(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 完成イメージ
完成イメージ[出典:中野区]

 中野駅前で計画されている「(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」(地上62階、最高高さ約262m)の環境影響評価書案が公開されました。2024年度から「中野サンプラザ」等の解体工事が始まり、2028年度には完成予定となっています。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。




(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 完成イメージ
完成イメージ[出典:中野区]

 「(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」は2023年7月2日に閉館する「中野サンプラザ」と、移転する「中野区役所」の跡地の再開発で、規模は地上62階、塔屋2階、地下3階、高さ約262m(建築基準法の高さ約250m)、敷地面積約2万3460屐建築面積約1万8800屐延床面積約29万8000屐∋業者は野村不動産(代表)、東急不動産、住友商事、ヒューリック、東日本旅客鉄道、協力事業者は清水建設、日本郵政不動産、日本設計、電通、ジェイアール東日本ビルディング、野村不動産ホテルズ、野村不動産パートナーズ、東急コミュニティー、リージョンワークス合同会社で2025年度着工、2028年度竣工、2029年度供用開始予定となっています。今後のスケジュールとして2023年度に都市計画決定、事業認可、2024年度に権利変換計画認可を経て既存建物の解体工事に着手する予定となっています。

 高層部のオフィスフロアは「中野サンプラザ」のDNAを継承した斜めのラインがあるデザインで、夜には光を放ち「中野サンプラザ」を思い出させる演出が計画されています。

▼東京都環境局:環境アセスメント(2023年1月23日)
「(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」環境影響評価書案

▼中野区:都市計画の説明会資料(2022年12月17日、20日)
中野四丁目新北口駅前地区 拠点施設整備について



(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 断面図(A-A'断面)
断面図(A-A'断面)[出典:東京都環境局]

 高層棟のフロア構成は低層部に店舗、中層部に約1100戸の住宅、高層部に事務所、そして最上部に展望デッキが配置されます。展望フロアは中野区が取得する予定のため無料の展望台になるのかもしれません。



(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 断面図(B-B'断面)
断面図(B-B'断面)[出典:東京都環境局]

 展望フロア以外にも中野区は事務所部の約3フロアや集会施設、子供の遊び場も取得予定となっています。



(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 断面図(C-C'断面)
断面図(C-C'断面)[出典:東京都環境局]

 低層部には7000人規模のホールや屋上広場、高さ約48mのホテルなどが整備されます。



(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 配置図
配置図[出典:中野区]

 高層棟は中野駅側に配置され、ホールやホテルなどで構成される低層棟は北側に配置されます。また、現在の駅前の交通広場も大きく変わって北西側へ斜めに通り抜けるデッキも整備予定となっています。



(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 配置図
配置図[出典:中野区]

 高層棟と低層棟の周囲はデッキで接続され、両棟の間には道路も通ります。



(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 中野駅西側南北通路からみたセントラルウォークのイメージ
中野駅西側南北通路からみたセントラルウォークのイメージ[出典:中野区]

 中野駅前から見た完成予想図です。手前が高層棟、奥が低層棟で、建物の周囲には大規模なデッキが整備され歩行者空間が創出されます。



(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 敷地南東から望む出会いの広場のイメージ
敷地南東から望む出会いの広場のイメージ[出典:中野区]

 中野駅前に整備される出会いの広場の完成予想図です。



(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 アトリウムのイメージ
アトリウムのイメージ[出典:中野区]

 高層棟と低層棟の間にはアトリウムを整備し、東西動線と南北動線の結節点となります。



(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 中野通りから望む集いの広場のイメージ
中野通りから望む集いの広場のイメージ[出典:中野区]

 中野通り沿いの北東側から見た集いの広場と低層棟の完成予想図です。ホールのホワイエと一体利用が可能な広場となり、大規模集客イベントや地域交流イベントの開催も可能となります。



(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 屋上広場のイメージ
屋上広場のイメージ [出典:中野区]

 低層棟に入るホールの屋上には広場が整備され、ここでも多彩なイベントの実施が可能となります。



(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 ホールのイメージ
ホールのイメージ[出典:野村不動産]

 ホールの収容規模は最大7000人で、ステージと観客席の距離が近い現サンプラザホールのDNAを継承します。




計画地位置図
計画地位置図[出典:東京都環境局]

 計画地は中野駅の目の前で、現在は「中野サンプラザ」と「中野区役所」がある場所となっています。



計画地位置図(現況図)
計画地位置図(現況図)[出典:東京都環境局]

 現在ある中野駅前の歩行者専用通路も計画地に含まれており、中野区役所の駅側は新北口交通広場の一部になります。そのため工事が始まると現在の歩行者動線は大きく変わることになります。




中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備

 2020年12月18日にヘリから撮影した中野方面です。三角形の「中野サンプラザ」(地上21階、高さ92m)がランドマーク的存在となっていましたが、「(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」として地上62階、最高高さ約262mの超高層ビルへ生まれ変わります。



中野サンプラザ

 中野駅前から見た「中野サンプラザ」です。左の低層の建物が「中野区役所」です。



中野サンプラザ

 1〜4階は2222席の「中野サンプラザホール」となっており、建替え後のホールは約7000席に規模拡大します。



中野サンプラザ

 10〜15階は宴会場、16〜19階がホテル、20階がレストランとなっています。



中野区役所と中野サンプラザ

 「中野区役所」は北西側で建設中の新庁舎(2024年2月竣工予定)に移転します。



中野サンプラザ

 敷地北西側から撮影。この撮影場所の真後ろが中野区役所の移転先となります。



中野サンプラザ

 「中野サンプラザ」は2023年7月2日に閉館することが決定しており、ホテルなど「中野サンプラザホール」以外は2023年6月末で営業終了します。









(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 工事工程表
工事工程表[出典:東京都環境局]

 2024年度から既存建物の解体工事が始まり、2025年度に着工、2027年度には地上躯体工事が終わり、2028年度には竣工予定となっています。

■物件概要■
計画名称:(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業
所在地:東京都中野区中野4丁目1番、8番
交通:JR総武線・中央線「中野」駅
   東京メトロ東西線「中野」駅
用途:事務所、住宅、店舗、ホテル、ホール、駐車場等
総戸数:約1100戸
駐車場:約875台
駐輪場:約4,400台
階数:地上62階、塔屋2階、地下3階
高さ:約262m(建築基準法の高さ約250m)
敷地面積:約23,460
建築面積:約18,800
延床面積:約298,000
事業者:野村不動産(代表)、東急不動産、住友商事、ヒューリック、東日本旅客鉄道
協力事業者:清水建設、日本郵政不動産、日本設計、電通、ジェイアール東日本ビルディング、野村不動産ホテルズ、野村不動産パートナーズ、東急コミュニティー、リージョンワークス合同会社
工期:2024年度解体着手、2025年度着工〜2028年度竣工予定
供用:2029年度予定