完成イメージ[出典：江戸川区]
江戸川区船堀に移転する「江戸川区役所新庁舎」(地上21階程度、高さ約99m)について、2023年2月時点の新庁舎建設事業の概要が公開されました。新庁舎は船堀駅前の広場からペデストリアンデッキで接続する計画となっており、2028年度に移転・供用開始予定となっています。また、新庁舎の隣には民間棟として地上26階程度、高さ約99mとなるタワーマンションも計画されています。この記事では2月5日に近隣住民向けに開催された説明会の内容も交えながら新庁舎と民間棟の概要や現況、地図等を載せています。
新庁舎・民間棟について
配置図[出典：江戸川区]
「江戸川区役所新庁舎」は「船堀四丁目地区第一種市街地再開発事業」の庁舎棟として船堀駅近くの船堀街道沿いに建設予定で、新庁舎の他に民間による再開発ビルも計画されています。同再開発は船堀駅前の広場から新設するペデストリアンデッキで新庁舎と再開発ビルに接続し、計画地の隣にある「タワーホール船堀」にも接続する計画となっています。
新庁舎は2023年度に基本設計、24年度に実施設計をまとめ、25年度に着工、28年度に移転・供用開始、民間棟は2023年度に都市計画決定、24年度に本組合設立認可、25年度に権利変換計画認可経て、新庁舎と同じ時期に完成予定となっています。
▼江戸川区
新庁舎建設に向けた検討を進めています
※ 新庁舎建設事業の概要（令和5年2月時点）に最新情報があります
▼日鉄興和不動産（2021年10月27日）
「船堀四丁目地区第一種市街地再開発事業」事業協力者に選定
新庁舎 断面図[出典：江戸川区]
庁舎棟となる「江戸川区役所新庁舎」の規模は地上21階程度、高さ約99m、敷地面積約9,800�屐�建築面積約7,500�屐�延床面積約6万1400�屬之弉茲気譴討い泙后Ｄ秡愽堯粉霖塗堯砲�1〜4階には窓口・相談・広場空間が設けられ、中層部を執務室、そして最上部が議場となる計画です。駐車場は庁舎とは別棟で建設予定となっています。
民間棟 断面図[出典：説明会資料]
民間による再開発ビルは低層部に商業施設が入るタワーマンションで、規模は地上26階程度、地下1階、高さ約99m、敷地面積約7,300�屐�建築面積約5,400�屐�延床面積約6万400�屐∩躙与�約300戸で計画されており、事業協力者に日鉄興和不動産と東京建物が選定されています。
これは近隣住民向けに開催された説明会資料に掲載された断面図で、この図によると低層部の1〜5階には商業・業務施設が入り、住宅は26階程度のタワーマンションと7階建てのマンションに分かれる計画となっています。住宅用の駐車場はタワーパーキング2基を想定しています。
現在と将来の敷地形状の想定[出典：江戸川区]
ところで、江戸川区の新庁舎を建設するのになぜ民間棟があるかと言うと、敷地は都営住宅等跡地の都有地(2022年7月に東京都より買受済みのため現在は区有地)と民営地となっており、現在の敷地の形状は道路により分断され民間の建物が分散しています。これを民営地と新庁舎建設用地に集約して敷地を整形するために民間棟があります。
整備コンセプト[出典：説明会資料]
説明会資料に掲載されていた整備コンセプトです。船堀駅前の広場と繋がるペデストリアンデッキは水害時に避難路としてもできるよう想定されています。
また、船堀街道沿いには船堀グリーンロードと呼ばれる歩道と車道で構成される区道が平行して通っていますが、その車道を廃止して同再開発の敷地と一体的な歩行者空間が整備する計画となっています。そして船堀グリーンロードと一体的なコミュニティ広場も整備され、そこには新庁舎と民間棟の間を通る東西貫通通路も整備されます。
位置図
位置図[出典：日鉄興和不動産]
計画地は都営新宿線「船堀」駅前にある「タワーホール船堀」の北側一帯で、西側には船堀街道、北側は新大橋通りに面しています。
2011年5月にヘリから撮影した船堀です。赤い網掛けをした部分が「船堀四丁目地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。撮影時はまだ都営住宅など都の施設がありましたが、現在は民間の施設を除いて既に解体されています。
計画地の背後は高さ115mの展望タワーがある「タワーホール船堀」で江戸川区立の複合文化施設となっています。その「タワーホール船堀」側が地上26階程度、高さ約99mのタワーマンションが建設される民間棟の計画地で、その手前が地上21階程度、高さ約99mの新庁舎の計画地となっています。
現況
タワーホール船堀（通称：船堀タワー）から2023年1月20日に撮影した「船堀四丁目地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。都営住宅など都の施設があった場所は解体され更地となっています。
手前の「タワーホール船堀」に近い側がタワーマンションが計画されている民間棟（地上26階程度、高さ約99m）の計画地で、駅から遠い奥側の敷地が江戸川区役所の新庁舎(地上21階程度、高さ約99m)の計画地です。
タワーマンションが建設される敷地の南東側は、工事着工までの未利用期間となる2025年3月まで公園、コミュニティサイクル(20台)、認可保育園の仮設園舎として利用されます。
「江戸川区役所新庁舎」が建設される敷地北東側です。
敷地北西側を船堀街道と新大橋通りが交差する船堀橋東詰交差点から撮影。こちら側には既存のマンションや商業施設が複数ありますが、民営地は南側に集約されるため解体されることになります。
地図
物件概要（庁舎棟）
名称：江戸川区役所新庁舎
事業名：船堀四丁目地区第一種市街地再開発事業 庁舎棟
所在地：東京都江戸川区船堀四丁目の一部
交通：都営新宿線「船堀」駅
用途：庁舎・駐車場
階数：21階程度
高さ：約99m
構造等：免震構造
敷地面積：約9,600��
建築面積：約7,500��
延床面積：約61,400�屐瞥得兮仂檗�約47,000�屐�
事業者：船堀四丁目地区市街地再開発組合（予定）
※ 区は庁舎部分として土地・建物の権利を取得（購入等）
工期：2025年度着工〜2028年度竣工予定
物件概要（民間棟）
事業名：船堀四丁目地区第一種市街地再開発事業 民間棟
所在地：東京都江戸川区船堀四丁目の一部
交通：都営新宿線「船堀」駅
用途：店舗・住宅・事務所・駐車場
総戸数：約300戸
階数：地上26階程度、地下1階
高さ；約99m
構造：RC造等
敷地面積：約7,300��
建築面積：約5,400��
延床面積：約60,400�屐瞥得兮仂檗�約43,800�屐�
事業者：船堀四丁目地区市街地再開発組合（予定）
事業協力者：日鉄興和不動産・東京建物
工期：2025年度着工〜2028年度竣工予定
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