横浜みなとみらい21地区の大規模複合再開発「Kアリーナプロジェクト（街区名称：ミュージックテラス）」の音楽専用アリーナ「Kアリーナ横浜」が2023年9月29日(金)に、隣接する「ヒルトン横浜」(地上26階、高さ約100m)が2023年9月24日(日)に開業することがケン・コーポレーションにより発表されました。みなとみらいで2020年7月に開業した「ぴあアリーナMM」の収容人員1万2141人に対して「Kアリーナ横浜」は約2万席となります。この記事では同施設の概要や建設状況、地図等を載せています。
ミュージックテラスについて
ミュージックテラス 完成予想図[出典：ケン・コーポレーション]
「ミュージックテラス」はみなとみらい21地区60・61街区の大規模再開発で、音楽専用アリーナ、ホテル、オフィスで構成される複合施設となります。音楽専用アリーナとなる「Kアリーナ横浜」の規模は地上9階、高さ約45m、延床面積約5万4090�屐∈太平�20,033席、ホテル棟となる「ヒルトン横浜」の規模は地上26階、地下1階、高さ約100m、延床面積約3万4850�屐∩躓匱漆�339室、オフィス棟となる「Kタワー横浜」の規模は地上21階、地下1階、高さ約100m、延床面積約2万9740�屬箸覆辰討い泙后�
全体の規模は敷地面積3万1793.97�屐�延床面積約11万8680�屐∪澤彈圓楼汗澤�(代表)、国建、鹿島建設、施工者は鹿島建設で2023年7月竣工予定となっています。そして「Kアリーナ横浜」は2023年9月29日(金)、「ヒルトン横浜」は2023年9月24日(日)に開業することが決定しています。
▼ケン・コーポレーション：ニュースリリース（2023年1月25日）
【プレスリリース】「Kアリーナ横浜」2023年9月29日開業決定
隣接するホテル「ヒルトン横浜」は2023年9月24日に開業
▼Kアリーナ横浜公式サイト
https://k-arena.com/
Kアリーナ横浜について
アリーナ断面[出典：ケン・コーポレーション]
「Kアリーナ横浜」は地上9階、高さ約45m、延床面積約5万4090�屐∈太平�20,033席の音楽専用アリーナです。客席はアリーナと3層構造のスタンド席で構成され、全席がステージ正面を向いた扇形の形状に配置されます。開業は2023年9月29日(金)です。
そして2023年9月から12月の間は「Kアリーナ横浜グランドオープニングシリーズ」と位置付け、多様なジャンルのライブ・コンサートを開催するとともに「ミュージックテラス」の広場を活用した賑わいづくりやコンテンツの発信などオープニングイヤーを盛り上げていきます。公式HPの公演スケジュールはComing Soonとなっており、どのアーティストがこけら落とし公演をするのかはまだ公開されていません。
バーラウンジ[出典：ケン・コーポレーション]
館内には横浜の夜景を眺められるバーラウンジが設置されます。
ラウンジ[出典：ケン・コーポレーション]
館内には飲食を楽しめる約400席の大空間ラウンジも設けられ、アリーナ内でも音楽と飲食を同時に堪能できるよう、一部の座席を除くほぼすべての座席にカップホルダーが2個設置されます。座席は全席にファブリックシートが導入されます。
また、売店は全11ヵ所に常設され、施設内外には潤沢なコインロッカースペースが確保されます。また、コインロッカー以外はすべてキャッシュレス化され、現金利用不可となるとのことです。
VIPラウンジ[出典：ケン・コーポレーション]
一般の入場・利用はできないとのことですが、「Kアリーナ横浜」にはVIP専用のラウンジが設けられます。
VIPロビー[出典：ケン・コーポレーション]
VIPロビーです。
VIPロビー[出典：ケン・コーポレーション]
高級物件を扱うケン・コーポレーションならではのラグジュアリーな空間となります。
VIPボックス[出典：ケン・コーポレーション]
VIPエリアにはステージを見られるVIP専用の部屋も用意されます。
ミュージックテラスの広場[出典：ケン・コーポレーション]
「Kアリーナ横浜」前には野外ステージもある広場が整備されます。「Kアリーナ横浜グランドオープニングシリーズ」ではこの広場も活用したコンテンツの発信が行われます。
ヒルトン横浜について
ホテルロビー[出典：ケン・コーポレーション]
「ヒルトン横浜」は地上26階、地下1階、高さ約100m、延床面積約3万4850�屐∩躓匱漆�339室のホテルで、横浜では初のヒルトンとなります。開業日は2023年9月24日(日)で、2023年4月より宿泊予約の受付開始予定となっています。
エントランス[出典：ケン・コーポレーション]
「ヒルトン横浜」は、今も横浜の街並みを印象付けている建築様式「アール・デコ」のモチーフを、現代の横浜に再構築した“YOKOHAMA Deco”をデザインコンセプトにホテル全体を設計しています。
エントランスは光を反射する白や金、銀、黒というアール・デコの代表的な配色を用いています。
ゲストルーム[出典：ケン・コーポレーション]
客室は全339室で、アール・デコの特徴的な装飾やデザインを配置しています。また、足下まで全面に広がる窓が備えられます。
カフェ・バーラウンジ[出典：ケン・コーポレーション]
館内にはスペシャリティレストラン、ビュッフェスタイルのオールデイダイニングとカフェ・バーラウンジの3種類のレストラン＆バーが開設されます。
カフェ・バーラウンジ[出典：ケン・コーポレーション]
カフェ・バーラウンジには横浜の夜景を背景に天高のボトルタワーがそびえます。
エグゼクティブラウンジ[出典：ケン・コーポレーション]
スイートルームなどハイカテゴリーの宿泊者専用のエグゼクティブラウンジが5階に配置され、ラウンジにはダイニングスペース、ライブラリースペース、テラス席の3つのスペースが用意されます。
位置図
位置図[出典：ケン・コーポレーション]
場所は横浜駅の東側(海側)で、最寄駅はみなとみらい線「新高島」駅で徒歩5分となります。JRなど様々な路線が乗り入れる「横浜」駅からは、新たに整備されるデッキにより道路を渡らずにアクセスも可能となります。また、この位置図には描かれていませんが図の下の方にある「みなとみらい」駅も徒歩圏です。
建設状況
少し古いですが2022年9月2日にみなとみらい大橋から撮影した音楽専用アリーナの「Kアリーナ横浜」(地上9階、高さ約45m)です。
同じ場所から撮影した「ヒルトン横浜」(左：地上26階、高さ約100m)と「Kタワー横浜」(右：地上21階、高さ約100m)です。
「ミュージックテラス」にある既存の歩道橋から撮影した「ヒルトン横浜」と「Kタワー横浜」です。
その歩道橋から撮影した「Kアリーナ横浜」です。
スタンド席を支える柱が印象的なアリーナとなっています。
その柱で支えている斜めになっている部分はスタンド席で、スタンド最上部はかなりの高さがあることがわかります。
反対側の南側はシンプルなデザインとなっています。手前の草原では横浜市による劇場建設の計画があるので、南側の外壁はほとんど見えなくなることを前提としているのかもしれません。
南側にある「高島中央公園」の歩道橋から撮影。左からオフィス棟の「Kタワー横浜」、ホテル棟の「ヒルトン横浜」、そして音楽専用アリーナの「Kアリーナ横浜」となっています。
また、「Kタワー横浜」の手前は「横浜アンパンマンこどもミュージアム」がるので、様々な年代の人が集まる場所となりそうです。
地図
物件概要
都市景観形成行為のお知らせです。
建築計画のお知らせです。下記物件概要では都市景観形成行為の立面図の高さを採用、竣工年月はケン・コーポレーションに掲載されている年月を採用しています。
■物件概要■
名称：ミュージックテラス（街区名）
計画名称：Kアリーナプロジェクト
所在地：神奈川県横浜市西区みなとみらい六丁目2番2 ほか2筆
交通：みなとみらい線「新高島」駅
みなとみらい線「みなとみらい」駅
JR・京急・東急・相鉄・みなとみらい線・市営地下鉄「横浜」駅
用途：音楽アリーナ、ホテル、事務所、店舗、駐車場
階数：地上9階(Kアリーナ横浜)、地上26階、地下1階(ヒルトン横浜)、地上21階、地下1階(Kタワー横浜)
高さ：99.99m(最高高さ110.876m)
構造：S造（一部RC造+SRC造）
敷地面積：31,793.97��
建築面積：27,600.00��
延床面積：119,300.00��(Kアリーナ横浜：約54,090�屐▲劵襯肇鷁Ｉ諭�約34,850�屐�Kタワー横浜：約29,740��)
建築主：ケン・コーポレーション
設計者：梓設計（代表）、国建、鹿島建設
施工者：鹿島建設
工期：2020年8月1日着工〜2023年7月竣工予定
開業：Kアリーナ横浜 2023年9月29日(金)
ヒルトン横浜 2023年9月24日(日)
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