解体工事中の「ホテルオークラ東京 別館」です。解体後の跡地には地上50階、高さ約225m、延床面積約14万�屬僚斬陝β攤濟楡漾ε絞泙嚢柔�される「(仮称)六本木一丁目北地区計画」が建設されることが環境影響調査計画書より判明しています。この記事では同再開発の概要や同ホテルの解体状況、地図等を載せています。
(仮称)六本木一丁目北地区計画について
計画地位置図(詳細)[出典：東京都港区]
「ホテルオークラ東京 別館」跡地の再開発「(仮称)六本木一丁目北地区計画」の規模は地上50階、地下4階、最高高さ約225m、敷地面積約9,924�屐�延床面積約14万�屐∋�業者は鹿島建設で2024年度着工、2028年度竣工、2028年度供用開始予定となっています。
敷地北側に住宅・滞在施設・店舗・駐車場で構成される建物本体が配置され、南側に広場状空地を設ける計画となっており、広場は敷地の高低差を活かした緑の拠点として整備されます。
▼東京都港区：環境アセスメント（2022年12月12日）
港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【（仮称）六本木一丁目北地区計画】
※ 縦覧期間：2022年12月12日〜2023年1月11日まで
計画地位置図(広域)[出典：東京都港区]
周辺では複数の大規模再開発が進行中で、虎ノ門・赤坂・六本木エリアには高さ200m超えの超高層ビルが増えつつあり、そこに高さ200m超えの「(仮称)六本木一丁目北地区計画」が新たに加わることになります。
「(仮称)六本木一丁目北地区計画」の建設地となる「ホテルオークラ東京 別館」の規模は地上13階、塔屋2階、地下4階、高さ45.6m、延床面積6万5472�屬�1973年12月1日に開業しました。そして2020年9月30日に営業終了し、その後は東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に2021年9月末まで貸し出され、2021年11月15日からは解体工事が始まっています。
2019年2月11日に公開された港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書では「(仮称)六本木一丁目計画」として野村不動産が地上43階、地下2階、高さ約180m、延べ6万3500�屬僚斬霤錣斑肋�21階、高さ約115m、延べ4万7500�屬了�務所棟を建設する計画となっていましたが、事業者は鹿島建設に変わって地上50階、高さ約225m、延べ14万�屬猟狭眩悒咼觀弉茲悗畔僂錣辰討い泙后�
位置図
計画地周辺の鉄道路線図[出典：東京都港区]
計画地の南西側には東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅、南東側には東京メトロ日比谷線「神谷町」駅、北西側には東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅、北側には東京メトロ銀座線「溜池山王」駅などが様々な駅・路線が徒歩圏にあります。
2020年12月18日にヘリから撮影した六本木・赤坂・虎ノ門方面です。赤い網掛けをした場所が「ホテルオークラ東京 別館」です。周辺には超高層ビルが複数建ち並ぶ立地となっていますが、跡地に計画されている「(仮称)六本木一丁目北地区計画」は高さ約225mとなるため周りのビルよりも高くなります。
ホテルオークラ東京 別館の解体状況
「ホテルオークラ東京 別館」の解体工事のお知らせです。解体工事の発注者はホテルオークラと鹿島建設、解体工事の施工者は鹿島建設で解体工期は2021年11月15日〜2025年3月31日となっています。以前は2022年12月31日までの解体工期だったのが大幅に伸びています。「(仮称)六本木一丁目北地区計画」の着工予定は2024年度のため、新築工事と解体工事が一部同時進行になりそうです。
2022年12月29日に高台側の南西側から撮影した解体工事中の「ホテルオークラ東京 別館」(地上13階、高さ45.6m)です。高台側の地上部の解体工事が終わったようで虎ノ門の超高層ビル群が見えるようになっています。
仮囲いの透明部分から中を撮影。高台と同じ高さまでは解体が終わっているようでした。
北西側から撮影。ホテルオークラ 有価証券報告書 第79期によると、ホテルオークラは別館の土地半分を売却していますが残り半分は保有していることになっています。そして「(仮称)六本木一丁目北地区計画」の用途にホテルと思われる滞在施設の記載があるため、ホテルオークラによるホテルが入るのかもしれません。
北側から撮影。麻布台ヒルズのタワーマンションまで見えるようになっています。
北東側から撮影。坂の下側はまだ解体されていないようです。
ところで坂の下の途中にあるこの木造家屋って何ですかね？個人宅なのかホテルオークラの施設なのか調べてもよくわかりませんでした。ただ、「(仮称)六本木一丁目北地区計画」の敷地には含まれています。
敷地南東側の建物もまだ解体されずに残っています。
今は一旦解体工事が落ち着いているように見えますが、今後はこういった残った部分の解体工事が始まるものと思われます。
地図
物件概要（ホテルオークラ東京 別館）
名称：ホテルオークラ東京 別館
所在地：東京都港区六本木１丁目10-16
用途：ホテル
総客室数：381室
階数：地上13階、塔屋2階、地下4階
高さ：45.6m
構造：鉄骨鉄筋コンクリート造
敷地面積：11,793��
建築面積：5,524��
延床面積：65,472��
建築主：大成観光（現在のホテルオークラ）
設計者：谷口吉郎建築設計研究所、丸の内建築事務所、観光企画設計社、武藤構造力学研究所、森村協同設計事務所
施工者：鹿島建設、大成建設
工期：1973年竣工
開業：1973年12月1日
営業終了：2020年9月30日
解体工期：2021年11月15日〜2025年3月31日予定
物件概要（(仮称)六本木一丁目北地区計画）
事業名：(仮称)六本木一丁目北地区計画
所在地：東京都港区六本木１丁目
交通：東京メトロ日比谷線「神谷町」駅
東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅
東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅
東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅
用途：住宅・滞在施設・店舗・駐車場
階数：地上50階、地下4階
高さ：最高高さ約225m
敷地面積：約9,924��
建築面積：−
延床面積：約140,000��
事業者：鹿島建設
設計者：−
施工者：−
工期：2024年度着工〜2028年度竣工予定
開業：2028年度供用開始予定
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