北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:JR北海道]

 北海道新幹線「札幌」駅に直結となる超高層ビル「北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」(地上43階、高さ約245m)を建設する市街地再開発組合の設立について、札幌市長より認可を受けたことが発表されました。オフィス、ホテル、商業、展望施設で構成される北海道で最も高い超高層ビルで、2023年度着工、2028年度完成予定となっています。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。




(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:札幌市]

 「北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」は北海道新幹線「札幌」駅に直結となる超高層ビルで、規模は地上43階、地下4階、高さ約245m、敷地面積約2万3060屐建築面積約2万2000屐延床面積約38万6700屐∋業主体は札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発組合、設計は日本設計・清水建設 設計共同体、特定業務代行者は清水・伊藤・岩田地崎・札建・泰進共同企業体(代表企業:清水建設)で2023年度着工、2028年度の竣工予定となっています。

 再開発組合は札幌市長より設立の認可を受けており、3月17日に設立総会が開催され設立されます。今までの参加組合員は地権者の北海道旅客鉄道(JR北海道)、札幌駅総合開発、ジェイ・アール北海道バス、JR北海道ホテルズ、札幌市)でしたが、これに加えて朝日新聞社、朝日生命保険相互会社、札幌ステーションフロント特定目的会社(三井住友トラスト不動産投資顧問)、東宝、日本都市ファンド(KJRマネジメント)、芙蓉総合リース、メディカルシステムネットワークの7社が参画します。

▼JR北海道:ニュースリリース(2023年3月15日)
【社長会見】北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業
〜市街地再開発組合設立のお知らせ〜


▼JR北海道:ニュースリリース(2023年3月15日)
【社長会見】北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業に伴う
エスタの閉店について


▼札幌市:札幌駅交流拠点のまちづくり(2022年10月3日更新)
札幌駅交流拠点内のプロジェクトに係る環境影響評価

▼札幌市:都市計画の決定・変更のお知らせ(令和4年度)(2022年10月3日更新)
北5西1・西2地区(説明資料)



北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 断面図
断面図[出典:JR北海道]

 フロア構成は地下1階〜10階が商業施設(約10万9000)、1階がバスターミナル、10階、14階〜17階が約300室の宿泊主体ホテル(約1万4000)、10階〜12階、18階〜33階がオフィス(約8万5500)、35階〜40階が約200室の国際水準のハイグレードホテル(約2万5500)、そして41階〜43階が展望施設(約4500)となり、基壇部の屋上にはスカイガーデンも整備する計画となっています。

 2タイプあるホテルのうち高層階に入る国際水準ホテルはマリオット・インターナショナルと提携することが発表されており、もう片方のホテルはビジネスやファミリー向けのホテルが計画されています。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 断面図
断面図[出典:札幌市]

 高さも記載された断面図です。北海道で最も高い超高層ビルであった背後の「JRタワー」(地上38階、高さ173m)が小さく感じます。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 配置図
配置図[出典:札幌市]

 敷地は東西2つの街区に分かれており、右が高さ約245mの超高層ビルが建設される北5西1地区で、左が商業施設などが建設される北5西2地区となっています。両地区の間にある既存道路の上空は、立体道路制度を利用してビル本体となります。

 また、北5西2地区の高さ約35m地点に飛び出た部分があることから、ここで「JRタワー」の低層部に入る商業施設「ステラプレイス」に接続するものと思われます。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 デッキレベル・地下レベルの歩行者動線イメージ
デッキレベル・地下レベルの歩行者動線イメージ[出典:札幌市]

 札幌駅の右側に緑の点線で囲われている場所が北海道新幹線「札幌」駅となる場所で同再開発と接続し、在来線のJR「札幌」駅に行ける新しい改札も併設されます。

 図の緑色部分は札幌市営地下鉄南北線「さっぽろ」駅と東豊線「さっぽろ」駅で地下通路によって接続します。地下通路は「大通」駅まで繋がっており、「大通」駅からは「すすきの」駅まで地下街のポールタウンで接続しています。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 駅前広場アトリウム
駅前広場アトリウム[出典:札幌市]

 札幌駅南口の駅前広場と繋がるアトリウムの完成予想図です。駅前広場から見えるガラス張りの空間となります。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 待合アトリウム
待合アトリウム[出典:札幌市]

 バスターミナルの利用者のための待合スペースも建物内に設けられます。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 新幹線アトリウム
新幹線アトリウム[出典:札幌市]

 北海道新幹線「札幌」駅の改札と接続するアトリウム空間からは、新幹線の車両を見ることができるようになります。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 貫通通路
貫通通路[出典:札幌市]

 商業施設部には貫通通路が整備されます。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 スカイガーデン
スカイガーデン[出典:札幌市]

 基壇部屋上にはスカイガーデンが整備されます。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 展望ボックスイメージ
展望ボックスイメージ[出典:JR北海道]

 41階〜43階は展望台となり地上240m地点にはガラスのボックスも配置される計画となっています。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 JRタワー展望室からの景観変化
JRタワー展望室からの景観変化[出典:札幌市]

 「JRタワー」(地上38階、高さ173m)の38階にある展望室から見た完成予想図です。テラスのような場所は高さ約190m地点で、ここからがマリオット・インターナショナルと提携するホテル部になります。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 さっぽろテレビ塔展望台からの景観変化
さっぽろテレビ塔展望台からの景観変化[出典:札幌市]

 さっぽろテレビ塔の展望台から見た完成予想図です。左に形だけ描かれているのは札幌駅前のもう一つの再開発発「(仮称)札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業」(地上35階、高さ約200m)です。




北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 位置図
位置図[出典:JR北海道]

 計画地はJR「札幌」駅の目の前で北海道新幹線「札幌」駅に直結します。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 位置図
位置図[出典:札幌市]

 札幌市営地下鉄東豊線「さっぽろ」駅も目の前で、南北線「さっぽろ」駅や在来線のJR「札幌」駅にも近い立地で、どの駅も地下通路などを通って行くことが可能です。




北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業

 2023年3月4日に「JRタワー」(地上38階、高さ173m)の38階にある展望室から見下ろした「北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」(地上43階、高さ約245m)の計画地です。この大きな駐車場部分が高さ約245mの超高層ビルが建設される北5西1地区です。

 左のJRの高架沿いで工事が始まっている場所は北海道新幹線の「札幌」駅の建設地です。写真上部の建設地現場も駅となる場所で道路上空を通る駅となります。



北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業

 地上から見た「北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。左奥の白い建物が北5西2地区の既存商業施設の「エスタ」で2023年8月31日に閉店することが発表されています。



北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業

 背後の超高層ビルは北海道で最も高い超高層ビルの「JRタワー」(地上38階、高さ173m)です。この写真には写っていませんが右側の方では北海道最高層タワマンの「ONE札幌ステーションタワー」(地上48階、最高高さ175.20m)が建設中で、そこが数年間だけ北海道で一番高い建物になります。

 「北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」は北海道で一番高い建物となるだけではなく、関東以北で最も高い建物となります。



北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業

 「エスタ」のデッキから撮影。中央奥に見えるタワークレーンは「札幌ホテルbyグランベル」(地上26階、最高高さ99.79m)の建設地で、その隣ではツインタワマンの「ザ・札幌タワーズ」(地上30階、高さ98.350m)も建設中です。



札幌エスタ

 2023年8月31日に閉店する「エスタ」です。1階にあるバスターミナルは2023年9月30日に閉鎖され、近隣道路に仮バス停が配置されます。また、エスタに核テナントとして入っているビックカメラは9月に「東急百貨店 さっぽろ店」に移転します。









(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 工事工程表
工事工程表[出典:札幌市]

 工期は約59ヵ月で着工から約2年で地上部の建設が始まります。

■物件概要■
名称:北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業
所在地:北海道札幌市中央区北5条西1丁目、西2丁目、及び西3丁目の一部
交通:JR「札幌」駅
   地下鉄東豊線・南北線「さっぽろ」駅
用途:業務、商業、宿泊、駐車場、バスターミナル等
階数:地上43階、地下4階
高さ:約245m
構造:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
建築面積:約23,060
建築面積:約22,000
延床面積:約386,700
建築主:札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発組合
参加組合員:北海道旅客鉄道、札幌駅総合開発、ジェイ・アール北海道バス、JR北海道ホテルズ、札幌市
      朝日新聞社、朝日生命保険相互会社、札幌ステーションフロント特定目的会社、東宝、日本都市ファンド、芙蓉総合リース、メディカルシステムネットワーク
設計者:日本設計・清水建設 設計共同体
特定業務代行者:清水・伊藤・岩田地崎・札建・泰進共同企業体(代表企業:清水建設)
工期:2023年度着工〜2028年度竣工予定