外観イメージパース[出典：港区]
品川駅前の再開発「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」(地上29階、高さ約160m)において、港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧が開始されました。計画地は品川で解体中のホテル「シナガワグース（SHINAGAWA GOOS）」(地上29階、高さ118.84m)の跡地で、現在は2024年1月31日までの工期で解体工事が行われています。跡地に建設されるビルはオフィス・ホテル等で構成される複合ビルとなります。この記事では同ビルの解体状況や跡地の概要、地図等を載せています。
シナガワグースについて
解体工事開始直前の2021年10月24日に撮影した「アリガトウ」の窓文字が掲げられた「シナガワグース（SHINAGAWA GOOS）」です。規模は地上29階、塔屋2階、地下3階、高さ118.84m、敷地面積2万3022.88�屐�建築面積7,616�屐�延床面積8万2735.66�屐∩躓匱漆瑤�935室、建築主は京浜急行電鉄、設計者は坂倉建築研究所、東京建築研究所、桜井建築設備研究所、森村協同設計事務所、施工者は鹿島建設、東急建設で1971年6月に竣工しました。
同ビルは1971年に「ホテルパシフィック東京」として開業しましたが、2010年9月30日に一旦閉館しています。翌年の2011年4月29日からは施設全体を「シナガワグース（SHINAGAWA GOOS）」、ホテル部を「京急EXイン 品川駅前」として営業再開し、2018年10月1日にはホテルを「京急EXホテル品川」にリブランドしていました。そして2021年3月31日に再開発のため閉館となり、2021年11月1日からは大成建設によって解体工事が行われています。解体工期は2024年1月31日までとなっています。
品川駅西口地区A地区について
断面図(A-A'断面)[出典：港区]
「シナガワグース（SHINAGAWA GOOS）」跡地に建設される「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」の規模は地上29階、地下4階、高さ約160m、敷地面積約2万3600�屐�建築面積約2万1100�屐�延床面積約31万3100�屐�建築主は京浜急行電鉄で2023年度着工、2026年度竣工、2026年度供用開始予定となっています。
▼東京都港区：環境アセスメント（2023年2月21日）
港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧【（仮称）品川駅西口地区A地区新築計画】
断面図(B-B'断面)[出典：港区]
フロア構成は低層部に商業施設とMICE（カンファレンス、多目的ホール）、中層部が事務所、そしてセットバックした高層部はラグジュアリーブランドのホテルとなります。
緑化計画図[出典：港区]
敷地の北側には公園隣接広場・テラス広場・シンボル広場が整備され、品川駅側となる第一京浜に面した部分には駅前デッキ広場が整備されます。
北側立面図[出典：港区]
立面図です。
東側立面図[出典：港区]
南側立面図[出典：港区]
西側立面図[出典：港区]
イメージパース[出典：内閣府]
A地区の南側(品川プリンスホテル側)の低層部です。商業施設とMICE（カンファレンス、多目的ホール）となります。
イメージパース[出典：内閣府]
北東側から見たA地区の低層部です。
イメージパース[出典：内閣府]
A地区の北側には広場も整備されます。
イメージパース[出典：内閣府]
A地区の西側には緑地の整備も行われます。
位置図
位置図[出典：港区]
「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」の計画地は品川駅前の第一京浜沿いで、将来的には第一京浜上空に整備予定の大規模デッキで駅まで行ける計画となっています。
計画地の北側の点線が囲まれている場所は「(仮称)高輪三丁目品川駅前地区（品川駅西口地区C地区）第一種市街地再開発事業」(地上30階、高さ約160m)が計画されており、両地区は地区内通路と2階デッキで接続する計画となっています。
既存建物解体状況
2023年2月16日に第一京浜沿いの北東側から撮影した解体工事中の「シナガワグース（SHINAGAWA GOOS）」(地上29階、高さ118.84m)です。
品川駅前から撮影。階数表記から残りは10フロア程度となっています。
第一京浜に架かる歩道橋から撮影。
南側から撮影。
車寄せなどがあった場所は既に解体されています。
南西側から撮影。
敷地の西側です。
こちらでは地下部の解体工事が行われています。
西隣にある「高輪森の公園」から撮影。
北西側となる「ザ・プリンス さくら タワー東京」前あたりから撮影。「シナガワグース（SHINAGAWA GOOS）」の解体工事はラ年の1月31日までの工期となっていますが、数か月後には地上部の解体は終わっていそうです。
地図
物件概要（シナガワグース）
「シナガワグース」の解体工事のお知らせです。建築計画のお知らせはまだ見当たりませんでした。
■物件概要（解体中の建物）■
名称：SHINAGAWA GOOS（シナガワグース）
旧名称：ホテルパシフィック東京
所在地：東京都港区高輪３丁目13-3
交通：JR各線「品川」駅、JR東海道新幹線「品川」駅、京急「品川」駅
用途：ホテル
総客室数：935室
階数：地上29階、塔屋2階、地下3階
高さ：118.84m
構造：鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
敷地面積：23,022.88��
建築面積：7,616��
延床面積：82,735.66��
建築主：京浜急行電鉄
設計者：坂倉建築研究所、東京建築研究所、桜井建築設備研究所、森村協同設計事務所
施工者：鹿島建設、東急建設
工期：1971年6月竣工
解体工事：大成建設
解体工期：2021年11月1日〜2024年1月31日
物件概要（品川駅西口地区A地区）
全体工事工程[出典：港区]
2023年度着工、2026年度竣工予定で工期は約30ヵ月を予定しています。
■物件概要（解体後の建物）■
事業名：(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画
所在地：東京都港区高輪三丁目の一部
交通：JR各線「品川」駅
JR東海道新幹線「品川」駅
京急「品川」駅
用途：事務所、商業、ホテル、MICE（カンファレンス、多目的ホール）等
階数：地上29階、地下4階
高さ：約160m
構造：鉄骨構造・鉄骨鉄筋コンクリート構造・鉄筋コンクリート構造
敷地面積：約23,600��
建築面積：約21,100��
延床面積：約313,100��
建築主：京浜急行電鉄
設計者：−
施工者：−
工期：2023年度着工〜2026年度竣工予定
供用：2026年度供用開始予定
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