外観イメージ[出典：東急不動産]
渋谷で建設中の「(仮称)渋谷駅桜丘口地区第一種再開発事業」の名称が「Shibuya Sakura Stage（渋谷サラクステージ）」に決定したことが東急不動産より発表されました。同時に各街区、各建物の名称も発表されており、A街区の名称は「SHIBUYAサイド」、B街区の名称は「SAKURAサイド」となり、「SHIBUYAサイド」のA1棟は「SHIBUYAタワー」(地上39階、高さ179.97m)、A2棟は「セントラルビル」(地上17階、高さ約90m)、「SAKURAサイド」のB棟は「SAKURAタワー」(地上30階、高さ約127m)、B先端棟は「SAKURAテラス」と名付けられ、そして「SAKURAタワー」の中高層部に入る分譲マンションは「ブランズ渋谷桜丘」(155邸)、低中層部に入るサービスアパートメントは「ハイアット ハウス 東京 渋谷」(126室)に決定しています。この記事では同再開発の概要や建設状況、地図等を載せています。
Shibuya Sakura Stageについて
完成予想図[出典：公式HP]
「Shibuya Sakura Stage（渋谷サラクステージ）」全体の完成予想図です。左の超高層ビルがA街区の「SHIBUYAサイド」、右がB街区の「SAKURAサイド」となっており、「SHIBUYAサイド（A街区）」の規模は地上39階、地下4階、高さ179.97m、敷地面積8,073�屐�建築面積7,900�屐�延床面積18万4718.55�屐�建築主は渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合（参加組合員：東急不動産）、設計者と施工者は鹿島建設で2023年11月30日竣工予定となっています。
「SAKURAサイド（B街区）」の規模は地上30階、地下1階、高さ約127m、敷地面積8,479�屐�建築面積5,800�屐�延床面積約6万9100�屐�建築主は渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合（参加組合員：東急不動産）、設計者と施工者は戸田建設で2023年11月30日の竣工予定となっています。建築基準法上では地上29階、地下2階となっていますが運用上は地上30階、地下1階となります。
▼東急不動産：ニュースリリース（2023年2月9日）
まちの回遊性を高める、渋谷の新たな玄関口 渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業の施設名称が「Shibuya Sakura Stage」に決定 〜「働く・遊ぶ・住む」を兼ね備えた施設として、2023年11月30日竣工・以降順次開業予定〜
▼Shibuya Sakura Stage（公式HP）
https://www.shibuya-sakura-stage.com/
断面図[出典：東急不動産]
「SHIBUYAサイド（A街区）」は39階建ての「SHIBUYAタワー（A1棟）」と17階建ての「セントラルビル（A2棟）」に分かれており、地下2階〜地上5階は商業施設となります。「SHIBUYAタワー」の7階〜38階は」オフィスフロアで一部が起業支援施設・国際医療施設となり、「セントラルビル」は7〜17階がオフィスフロアとなります。
「SAKURAサイド（B街区）」は30階建ての「SAKURAタワー（B棟）」と5階建ての「SAKURAテラス（B先端棟）」に分かれており、「SAKURAタワー」の1階〜4階が商業施設、5階の一部は子育支援施設、5階〜14階の一部は事務所、6階〜16階の一部はサービスアパートメントの「ハイアット ハウス 東京 渋谷」、そして16階〜30階が共同住宅の「ブランズ渋谷桜丘」となります。「SAKURAテラス」は商業施設となります。
配置図[出典：東急不動産]
各街区、各棟の配置図です。「SHIBUYAサイド（A街区）」は「渋谷」駅に隣接した街区で、渋谷駅のホーム上空に整備される「(仮称)北自由通路」により「渋谷ストリーム」と接続され、その自由通路は「渋谷」駅の新改札口に接続します。また、恵比寿側の線路上では「(仮称)南自由通路」の整備も行われています。
「SAKURAサイド（B街区）」は2ヵ所のデッキで「SHIBUYAサイド（A街区）」と接続されることで「渋谷」駅まで道路を通らずに行けるようになります。また、「SAKURAタワー」の隣にはC街区として既に完成している「中渋谷教会」があります。
両街区には様々なコミュニティが生まれる「にぎわいSTAGE」や、安らぎを感じられる緑豊かな「はぐくみSTAGE」など、それぞれの目的に合ったスペースが整備されます。
整備内容[出典：東急不動産]
「SHIBUYAサイド（A街区）」は渋谷駅西口歩道橋デッキにも接続することから周辺地区にも道路を通らずに行けるようになり、鉄道や国道による地域の分断が解消され、駅周辺全体の回遊性が向上します。また、「SHIBUYAタワー（A1棟）」内部に整備される立体的縦軸動線の「アーバン・コア」により地形の高低差も解消します。
完成予想図
完成予想図[出典：東急不動産]
首都高渋谷線から見た「Shibuya Sakura Stage」全体の完成予想図です。
27階平面図[出典：CBRE]
「SHIBUYAタワー（A1棟）」は三角形に近い形をしており、オフィスの専有部はL字型となっています。そのL字に挟まれた三角形部分にエレベーターなどが配置されます。
国道246号を横断する渋谷駅西口歩道橋デッキ[出典：東急不動産]
渋谷駅西口歩道橋デッキから見た「SHIBUYAサイド（A街区）」の西側低層部です。この角地に地下と地上を結ぶ縦動線となる「アーバン・コア」が整備されます。
アーバン・コア[出典：東急不動産]
「SHIBUYAタワー（A1棟）」内に整備される「アーバン・コア」は魅せる空間にもなっています。
SHIBUYAタワー 商業施設[出典：東急不動産]
「アーバン・コア」を登った先の商業施設部は吹き抜けの大空間となります。商業施設は合計で約1万5200�屬療絞淕明僂箸覆蠅泙后�
オフィスロビー[出典：東急不動産]
5階のオフィスロビーの天井は鏡張り、床は鏡面仕上げで壁が反射しているため高さを感じる空間となっています。
国際医療施設[出典：東急不動産]
「SHIBUYAタワー（A1棟）」の7階には外国人も含めたビジネスパーソン向けの先端医療技術を活用した健康管理スペースと、多言語対応可能な診療クリニックを併設した国際医療施設が整備されます。
起業支援施設[出典：東急不動産]
「SHIBUYAタワー（A1棟）」の最上階となる38階にはスタートアップ企業等の発表会等を開催できるバンケットルームや商談に最適なプライベートルームといった上質なカンファレンス空間に「食」のおもてなしを加えた起業支援施設が整備されます。
(仮称)北自由通路[出典：東急不動産]
「SHIBUYAサイド（A街区）」と「渋谷ストリーム」を結ぶ「(仮称)北自由通路」の完成予想図です。ここにJR渋谷駅の新改札口が整備され駅直結となります。
18号沿道[出典：公式HP]
「Shibuya Sakura Stage」の中央を通る補助線街路第18号線沿道から見た完成予想図です。左のエスカレーターがある場所が「SHIBUYAサイド（A街区）」の「アーバン・コア」で、右端が「SAKURAサイド（B街区）」の「SAKURAテラス（B先端棟）」です。
歩行者デッキ[出典：東急不動産]
その補助線街路第18号線を横断するための「SHIBUYAサイド（A街区）」と「SAKURAサイド（B街区）」を結ぶ歩行者デッキです。
2階デッキ[出典：CBRE]
「SHIBUYAタワー（A1棟）」から見たその歩行者デッキです。
SAKURAテラス[出典：東急不動産]
商業施設となる「SAKURAテラス（B先端棟）」です。
SAKURAサイド（B街区）[出典：CBRE]
「SAKURAテラス（B先端棟）」を通り抜けて「SAKURAタワー（B棟）」へ向かう道です。
はぐくみSTAGEへの通路[出典：東急不動産]
「SAKURAタワー（B棟）」のビル内です。通路の先に桜が見えている場所が広場空間の「はぐくみSTAGE」です。
はぐくみSTAGE[出典：東急不動産]
その「はぐくみSTAGE」です。緑あふれる空間となります。
にぎわいSTAGE[出典：東急不動産]
「SHIBUYAサイド（A街区）」と「SAKURAサイド（B街区）」を結ぶデッキの両側に整備される「にぎわいSTAGE」です。
住宅エントランス前[出典：CBRE]
「SAKURAタワー（B棟）」の住宅エントランス前です。サービスアパートメントの「ハイアット ハウス 東京 渋谷」と分譲マンションの「ブランズ渋谷桜丘」がありますが、両方同じエントランスなのかは不明です。
ハイアット ハウス 東京 渋谷[出典：東急不動産]
6階〜16階の一部はサービスアパートメントの「ハイアット ハウス 東京 渋谷」となります。全126室の客室にはキッチンや洗濯乾燥機を完備しています。
ブランズ渋谷桜丘 エントランスホール[出典：東急不動産]
16階〜30階は分譲マンションの「ブランズ渋谷桜丘」となります。丘の上に真っすぐ伸びる”大樹”をデザインコンセプトにした有機的なラインが印象的なエントランスホールとなっています。
位置図
位置図[出典：東急不動産]
「Shibuya Sakura Stage（渋谷サラクステージ）」はJR「渋谷」駅の南西側で同施設と「渋谷ストリーム」を繋ぐペデストリアンデッキに渋谷駅の新改札口が整備され駅直結となります。また、周辺施設とデッキで接続されるため、JR以外の東急・東京メトロ・京王の各「渋谷」駅にも道路を通らずに行けるようになります。
建設状況
2023年1月11日にJR「渋谷」駅と「渋谷フクラス」を結ぶペデストリアンデッキから撮影した「Shibuya Sakura Stage（渋谷サラクステージ）」の「SHIBUYAタワー（A1棟）」(地上39階、高さ179.97m)です。右奥に見えているのは「SAKURAタワー（B棟）」(地上30階、高さ約127m)です。
渋谷駅西口歩道橋から見上げた「SHIBUYAタワー（A1棟）」です。低層部はこの歩道橋と接続する商業施設となり、こちらの角側には縦動線となるアーバン・コアが整備されます。
「SHIBUYAタワー（A1棟）」南側の坂を登ったところから撮影。こちらの面にエレベーターなどの設備が配置されます。
その坂を下りた場所から見た「SAKURAサイド（B街区）」方面です。緑色のネットで覆われているビルが「SAKURAテラス（B先端棟）」で、その背後に見えているのが「SAKURAタワー（B棟）」です。
「SAKURAテラス（B先端棟）」は薄い板状の商業施設で、東端はガラス張りの階段スペースとなります。
西側から撮影した「SAKURAタワー（B棟）」です。建物の左下がオフィス、右下がサービスアパートメントの「ハイアット ハウス 東京 渋谷」で、セットバックした高層部が分譲マンションの「ブランズ渋谷桜丘」となります。
南西側から撮影。手前のプレハブ事務所がある場所に広場「はぐくみSTAGE」が整備されます。
南東側から撮影。手前の建物がC街区の「中渋谷教会」です。
東側から見上げた「SAKURAタワー（B棟）」です。
北東側から見上げた様子です。
東側から見た「SHIBUYAサイド（A街区）」です。奥の大きい方が「SHIBUYAタワー（A1棟）」で、手前の低い方が「セントラルビル（A2棟）」です。
「渋谷ストリーム」から見上げた「SHIBUYAサイド（A街区）」です。
「渋谷ストリーム」と「SHIBUYAサイド（A街区）」を結ぶ「(仮称)北自由通路」です。この通路と繋がる「(仮称)渋谷駅南口駅橋上駅舎」に渋谷駅の新改札口が整備されます。
北東側から見た「SHIBUYAタワー（A1棟）」です。
「渋谷スクランブルスクエア」(地上47階、高さ229.71m)の展望台「渋谷スカイ」から見下ろした「SHIBUYAタワー（A1棟）」です。
同じ場所から見た「セントラルビル（A2棟）」です。
「渋谷スカイ」から見た「SAKURAタワー（B棟）」です。見えている大部分は「ブランズ渋谷桜丘」です。
同じ日に「恵比寿ガーデンプレイスタワー」(地上39階、高さ167m)の38階から見た渋谷の超高層ビル群です。中央が「Shibuya Sakura Stage（渋谷サラクステージ）」です。
地図（SHIBUYAサイド：A街区）
地図（SAKURAサイド：B街区）
物件概要（SHIBUYAサイド：A街区）
SHIBUYAサイド（A街区）の建築計画のお知らせです。
■物件概要（SHIBUYAサイド：A街区）■
名称：SHIBUYAサイド
計画名：(仮称)渋谷駅桜丘口地区第一種再開発事業 A街区
所在地：東京都渋谷区桜丘町2-5,2-17,101-1,102-1 他
交通：JR・京王・東急・東京メトロ「渋谷」駅
用途：事務所、店舗、駐車場 等
階数：地上39階、地下4階（SHIBUYAタワー）
地上17階、地下4階（セントラルビル）
高さ：179.97m（SHIBUYAタワー）
約90m（セントラルビル）
構造：鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法：直接基礎、杭基礎
敷地面積：8,073��
建築面積：7,900��
延床面積：184,718.55��
事業主：渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合
参加組合員：東急不動産
設計者：鹿島建設
施工者：鹿島・戸田建設共同企業体（A街区：鹿島建設）
工期：2019年5月1日着工〜2023年11月30日竣工予定
物件概要（SAKURAサイド：B街区）
SAKURAサイド（B街区）の建築計画のお知らせです。
■物件概要（SAKURAサイド：B街区）■
名称：SAKURAサイド
ブランズ渋谷桜丘（分譲住宅）
ハイアット ハウス 東京 渋谷（サービスアパートメント）
計画名：(仮称)渋谷駅桜丘口地区第一種再開発事業 B街区
所在地：東京都渋谷区桜丘町124番
交通：JR・京王・東急・東京メトロ「渋谷」駅
用途：住宅、事務所、店舗、サービスアパートメント、駐車場 等
総戸数：155戸（ブランズ渋谷桜丘）
126戸（ハイアット ハウス 東京 渋谷）
階数：地上30階、地下1階（SAKURAタワー）
高さ：約127m（SAKURAタワー）
構造：鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法：直接基礎（一部杭基礎）
敷地面積：8,479��
建築面積：5,800��
延床面積：約69,100��
事業主：渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合
参加組合員：東急不動産
設計者：戸田建設
施工者：鹿島・戸田建設共同企業体（B街区：戸田建設）
工期：2020年5月1日着工〜2023年11月30日竣工予定
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