世界貿易センタービルディング

 浜松町で解体中の「世界貿易センタービルディング」(地上40階、最高高さ162.59m)です。2023年3月21日に撮影しました。3月末までの工期で鹿島建設によって解体工事が行われており、地上部は残りわずかとなっています。解体後の跡地には地上46階、高さ約235m、高層部にホテルが入るオフィスビルが建設されます。この記事では同ビルの解体状況や建替え概要、地図等を載せています。




世界貿易センタービルディング

 「世界貿易センタービルディング」は竣工当時のビルの中では高さ日本一だった超高層ビルで、規模は地上40階、地下3階、高さ152m、最高高さ162.59m、敷地面積1万6080.99屐建築面積9,573.17屐延床面積15万3941.22屐建築主は東京ターミナル(現:世界貿易センタービルディング)、設計者は日建設計、武藤研究室(武藤構造力学研究所)、施行者は鹿島建設で1967年7月着工して1970年3月に竣工しました。

 同ビルは建替えのため2021年6月30日に閉館し、2021年8月1日からは2023年3月31日までの工期で鹿島建設によって解体工事が行われています。解体後の跡地には地上46階、高さ235mの超高層ビルが建設されます。



浜松町二丁目4地区 外観イメージ
外観イメージ[出典:鹿島建設]

 「世界貿易センタービルディング」の解体後の跡地には「(仮称)浜松町二丁目4地区A街区」のA-1棟として、地上46階、塔屋2階、地下3階、高さ約235m、敷地面積1万5726.55(A街区全体)、建築面積1万4500(A街区全体)、延床面積30万5000(A街区全体)規模の超高層ビルが建設されます。建築主は世界貿易センタービルディング、鹿島建設、東京モノレール、東日本旅客鉄道、設計者と施行者は鹿島建設で2027年2月の竣工予定となっています。

 A-2棟は別館の建替えで、A-3棟は既に開業している「世界貿易センタービルディング 南館」(地上39階、高さ197.317m)、B街区は一番最初に建設された「日本生命浜松町クレアタワー」(地上29階、高さ156m)となっており、A-3棟の背後では分譲タワマンの「WORLD TOWER RESIDENCE(ワールドタワーレジデンス)」(地上46階、最高高さ185.43m)が建設中です。



浜松町二丁目4地区 施設構成及び敷地外貢献の内容
施設構成及び敷地外貢献の内容[出典:鹿島建設]

 A-1棟の低層部にはJR「浜松町」駅、東京モノレール「浜松町」駅、都営大江戸線・浅草線「大門」駅、バス、タクシーなど各交通機関を繋ぐ縦動線のステーションコアが整備され、中層部はオフィスとなり、そして高層部に国際水準のホテルが入ります。

 A-2棟にはレセプション会場やDMO活動施設、屋上広場が整備されます。このDMO(Destination Management/Marketing Organization)とは観光地域づくり法人のことで、観光地域づくりの舵取り役になるとのことです。



浜松町二丁目4地区 配置図
配置図[出典:鹿島建設]

 「世界貿易センタービルディング」の建替えが行われているA街区にはA-1棟、A-2棟、A-3棟とモノレール棟があり、A-3棟は既に開業済みの「世界貿易センタービルディング 南館」で、それ以外は全て建替え中です。

 建替え後はステーションコアによって各交通機関に繋がり、そして隣のB街区「日本生命浜松町クレアタワー」(地上29階、高さ156m)やC地区で建設中の「WORLD TOWER RESIDENCE(ワールドタワーレジデンス)」「港区文化芸術ホール」にデッキで接続します。



浜松町二丁目4地区 駅前拠点
駅前拠点[出典:内閣府]

 ステーションコアは都営大江戸線・浅草線「大門」駅、JR「浜松町」駅、東京モノレール「浜松町」駅をスムーズに繋ぐ縦動線で、乗り換えがわかりやすくなります。



浜松町二丁目4地区 屋上庭園イメージ
屋上庭園イメージ[出典:内閣府]

 A-2棟には屋上庭園が整備され「旧芝離宮恩賜庭園」方面を眺められるようになります。



東京モノレール 浜松町駅 外観イメージ
東京モノレール 浜松町駅 外観イメージ[出典:東京モノレール]

 モノレール棟の東京モノレール「浜松町」駅の駅舎も2029年12月の竣工予定で建替え工事が行われています。



整備後の浜松町駅周辺イメージパース
整備後の浜松町駅周辺イメージパース[出典:野村不動産]

 浜松町駅周辺では新改札口や歩行者通路の整備が行われており、2030年度にはこの完成イメージのように大きく変わります。この中でピンク色部分が「(仮称)浜松町二丁目4地区A街区(A-1棟)」内に整備されるステーションコアで駅や周辺施設に繋がります。

 浜松町駅周辺の整備内容は、当ブログの以下の記事にまとめているのでご参照ください。
→『浜松町駅エリアの整備計画について詳細が公開!北口自由通路・南口自由通路・ステーションコアなどを整備




世界貿易センタービルディング

 2023年3月21日に北西側から撮影した解体工事中の「世界貿易センタービルディング」(地上40階、最高高さ162.59m)です。



世界貿易センタービルディング

 もうすぐ地上部の解体工事が終わる段階まできています。



世界貿易センタービルディング

 解体工期は2023年3月31日までとなっており、鹿島建設が開発した新工法「鹿島スラッシュカット工法」によって解体が行われてきましたが、今はもう普通の解体となっています。



世界貿易センタービルディング

 計画通り3月末までには地上部の解体は終わっていそうです。



世界貿易センタービルディング

 別館があった場所ではA-2棟が建設中です。



世界貿易センタービルディング

 北東側にある歩行者専用デッキから撮影。



世界貿易センタービルディング

 東側では地下部分の一部が解体され掘削されていましたが、その部分では鉄筋が組まれていました。



世界貿易センタービルディング

 東側にあるJR「浜松町」駅から撮影。「世界貿易センタービルディング」の鉄骨がまだ見えていましたが3月末までには撤去されているかと思います。



世界貿易センタービルディング

 北東側にある汐留の超高層ビル群に繋がるデッキから撮影。左のビルが「世界貿易センタービルディング 南館」(地上39階、高さ197.317m)で、右のビルが「日本生命浜松町クレアタワー」(地上29階、高さ156m)、その間で建設中の建物が「WORLD TOWER RESIDENCE(ワールドタワーレジデンス)」(地上46階、最高高さ185.43m)です。



世界貿易センタービルディング

 そして青いネットがある場所が解体中の「世界貿易センタービルディング」です。



世界貿易センタービルディング

 「世界貿易センタービルディング」の面影は完全になくなっておりもうすぐ解体が終わります。









世界貿易センタービルディング既存本館・別館解体

 解体工事のお知らせです。

■物件概要(建替え前)■
名称:世界貿易センタービル
所在地:東京都港区浜松町二丁目4-1
用途:オフィス、ホール、店舗、展示場、バスターミナル
階数:地上40階、地下3階
高さ:152m(最高高さ162.59m)
構造:鉄骨造(高層部)、鉄骨鉄筋コンクリート造(低層部および地下)
敷地面積:16,080.99
建築面積:9,573.17
延床面積:153,941.22
建築主:東京ターミナル(現:世界貿易センタービルディング)
設計者:日建設計、武藤研究室(武藤構造力学研究所)
施行者:鹿島建設
工期:1967年8月着工〜1970年3月竣工

解体発注者:世界貿易センタービルディング
解体施工者:鹿島建設
解体工期:2021年8月1日〜2023年3月31日




(仮称)浜松町二丁目4地区A街区 建築計画のお知らせ

 建築計画のお知らせです。

■物件概要(建替え後)■
計画名称:(仮称)浜松町二丁目4地区A街区(A-1棟)
所在地:東京都港区浜松町二丁目5番22,37,48他
交通:JR山手線・京浜東北線「浜松町」駅
   東京モノレール「浜松町」駅
   都営大江戸線・浅草線「大門」駅
用途:バスターミナル、タクシープール、ステーションコア、事務所、店舗、駐車場、駅舎、ホテル等
階数:地上46階、塔屋2階、地下3階
高さ:約235m
構造:鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法:直接基礎
敷地面積:15,726.55屐A棟全体)
建築面積:14,500屐A棟全体)
延床面積:305,000屐A棟全体)
建築主:世界貿易センタービルディング、鹿島建設、東京モノレール、東日本旅客鉄道
設計者:鹿島建設
施行者:鹿島建設
工期:2021年8月(解体含む)〜2027年2月竣工予定(A街区)