豊洲市場に直結する「千客万来施設」(地上9階、最高高さ48.30m)の建設地です。2023年1月20日に撮影しました。江戸の街並みを再現した木造店舗や9階建ての温浴施設で構成される複合施設となります。建築主は万葉倶楽部で2023年度冬季の開業予定となっています。この記事では同施設の概要や建設状況、地図等を載せています。
千客万来施設について
全体イメージ[出典：万葉倶楽部]
「千客万来施設」全体の完成予想図です。規模は地上9階、地下1階、高さ43.80m、最高高さ48.30m、敷地面積1万840.32�屐�建築面積7,443.17�屐�延床面積3万4215.14�屐�建築主は万葉倶楽部、設計者は万葉倶楽部と五洋建設、施工者は五洋建設で2023年10月31日竣工、2023年度冬季の開業予定となっています。
右の建物が地上9階建ての温浴棟で湯河原温泉と箱根温泉を運んで使用します。手前の低層の建物群は地上3階建ての商業棟で木造建築となります。
全体イメージ[出典：万葉倶楽部]
商業棟の1階は路面店、コンビニ、バス駐車場(27台)、駐輪場となり、2階はゆりかもめ「市場前」駅や豊洲市場と直結するフロアで、江戸の街並みを再現した木造による飲食店、食物販店、物販店が通路の両側に建ち並びます。3階は飲食店、フードコート、団体対応飲食店が計画されています。
商業棟イメージ[出典：万葉倶楽部]
上空から見た商業棟の完成予想図です。
商業棟2階イメージ[出典：万葉倶楽部]
商業施設のメインとなる2階から見た完成予想図です。火の見やぐらもある江戸の街並みを再現した空間となります。
商業棟イメージ[出典：万葉倶楽部]
夜の方が雰囲気ある施設となりそうです。
温浴棟イメージ[出典：万葉倶楽部]
9階建ての温浴棟です。
屋上庭園イメージ[出典：万葉倶楽部]
温浴棟の屋上には足湯が設置されます。
屋上庭園イメージ[出典：万葉倶楽部]
上の図の左側は無料の足湯となります。高さはそれほどありませんが目の前が開けているので展望台としても利用できそうです。
歩道橋イメージ[出典：万葉倶楽部]
「千客万来施設」の温浴棟を抜けた先には「豊洲ぐるり公園」に繋がる歩道橋も設置されます。
建設状況
2023年1月20日に撮影した「千客万来施設」です。温浴棟(地上9階、最高高さ48.30m)と木造建築となる商業棟(地上3階)で構成されています。
温浴棟で使用する温泉は湯河原温泉と箱根温泉を運んでくることが計画されています。
左側の屋上には無料の足湯が設置されます。
江戸の街並みを再現した木造による店舗部分です。「ラビスタ東京ベイ」(地上14階、高さ70m)と「メブクス豊洲」(地上12階、高さ74.335m)で構成される「ミチノテラス豊洲」のデッキから撮影しています。
2階からが木造となっています。
木造建築部分の形がわかるようになってきています。
2階でゆりかもめ「市場前」駅と繋がるデッキに接続され、その2階部分に飲食店、食物販店、物販店が建ち並びます。3階は飲食店、フードコート、団体対応飲食店が計画されています。
木造建築は石井工務店が担当しています。
撮影場所の「ミチノテラス豊洲」は空き店舗が多く寂しい状態となっていますが、「千客万来施設」が完成すると集客力が増して賑やかになるかと思います。また、街を歩くとコロナで壊滅状態だった海外からの観光客が回復傾向にあることも実感するので「千客万来施設」はいい時期に完成しそうです。
1階の道路沿いには路面店が配置されます。
温浴棟にズームです。
ゆりかもめ「市場前」駅と繋がるデッキから撮影した木造建築となる商業棟部分です。
この通路の両側に飲食店、食物販店、物販店が並びます。
100以上の店舗が並ぶ豊洲江戸前市場となります。
こちら側の通路がある場所には大型バス27台が収容できる大駐車場が整備されます。
地図
物件概要
旅館業営業計画のお知らせです。総客室数は69室で、定員数は173名となっています。
建築計画のお知らせです。
■物件概要■
名称：千客万来施設
所在地：東京都江東区豊洲６丁目101番1の一部
交通：ゆりかもめ「市場前」駅
用途：物販店舗、飲食店、ホテル、公衆浴場、駐車場、事務所、集会場、託児所、診療所
総客室数：69室
階数：地上9階、地下1階
高さ：43.80m（最高48.30m）
構造：鉄骨造（一部SRC造、木造）
基礎工法：杭基礎（既成杭）
敷地面積：10,840.32��
建築面積：7,443.17��
延床面積：34,215.14��
建築主：万葉倶楽部
設計者：万葉倶楽部 一級建築士事務所、五洋建設 一級建築士事務所
施工者：五洋建設 東京建築支店
工期：2020年10月1日着工〜2023年10月31日竣工予定
開業：2023年度冬季予定
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