外観イメージパース[出典：港区]
品川駅前の再開発「(仮称)高輪三丁目品川駅前地区(品川駅西口地区C地区)第一種市街地再開発事業」(地上30階、高さ約160m)において、港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧が開始されました。計画地は品川駅前の第一京浜沿いで低層部に商業施設が入るオフィスビルとなります。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。
品川駅西口地区C地区について
配置計画図[出典：港区]
「(仮称)高輪三丁目品川駅前地区(品川駅西口地区C地区)第一種市街地再開発事業」は品川駅北西側の再開発で「シナガワグース（SHINAGAWA GOOS）」跡地に建設される「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」(地上29階、高さ約160m)の北側です。敷地は赤く描かれた区道(歩行者専用道路)を境にメインのC-1地区と小規模なC-2地区に分かれています。
C-1地区の規模は地上30階、地下3階、高さ約160m、敷地面積約16,180�屐�建築面積約1万3100�屐�延床面積約19万4000�屐�建築主は高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発準備組合、事業協力者は三井不動産、三井不動産レジデンシャル、野村不動産、東京建物、大成建設で2024年度着工、2027年度竣工、2028年度供用開始予定となっています。C-2地区は延床面積約170�屬両�規模な集会場となります。
▼東京都港区：環境アセスメント（2023年2月21日）
港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧【（仮称）高輪三丁目品川駅前地区（品川駅西口地区C地区）第一種市街地再開発事業】
配置計画図(1階)[出典：港区]
赤い網掛け部分が歩行者専用道路となる区道で、その左側の青い網掛け部分がC-2地区、そして残りの部分がC-1地区となります。
配置計画図(2階)[出典：港区]
C-1地区はオフィスビルとなる高層棟と住宅となる低層棟に分かれており、2階レベルには大規模なデッキが整備されます。
A-A'断面[出典：港区]
C-1地区高層棟のフロア構成は低層部に商業施設とMICE（産業支援）、中高層部が事務所となります。
B-B'断面[出典：港区]
低層棟は商業、事務所、住宅で構成されます。
C-C'断面[出典：港区]
低層棟の西側は全て住宅で、東側の低層部が商業施設と事務所になります。
D-D'断面[出典：港区]
高層棟の第一京浜側に出た基壇部はMICEとなるようです。
北側立面図[出典：港区]
北側立面図で、図の左側が第一京浜側となります。
東側立面図[出典：港区]
東側立面図で、図の右側が住宅となるC-1地区の低層棟です。
南側立面図[出典：港区]
北側立面図で、図の右側が第一京浜側となります。
西側立面図[出典：港区]
高台側の西側立面図です。
配置図[出典：内閣府]
計画地の南側は今朝のブログに掲載した「シナガワグース（SHINAGAWA GOOS）」跡地の再開発「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」(地上29階、高さ約160m)で、A地区とC地区の両棟はデッキで接続される計画となっています。そのA地区は将来的に整備予定の第一京浜上空の大規模デッキによって品川駅まで繋がる計画となっているため、C地区もA地区経由で品川駅まで行けるようになります。
イメージパース[出典：内閣府]
C-1地区の低層部です。2階レベルの大規模なデッキが整備されます。
イメージパース[出典：内閣府]
北側は緑地のあるデッキとなり住宅となる低層棟も配置されます。
環状第4号線側からの整備イメージ[出典：港区]
環状第4号線側からとなる北側から見たイメージ図です。
イメージパース[出典：内閣府]
低層棟の裏は緑地となり、そこには区道となる歩行者専用道路も整備されます。
イメージパース[出典：港区]
品川駅前から見た完成予想図です。左の形だけ描かれているのがA地区で2棟の新しい超高層ビルが並びます。
位置図
計画地位置図(広域)[出典：港区]
計画地は品川駅の北西側の第一京浜沿いで、A地区を経由して品川駅にもアクセスできるようになります。また、計画地北側の灰色の点線はこれから整備される環状第4号線で、東側は「NTTドコモ 品川ビル」前の道路と接続し、西側は都営浅草線「高輪台」駅前に繋がり、そこおから先は白金台駅近くにあるT字路の「白金台」交差点まで繋がる計画となっています。その環状第4号線の地下は白金高輪駅と品川駅を結ぶ都市高速鉄道第7号線の建設予定ルートとなっています。
計画地位置図(詳細)[出典：港区]
計画地の北東側にある高輪ゲートウェイ駅と品川駅との間でも再開発計画されており、この辺り一帯は大規模な超高層ビル群が形成されることになります。
現況
2022年4月に品川駅前の歩道橋から撮影した「(仮称)高輪三丁目品川駅前地区(品川駅西口地区C地区)第一種市街地再開発事業」の計画地方面です。
この「品川センター ビルディング」からがC地区の計画地となっています。
北側にある歩道橋から撮影。「レクサス高輪」やその道路を挟んだ右側の方も計画地に含まれています。
「レクサス高輪」の裏側です。かなり高低差のある敷地ということがわかります。
高台側にある「トヨタレンタカー 品川高輪口店」も計画地に含まています。
敷地西側にある6階建ての「高輪コート」でここが敷地西端あたりになります。
「品川センター ビルディング」の裏にある9階建ての「シャトー高輪」で、ここも計画地に含まれています。
2020年12月18日に撮影した品川駅の西口側です。赤網掛けをした場所の左がC地区、右がA地区です。ここに高さ約160mの超高層ビルが並びます。
地図
物件概要
全体工事工程[出典：港区]
同再開発は2024年度着工、2027年度竣工予定で工期は約40ヵ月を予定しています。また、C-1地区南側の高層棟は逆打ち工法、C-1地区北側の低層棟は順打ち工法が採用し、C-2地区はC-1地区北側の低層棟と合わせて施工する計画となっています。
■物件概要（C-1地区）■
事業名：(仮称)高輪三丁目品川駅前地区(品川駅西口地区C地区)第一種市街地再開発事業
所在地：東京都港区高輪三丁目13番の一部、22番の一部、23番
交通：JR各線「品川」駅
JR東海道新幹線「品川」駅
京急「品川」駅
用途：事務所、住宅、商業、MICE（産業支援）、駐車場等
階数：地上30階、地下3階
高さ：約160m
構造：鉄骨構造・鉄筋コンクリート造
敷地面積：約16,180��
建築面積：約13,100��
延床面積：約194,000��
建築主：高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発準備組合
事業協力者：三井不動産、三井不動産レジデンシャル、野村不動産、東京建物、大成建設
設計者：−
施工者：−
工期：2024年度着工〜2027年度竣工予定
供用：2028年度供用開始予定
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