開発街区のイメージ[出典：JR東日本]
大井町で計画されている「大井町駅周辺広町地区開発」(地上26階、最高高さ115m)が2023年4月に本体工事に着手することがJR東日本より発表されました。大井町駅に直結する商業・オフィス・ホテル・賃貸住宅で構成される複合施設が2025年度末に誕生します。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。
大井町駅周辺広町地区開発について
開発街区のイメージ[出典：JR東日本]
「大井町駅周辺広町地区開発」は東急大井町線「大井町」駅とJRの車両基地等に挟まれた場所の再開発で、オフィス・商業施設・ホテル・賃貸住宅で構成されるA-1地区と、商業施設や大規模な広場で構成される小規模なA-2地区に分かれています。
A-1地区の規模は地上26階、地下3階、高さ105m、最高高さ115m、敷地面積2万2340�屐�建築面積1万4499�屐�延床面積25万�屐�A2地区の規模は地上2階、地下2階、高さ13m、最高高さ16m、敷地面積7,090�屐�建築面積2,060�屐�延床面積9,100�屐⇔消篭茲侶�築主はJR東日本(東日本旅客鉄道)、設計者はJR東日本建築設計、施工者は竹中工務店（予定）で2023年4月着工、2025年度末開業予定となっています。
▼JR東日本：ニュースリリース（2023年3月7日）
大井町駅周辺広町地区開発（仮称）に本格着手します
開発街区の断面イメージ[出典：JR東日本]
A-1地区は基準階貸室面積約5,000�屬離�フィスビルとホテル・賃貸住宅・ルーフトップバーが入るビルの2棟構成で、低層部の商業施設で両棟は繋がり2棟合わせて1棟扱いとなります。A-2地区は図の左側で商業施設と広場で構成されます。
オフィスはJR東日本ビルディング、商業施設はアトレ、ホテルは日本ホテル、賃貸住宅はジェイアール東日本都市開発が運営します。
配置図[出典：JR東日本]
賃貸住宅・ホテルは「大井町」駅の目の前に位置しており東西に長細い敷地となっています。
平面図[出典：JR東日本]
JR京浜東北線「大井町」駅の大井町駅東口駅舎には人工地盤が増設され同再開発に直結する「広町改札(仮称)」が整備されます。また、同再開発から東急大井町線とりんかい線の「大井町」駅に繋がる「北口(仮称)」も新設されます。
歩行者ネットワークの整備[出典：JR東日本]
同再開発では駅から「しながわ中央公園」方面エリアを繋ぎ、周辺の高低差に対応した重層的な歩行者デッキを整備し、東急大井町線の高架下には通路を新設することで、開発街区と南側のエリアを繋ぎまちの回遊性を高めます。
大井町駅東口駅舎(3階)[出典：JR東日本]
同再開発と直結する大井町駅東口駅舎です。新改札も新設されます。
バス・タクシー乗り場(交通広場)[出典：JR東日本]
1階にはバス・タクシー乗り場となる交通広場も整備されます。
アウトモール[出典：JR東日本]
低層部には立体的に繋がるアウトモール型の商業施設が整備されます。
アウトモール[出典：JR東日本]
アウトモール型の商業施設はシネマコンプレックスや個性豊かなテナントで構成されます。
約4,600�屬旅�場[出典：JR東日本]
敷地内には複数の広場からなるパブリックスペースが整備されます。この完成予想図はA-2地区側です。
広場のイメージ[出典：JR東日本]
広場では地域と連携したイベントの開催も計画されています。
広場のイメージ[出典：JR東日本]
A-1地区側に整備される広場は駅直結の待合せスペースとして利用できます。
広場のイメージ[出典：JR東日本]
広場と繋がるデッキからは車両基地を望むことができます。
夜景と車両基地[出典：JR東日本]
ホテルや賃貸住宅の北側からは車両基地を一望できます。この立地を活かして工場見学のイベントなども計画されています。
オフィスロビー[出典：JR東日本]
オフィスロビーの完成予想図です。
ホテルラウンジ[出典：JR東日本]
ホテルラウンジの完成予想図です。
ルーフトップバー[出典：JR東日本]
賃貸住宅・ホテル棟の最上部に車両基地の車列も一望できルーフトップバーが設けられます。
賃貸住宅エントランス[出典：JR東日本]
賃貸住宅のエントランスは自然光や風を鳥れた空間となります。
賃貸住宅ワークラウンジ[出典：JR東日本]
共用施設として眺望も楽しめるワークラウンジも設けられます。
位置図
位置図[出典：JR東日本]
計画地はJR京浜東北線、東急大井町線、りんかい線「大井町」駅の目の前で3路線が利用可能となっています。同再開発は新設する「北口(仮称)」より駅直結となり、JR側には改札口も新設されます。
現況
2022年8月5日に東急大井町線「大井町」駅のホームから撮影した「大井町駅周辺広町地区開発 A2地区」方面です。重機があるあたりからは「品川区新庁舎」の計画地で、A-2地区は線路側となります。
「大井町駅周辺広町地区開発 A1地区」のオフィス棟の建設地方面で、この辺りには「キャッツ・シアター」がありました。奥の超高層ビル群は大崎駅周辺です。
四季劇場[夏]があった辺りでこちらもオフィス棟の建設地となります。この右側に山手線が停車しているのが見えますが、その手前が住宅・ホテル棟の建設地となります。
JR「大井町」駅の北端から撮影した「大井町駅周辺広町地区開発 A1地区」です。手前の工事現場が住宅・ホテル棟の建設地となります。
地図
物件概要
A2地区の建築計画のお知らせです。超高層ではないので物件概要の記載は省略します。
A1地区の建築計画のお知らせです。
■物件概要(A1地区)■
事業名：大井町駅周辺広町地区開発 A1地区
所在地：東京都品川区広町２丁目3721番1他
交通：JR京浜東北線、東急大井町線、りんかい線「大井町」駅
用途：事務所、ホテル、商業、賃貸住宅、駐車場
総戸数：290戸
総客室数：285室
階数：地上26階、地下3階
高さ：105m（最高高さ115m）
構造：鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造
基礎工法：杭基礎
敷地面積：22,340��
建築面積：14,499��
延床面積：250,000��
事業者：東日本旅客鉄道(JR東日本)
設計者：JR東日本建築設計
施工者：竹中工務店（予定）
工期：2023年4月着工〜2026年3月末日竣工予定
供用開始：2025年度末予定
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