完成イメージ[出典：再開発準備組合]
仙台市青葉区一番町にある「電力ビル」を中心とした街区一体の再開発計画「(仮称)仙台市青葉区一番町三丁目七番地区再開発計画」の検討に着手したことが、東北電力系の不動産管理会社の東日本興業から発表されました。地上35階と24階程度のツインタワーで、店舗や音楽ホール、ホテルが入るオフィスビルが計画されています。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。
仙台市青葉区一番町三丁目七番地区について
低層部イメージ[出典：再開発準備組合]
「(仮称)仙台市青葉区一番町三丁目七番地区再開発計画」は東二番丁通りと広瀬通の交差点南西側の「電力ビル」等がある街区の再開発で、地上35階と24階程度、開発区域面積約1万8000�屬梁腟�模再開発となっています。事業者は一番町三丁目七番地区市街地再開発準備組合、準備組合の参加者は東日本興業、明治安田生命保険、戸田建設、大一殖産、事業協力者は三菱地所、戸田建設で、戸田建設や明治安田生命保険は「電力ビル」に隣接するビルや土地を保有しています。
詳細なフロア構成などは不明ですが、各新聞社の記事によるとオフィスやホテルが入る複合施設となり、低層階には店舗フロアが配置され、元々あった「電力ホール」のホール機能も残す方針とのことです。
今後は2023年に都市計画決定、2024年度に組合設立認可、事業計画認可、2025年度の権利変換計画認可を経て2025年度に着工、2035年度頃竣工予定となっています。工期が長いのは「電力ビル」の地下にある大型変電設備の移設などが必要になるためで、全体竣工は着工から10年程度で計画されています。解体工事は2025年度に別館などから始まり、本館の解体は2030年度に着手予定とのことです。
▼東日本興業：一番町三丁目七番地区市街地再開発準備組合（2023年4月3日）
『仙台市青葉区一番町三丁目七番地区再開発計画』について
▼河北新報（2023年4月3日）
【速報】35階と24階のツインタワー建設へ 仙台・電力ビル跡地で再開発準備組合が構想発表
▼東日本放送（2023年4月3日）
仙台・青葉区の電力ビルを解体 ２０３５年度をめどに２棟のビルを建設へ
▼日経新聞（2023年4月1日）
仙台中心部、電力ビル軸に一体開発へ 東北電力系など
位置図
位置図[出典：再開発準備組合]
「(仮称)仙台市青葉区一番町三丁目七番地区再開発計画」の計画地は「電力ビル」等がある場所で、仙台駅から見て西側に位置しており、敷地東側は東二番丁通り、北側は広瀬通に面しています。最寄駅は仙台市地下鉄南北線「広瀬通」駅で、敷地北側には駅への出入口が目の前にあります。
南側に行くと仙台駅前から続くアーケード街があり、さらに南側に行くと仙台市地下鉄東西線「青葉通一番町」駅もあります。また、10分ちょっとはかかりますがJR「仙台」駅も徒歩圏に位置しています。
現況
GoogleMap
GoogleMapをキャプチャした「(仮称)仙台市青葉区一番町三丁目七番地区再開発計画」の計画地です。屋上が緑色のビルが「電力ビル」で計画地内では最大のビルとなっています。
GoogleMap
東側は東二番丁通りに面しており、南側に行くと「仙台ファーストタワー」(地上24階、高さ99.9m)、北側に行くと「仙台第一生命タワービルディング」(地上21階、高さ90m)といった超高層ビルがあります。
「(仮称)仙台市青葉区一番町三丁目七番地区再開発計画」の高さは発表されていませんが、地上35階と24階程度とのことなので、これらのビルを大きく超えた超高層ビルになりそうです。
GoogleMap
裏側から見た「電力ビル」です。
GoogleMap
右上がJR「仙台」駅がある場所で少々距離は離れていますが、駅前からアーケード街が続ているので、徒歩でも行きやすい場所かと思います。
地図
物件概要
事業名：(仮称)仙台市青葉区一番町三丁目七番地区再開発計画
所在地：宮城県仙台市青葉区一番町三丁目の一部他
交通：仙台市地下鉄南北線「広瀬通」駅
仙台市地下鉄東西線「青葉通一番町」駅
用途：オフィス、店舗、ホテル、ホール
階数：地上24階と地上35階程度
高さ：−
区域面積：約1.8ha（約18,000�屐�
建築面積：−
延床面積：−
事業者：一番町三丁目七番地区市街地再開発準備組合
準備組合参加者：東日本興業、明治安田生命保険、戸田建設、大一殖産、他
事業協力者：三菱地所、戸田建設
工期：2025年度着工〜2035年度頃竣工予定
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