断面図[出典:船橋市]
JR「船橋」駅前の「西武船橋店」跡地の「本町1丁目特定街区」において、千葉県で最も高い約200mのタワーマンションが計画されていることが第146回船橋市都市計画審議会の資料より明らかになりました。階数は不明ですが断面図から判断すると51階前後となりそうです。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。
本町1丁目特定街区について
平面図[出典:船橋市]
「本町1丁目特定街区」はJR「船橋」駅南口前の「西武船橋店」跡地の再開発で、大和ハウス工業が敷地と建物を取得して解体工事を行っています。
跡地に建設される建物の規模は不明ですが、最高高さ200m、断面図の階数を数えると地上51階となるタワーマンションが計画されています。当初はセブン&アイ・クリエイトリンクが地上48階、高さ約150mのタワーマンションを計画していましたがそれを大きく越える計画となっています。
▼船橋市:都市計画審議会(2023年2月8日)
第146回船橋市都市計画審議会の会議概要
立面イメージ[出典:船橋市]
「本町1丁目特定街区」は住宅棟と商業棟に分かれており、商業棟は高さ約40mで商業施設と事務所で計画されています。住宅棟は駐輪場や機械室を挟んで少し高い位置から住宅となるよう計画されています。
1階平面イメージ[出典:船橋市]
地域の防災・減災に寄与する地域施設として最上部に防災高所カメラの設置の他に、防災備蓄庫やマンホールトイレ、防火水槽等の整備も行われます。
2階平面イメージ[出典:船橋市]
想定浸水レベルを超える高さの2階には、避難スペースとしても機能する空地を整備し、帰宅困難者が使用できる非常用コンセントも設置されます。
南面の鳥瞰図[出典:船橋市]
南側低層部の完成予想図です。2階には芝生広場が整備され、木陰で休憩できるベンチを配置し、3〜6階までのテラス部分には重層的な植栽が計画されています。
また、1階部分の空地にはキッチンカーを計画し、2階の広場ではイベントの開催が検討されており、雨天時でもイベントが可能となるピロティ状の通路(通り抜け通路)も整備されます。
屋上広場[出典:船橋市]
2階屋上広場の完成予想図です。
位置図
位置図[出典:船橋市]
計画地はJR総武線「船橋」駅の南口前で、京成本線「京成船橋」駅はショッピングセンターとオフィスで構成される「船橋フェイス」を経由するペデストリアンデッキで接続されます。
回遊性の向上[出典:船橋市]
「船橋フェイス」の他に「シャポー船橋南館」の既存デッキとも接続することで駅前の回遊と交流を促進します。また、第3市営駐輪場とも接続も検討されています。
現況
2021年10月に撮影した解体工事に着手してすぐの「西武船橋店」です。解体後の跡地は「本町1丁目特定街区」として高さ約200mのタワーマンションが計画されています。
西側から撮影。
2階部分には大規模な屋上広場がありましたが、再開発後も2階部分に屋上広場が整備されます。
地図
物件概要
街区名:本町1丁目特定街区
所在地:千葉県船橋市本町1丁目の一部
交通:JR総武線「船橋」駅
京成本線「京成船橋」駅
用途:住宅・事務所・商業・駐車場
階数:地上51階、塔屋2階、地下2階?(断面図より)
高さ:約200m
区域面積:約0.7ha
建築面積:−
延床面積:−
事業者:大和ハウス工業
設計者:−
施工者−
工期:−
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