下2階となっていますが運用上は地上30階、地下1階となります。
▼東急不動産：ニュースリリース（2023年2月9日）
まちの回遊性を高める、渋谷の新たな玄関口 渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業の施設名称が「Shibuya Sakura Stage」に決定 〜「働く・遊ぶ・住む」を兼ね備えた施設として、2023年11月30日竣工・以降順次開業予定〜
▼Shibuya Sakura Stage（公式HP）
https://www.shibuya-sakura-stage.com/
断面図[出典：東急不動産]
「SHIBUYAサイド（A街区）」は39階建ての「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー（A1棟）」と17階建ての「渋谷サクラステージ セントラルビル（A2棟）」に分かれています。地下2階〜地上5階は商業施設となり、SHIBUYAタワーの7階〜38階がオフィスフロア（一部起業支援施設・国際医療施設）、セントラルビルの7〜17階がオフィスフロアになります。
「SAKURAサイド（B街区）」は30階建ての「渋谷サクラステージ SAKURAタワー（B棟）」と5階建ての「SAKURAテラス（B先端棟）」に分かれています。SAKURAタワーの1階〜4階が商業施設、5階の一部が子育支援施設、5階〜14階の一部が事務所、6階〜16階の一部がサービスアパートメントの「ハイアット ハウス 東京 渋谷」、そして16階〜30階が共同住宅の「ブランズ渋谷桜丘」になります。小規模な「SAKURAテラス」は商業施設になります。
配置図[出典：東急不動産]
「SHIBUYAサイド（A街区）」は「渋谷」駅に隣接した街区で、渋谷駅のホーム上空に整備される「(仮称)北自由通路」により「渋谷ストリーム」と接続され、その自由通路は「渋谷」駅の新改札口に接続します。また、恵比寿側の線路上でも自由通路の整備が行われており新南口に接続します。
「SAKURAサイド（B街区）」は2ヵ所のデッキで「SHIBUYAサイド（A街区）」と接続し、両街区の間には都市計画道路が整備されます。駅から一番遠い側にあるC街区の「中渋谷教会」は既に完成しています。
A街区・B街区には様々なコミュニティが生まれる「にぎわいSTAGE」や、安らぎを感じられる緑豊かな「はぐくみSTAGE」など、それぞれの目的に合ったスペースが整備されます。
整備内容[出典：東急不動産]
「SHIBUYAサイド（A街区）」は渋谷駅西口歩道橋デッキに接続することから周辺地区にも道路を通らずに行けるようになり、鉄道や国道による地域の分断が解消され、駅周辺全体の回遊性が向上します。また、「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」内部に整備される立体的縦軸動線の「アーバン・コア」も整備されます。
完成予想図
外観イメージ[出典：東急不動産]
首都高渋谷線上空あたりから見た「渋谷サクラステージ」全体の完成予想図です。
27階平面図[出典：CBRE]
「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」の平面は三角形に近い形をしており、オフィスの専有部はL字型になります。そのL字に挟まれた三角形部分にエレベーターなどが配置されます。
国道246号を横断する渋谷駅西口歩道橋デッキ[出典：東急不動産]
渋谷駅西口歩道橋デッキから見た「SHIBUYAサイド（A街区）」の西側低層部です。この角地に地下と地上を結ぶ縦動線となる「アーバン・コア」が整備されます。
アーバン・コア[出典：東急不動産]
「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」内に整備される「アーバン・コア」はインスタ映えする空間になりそうです。
渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー 商業施設[出典：東急不動産]
「アーバン・コア」を登った先の商業施設部は吹き抜けの大空間となっており、商業施設は合計で約1万5200�峙�模になります。
オフィスロビー[出典：東急不動産]
5階のオフィスロビーの天井は鏡張り、床は鏡面仕上げで壁が反射しているため高さを感じる空間となっています。
起業支援施設[出典：東急不動産]
「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」の最上階となる38階にはスタートアップ企業等の発表会等を開催できるバンケットルームや商談に最適なプライベートルームといった上質なカンファレンス空間に「食」のおもてなしを加えた起業支援施設が整備されます。
(仮称)北自由通路[出典：東急不動産]
「SHIBUYAサイド（A街区）」と「渋谷ストリーム」を結ぶ「(仮称)北自由通路」の完成予想図です。ここにJR渋谷駅の新改札口が整備され駅直結となります。
18号沿道[出典：公式HP]
「渋谷サクラステージ」の中央を通る補助線街路第18号線沿道から見た完成予想図です。左のエスカレーターがある場所が「SHIBUYAサイド（A街区）」の「アーバン・コア」で、右端が「SAKURAサイド（B街区）」の「SAKURAテラス」です。
2階デッキ[出典：CBRE]
その補助線街路第18号線上には「SHIBUYAサイド（A街区）」と「SAKURAサイド（B街区）」を結ぶ歩行者デッキが整備されます。全部歩道のようにも見えますが、人が歩いていない白い部分は既存の車道です。
SAKURAサイド（B街区）[出典：CBRE]
「SAKURAテラス」を通り抜けて「渋谷サクラステージ SAKURAタワー」へ向かう道です。
はぐくみSTAGEへの通路[出典：東急不動産]
「渋谷サクラステージ SAKURAタワー」のビル内です。通路の先に桜が見えている場所が広場空間の「はぐくみSTAGE」です。
はぐくみSTAGE[出典：東急不動産]
その「はぐくみSTAGE」は緑あふれる空間になります。
にぎわいSTAGE[出典：東急不動産]
「SHIBUYAサイド（A街区）」と「SAKURAサイド（B街区）」を結ぶデッキの両側に整備される「にぎわいSTAGE」です。
住宅エントランス前[出典：CBRE]
「渋谷サクラステージ SAKURAタワー」の住宅エントランス前です。サービスアパートメントの「ハイアット ハウス 東京 渋谷」と分譲マンションの「ブランズ渋谷桜丘」がありますが、両方がこのエントランスを使用するのかは不明です。
ハイアット ハウス 東京 渋谷[出典：東急不動産]
サービスアパートメントの「ハイアット ハウス 東京 渋谷」は全126室で、客室にはキッチンや洗濯乾燥機が完備されます。
ブランズ渋谷桜丘 エントランスホール[出典：東急不動産]
分譲マンションの「ブランズ渋谷桜丘」のエントランスホールの完成予想図です。丘の上に真っすぐ伸びる”大樹”をデザインコンセプトにした有機的なラインが印象的な空間になります。
位置図
位置図[出典：東急不動産]
「渋谷サクラステージ（Shibuya Sakura Stage）」はJR「渋谷」駅にペデストリアンデッキで接続する駅直結施設になります。同施設と「渋谷ストリーム」を繋ぐペデストリアンデッキには渋谷駅の新改札口が整備されるため、駅までは徒歩1分程度になるかと思います。また、周辺施設とデッキで接続されるため、JR以外の東急・東京メトロ・京王の各「渋谷」駅にも道路を通らずに行けるようになります。
建設状況（SHIBUYAサイド：A街区）
渋谷のスクランブル交差点から2023年4月27日に撮影した「SHIBUYAサイド（A街区）」で建設中の「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」(地上39階、高さ179.97m)です。
渋谷駅西口歩道橋から見上げた「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」です。低層部は商業施設となりこの歩道橋と接続します。また、こちらの角側には縦動線となるアーバン・コアも整備されます。
低層部にはピンク色の桜をイメージしたと思われる模様が入っていました。
その模様は隣の「渋谷サクラステージ セントラルビル」(地上17階、高さ約90m)の低層部まで続いています。完成予想図を見ると白い部分は剥がされピンク色の部分だけ残るようです。
「渋谷サクラステージ セントラルビル」を真下から見上げた様子です。
両棟ともこの模様があるフロアが商業施設になります。
「渋谷スカイ」から見た「渋谷サクラステージ セントラルビル」です。線路側は裏側になるようで地味なデザインになっています。
「渋谷サクラステージ セントラルビル」の恵比寿側（南側）にはデッキがありJR「渋谷」駅の新南口に繋がります。
地上から見たそのデッキ部分です。
渋谷駅エリアの回遊性が向上します。
「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」と「渋谷サクラステージ セントラルビル」はJRの線路沿いに並んでいます。
南側の坂を登ったところから撮影した「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」です。「渋谷サクラステージ セントラルビル」と逆側にエレベーターなどの設備が配置されることがわかります。
逆の北側から撮影。オフィスフロアのメインは北東、北西側になります。
「渋谷スカイ」から撮影。オフィスの専有部はL字型となっており、そのL字に挟まれた三角形部分にエレベーターなどが配置されます。
建設状況（SAKURAサイド：B街区）
「渋谷スカイ」から撮影した「SAKURAサイド（B街区）」で建設中の「渋谷サクラステージ SAKURAタワー」(地上30階、高さ約127m)です。
渋谷駅西口にある渋谷フクラス接続デッキから撮影した「渋谷サクラステージ SAKURAタワー」です。セットバックしている高層部が分譲マンションの「ブランズ渋谷桜丘」で、低中層部はオフィスフロアとサービスアパートメントの「ハイアット ハウス 東京 渋谷」になります。
近付いて撮影。グリーンネットで覆われているビルが「SAKURAテラス」です。
「SAKURAテラス」の奥側は外観が見えるようになっています。
階段部分が透明になっていることがわかります。
かなり薄いビルで商業施設が入ります。
北側から見上げた「渋谷サクラステージ SAKURAタワー」です。オフィスフロア部は「SHIBUYAサイド（A街区）」の「渋谷サクラステージ セントラルビル」と同じようなデザインになっています。
西側から撮影。建物の左下がオフィス、右下がサービスアパートメントの「ハイアット ハウス 東京 渋谷」、セットバックした高層部が分譲マンションの「ブランズ渋谷桜丘」です。
南西側から撮影。手前のプレハブ事務所がある場所に広場となる「はぐくみSTAGE」が整備されます。
南側から撮影。
その手前も広場の「はぐくみSTAGE」になります。
南東側から撮影。手前の建物がC街区の「中渋谷教会」です。
東側から撮影。
この辺りは坂道になっており、渋谷駅方面には超高層ビル群が見えます。
「六本木ヒルズ」の展望台から撮影した渋谷駅周辺の超高層ビル群です。
「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」は少ししか見えませんが「渋谷サクラステージ SAKURAタワー」は大部分が見えます。
地図（SHIBUYAサイド：A街区）
地図（SAKURAサイド：B街区）
物件概要（SHIBUYAサイド：A街区）
SHIBUYAサイド（A街区）の建築計画のお知らせです。
■物件概要（SHIBUYAサイド：A街区）■
名称：SHIBUYAサイド
計画名：(仮称)渋谷駅桜丘口地区第一種再開発事業 A街区
所在地：東京都渋谷区桜丘町2-5,2-17,101-1,102-1 他
交通：JR・京王・東急・東京メトロ「渋谷」駅
用途：事務所、店舗、駐車場 等
階数：地上39階、地下4階（SHIBUYAタワー）
地上17階、地下4階（セントラルビル）
高さ：179.97m（SHIBUYAタワー）
約90m（セントラルビル）
構造：鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法：直接基礎、杭基礎
敷地面積：8,073��
建築面積：7,900��
延床面積：184,718.55��
事業主：渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合
参加組合員：東急不動産
設計者：鹿島建設
施工者：鹿島・戸田建設共同企業体（A街区：鹿島建設）
工期：2019年5月1日着工〜2023年11月30日竣工予定
物件概要（SAKURAサイド：B街区）
SAKURAサイド（B街区）の建築計画のお知らせです。
■物件概要（SAKURAサイド：B街区）■
名称：SAKURAサイド
ブランズ渋谷桜丘（分譲住宅）
ハイアット ハウス 東京 渋谷（サービスアパートメント）
計画名：(仮称)渋谷駅桜丘口地区第一種再開発事業 B街区
所在地：東京都渋谷区桜丘町124番
交通：JR・京王・東急・東京メトロ「渋谷」駅
用途：住宅、事務所、店舗、サービスアパートメント、駐車場 等
総戸数：155戸（ブランズ渋谷桜丘）
126戸（ハイアット ハウス 東京 渋谷）
階数：地上30階、地下1階（SAKURAタワー）
高さ：約127m（SAKURAタワー）
構造：鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法：直接基礎（一部杭基礎）
敷地面積：8,479��
建築面積：5,800��
延床面積：約69,100��
事業主：渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合
参加組合員：東急不動産
設計者：戸田建設
施工者：鹿島・戸田建設共同企業体（B街区：戸田建設）
工期：2020年5月1日着工〜2023年11月30日竣工予定
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