東京海上日動ビル 本館

 解体工事が始まっている丸の内の赤いビル「東京海上日動ビル 本館」(地上25階、最高高さ108.1m)です。2023年1月26日に撮影しました。解体後は国産木材を使った地上20階、高さ100mの超高層ビルに建て替えられます。この記事では建替えの概要や解体状況、地図等を載せています。




東京海上日動ビル本館

 解体工事が始まっている「東京海上日動ビル 本館」は日比谷通りと東京駅前から皇居まで続く行幸通りに面した赤い超高層ビルで、規模は地上25階、塔屋2階、地下5階、高さ99.7m、最高高さ108.1m、敷地面積1万149.37屐建築面積2,207.75屐延床面積6万3120.19屐建築主は東京海上火災保険、設計者は前川國男建築設計事務所、施工者は竹中工務店・大林組・鹿島建設・清水建設共同企業体で1970年12月23日に着工し、1974年3月12日に竣工しました。北隣にある地上16階建ての新館は1986年12月の竣工です。

 丸の内エリアでは初の超高層ビルで、ここが完成する前までは100尺(約31m)のビルが建ち並んでいました。今は100尺規制は撤廃されていますが、この辺りに建設される超高層ビルは高さ31mでセットバックしたりラインを入れるなど街並みを揃えています。




東京海上日動 新・本店ビル 完成予想図
完成予想図[出典:東京海上ホールディングス]

 建替え後の「東京海上日動 新・本店ビル」の完成予想図です。規模は地上20階、塔屋2階、地下3階、高さ約100m、敷地面積1万147.61屐延床面積13万0000屐構造はS造、木造、SRC造、設計者は三菱地所設計、デザイナーはレンゾ・ピアノ氏が主宰する設計事務所のRenzo Piano Building Workshop(RPBW)、施工者(予定)は竹中工務店、大林組、清水建設、鹿島建設、大成建設、戸田建設による共同企業体で、2024年12月着工、2028年度の竣工予定となっています。

▼東京海上ホールディングス:ニュースリリース(2022年8月1日)
新・本店ビルのデザインについて



東京海上日動 新・本店ビル 完成予想図
完成予想図[出典:東京海上ホールディングス]

 デザイン上の重要な役割は木材が担っており、構造部材である柱にも多くの木材を使用し、床の構造材としてCLT(直交集成板)を用いるなど可能な限り多くの国産木材を使用する計画で、木の使用量は世界最大規模となります。構造はS造、木造、SRC造となります。



東京海上日動 新・本店ビル 屋上庭園 完成予想図
屋上庭園 完成予想図[出典:東京海上ホールディングス]

 屋上には緑豊かな庭園を整備する計画となっています。ただ、描かれている人が少ないことから就業者のみ行ける場所になりそうです。



東京海上日動 新・本店ビル パティオ(中庭) 完成予想図
パティオ(中庭) 完成予想図[出典:東京海上ホールディングス]

 皇居側のエントランスには樹木のある「パティオ(中庭)」が整備されます。




東京海上日動ビル 本館

 2023年1月26日に南西側から撮影した「東京海上日動ビル 本館」(地上25階、最高高さ108.1m)です。ビルの周囲に仮囲いが設置されています。



東京海上日動ビル 新館・本館

 北側には解体用のタワークレーンが設置されていました。本館に設置されたタワークレーンですが、ビル本体からは離して新館寄りに設置されています。そのため新館の解体にもこのタワークレーンを使用することになるのかもしれません。

 本館と新館の解体工事(地上部)は2022年10月1日〜2024年2月15日までの工期となっており、東京海上日動ビルディング本館・新館 地上解体 建設共同企業体(代表:竹中工務店)によって行われます。



東京海上日動ビル 新館

 その「東京海上日動ビル 新館」(地上16階)では解体用の足場の設置作業が始まっています。



東京海上日動ビル 新館

 北西側から撮影。本館よりも先に新館が姿を消すことになりそうです。



東京海上日動ビル 新館・本館

 建設地の目の前は和田倉濠があり新館と本館が並んでいます。南側は東京駅前から続く行幸通りに面する超一等地となっています。



東京海上日動ビル 新館

 北東側から撮影。ビル全体で足場の設置作業が行われています。



東京海上日動ビル 新館

 南東側から撮影。タワークレーンが新館寄りのため、新館に設置されたタワークレーンのように見えてしまいます。



東京海上日動ビル 本館

 でも実際はこちらの「東京海上日動ビル 本館」に設置されたタワークレーンとなっています。



東京海上日動ビル 新館

 このように本館から離れた場所にタワークレーンが設置されています。



東京海上日動ビル 本館

 本館前の広場だった場所には次のタワークレーンが置いてありました。



東京海上日動ビル 本館

 そして開いていたゲートから中を覗くと一部解体されている所も見えました。



東京海上日動ビル 本館・新館

 南東側の行幸通りから撮影。赤い目立つビルでしたが見納めとなります。



東京海上日動ビル 本館 解体工事のお知らせ

 「東京海上日動ビル 本館」の解体工事のお知らせです。2022年10月1日〜2024年2月15日までの工期で地上部の解体工事が東京海上日動ビルディング本館・新館 地上解体 建設共同企業体(代表:竹中工務店)によって行われます。



東京海上日動ビル 新館 解体工事のお知らせ

 「東京海上日動ビル 新館」の解体工事のお知らせです。工期などは本館と同じです。



東京海上日動ビルディング本館・新館 地上解体 建設共同企業体

 東京海上日動ビルディング本館・新館 地上解体 建設共同企業体として竹中工務店、大林組、清水建設、鹿島建設、大成建設、戸田建設、ナベカヰといった会社名が並んでおりスーパーゼネコン5社が全て揃っています。業界全体で木造の超高層技術を高めようとしているのかもしれません。









名称:東京海上日動ビル 本館
所在地:東京都千代田区丸の内1丁目2-1
交通:JR各線、東京メトロ丸の内線「東京」駅
   東京メトロ各線・都営三田線「大手町」駅
   東京メトロ千代田線「二重橋前」駅
用途:事務所
階数:地上25階、塔屋2階、地下5階
高さ:99.7m(最高高さ108.1m)
構造:地上S造, 地下RC造、SRC造
敷地面積:10,149.37
建築面積:2,207.75
延床面積:63,120.19
建築主:東京海上火災保険
設計者:前川國男建築設計事務所
施工者:竹中工務店・大林組・鹿島建設・清水建設共同企業体
工期:1970年12月23日着工〜1974年3月12日竣工




名称:東京海上日動 新・本店ビル
所在地:東京都千代田区丸の内1丁目6番1
交通:JR各線、東京メトロ丸の内線「東京」駅
   東京メトロ各線・都営三田線「大手町」駅
   東京メトロ千代田線「二重橋前」駅
主要用途:事務所(本店ビル)、駐車場等
階数:地上20階、塔屋2階、地下3階
高さ:約100m
構造:S造、木造、SRC造
敷地面積:約10,147.61
建築面積:−
延床面積:約130,000
建物所有者:東京海上日動
設計者:三菱地所設計
施工者:竹中工務店、大林組、清水建設、鹿島建設、大成建設、戸田建設
工期:2022年10月解体着工〜2024年12月着工〜2028年度竣工予定